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A&DホロンホールディングスJP:7745
沿革
1977年 5月 |
電子計測器の製造・販売を目的として㈱エー・アンド・デイ設立(資本金 42百万円) |
本社を東京都練馬区に、工場を埼玉県北本市に置く |
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1979年 5月 |
東京都渋谷区に本社を移転 |
1981年 5月 |
埼玉県鴻巣市に工場(鴻巣工場)を移転 |
1982年 6月 |
研精工業㈱(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)の株式取得により子会社化、電子天秤事業に進出 |
1982年 8月 |
米国にA&D ENGINEERING, INC.(現・連結子会社)を設立、北米・中南米の販売拠点とする |
1985年 6月 |
リトラ㈱(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)を設立、ロードセル・電子はかりの製造工場とする |
1987年 1月 |
㈱タケダメディカルと一手販売契約を締結、デジタル血圧計の販売を開始 |
1987年12月 |
オーストラリアのMERCURY WEIGHING AND CONTROL SYSTEMS PTY. LTD.(現・連結子会社 A&D AUSTRALASIA PTY LTD)の株式取得により子会社化、オセアニアの拠点とする |
1989年 5月 |
㈱タケダメディカルを合併 |
1989年 8月 |
埼玉県北本市に開発・技術センターを開設、鴻巣工場の研究開発機能を移管 |
1990年 4月 |
医療機器の開発子会社として㈱エー・アンド・デイ・システムを設立 |
1990年 9月 |
東京都豊島区に本社を移転 |
1990年12月 |
韓国にA&D KOREA Limited(現・連結子会社)を設立 |
1991年 5月 |
英国にA&D INSTRUMENTS LIMITED(現・連結子会社)を設立、欧州拠点とする |
1993年 5月 |
㈱オリエンテック(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)と業務提携、同社の販売代理権を得て試験機・ロードセルの販売を開始 |
1994年 6月 |
台湾にA&D SCIENTECH TAIWAN LIMITED(現・連結子会社)を設立 |
1995年10月 |
ISO9001認証取得 |
1996年 1月 |
韓国のHANA Instruments Co.,Ltd.(現・連結子会社 A&D SCALES CO., LTD.)の株式をA&D KOREA Limited(現・連結子会社)が取得することにより子会社化 |
1996年 9月 |
㈱オリエンテック(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)の株式取得により子会社化 |
2002年10月 |
中国に愛安徳電子(深圳)有限公司(現・連結子会社)を健康機器の製造拠点として設立 |
2003年 4月 |
ジャスダック市場に株式を上場 |
2003年 8月 |
リトラ㈱(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)の株式取得により完全子会社化 |
2004年10月 |
㈱オリエンテック(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)の株式取得により完全子会社化 |
2005年 1月 |
㈱エー・アンド・デイ・システムを吸収合併し医療機器の開発を強化 |
2005年 2月 |
東京証券取引所 市場第二部に上場 |
2005年 4月 |
米国にA&D Technology Inc.(現・連結子会社)を設立 |
2005年 6月 |
研精工業㈱(現・連結子会社 ㈱A&Dマニュファクチャリング)の株式取得により完全子会社化 |
2005年 8月 |
A&D Technology Inc.がMTS Systems Corporation社からPowertrain Technology部門を買収 |
2006年 3月 |
東京証券取引所 市場第一部に指定 |
2006年 7月 |
ロシアにA&D RUS CO., LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2007年10月 |
中国に愛安徳技研貿易(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2008年 2月 |
インドにA&D INSTRUMENTS INDIA PRIVATE LIMITED(現・連結子会社)を設立 |
2008年 8月 |
ドイツにA&D Europe GmbH(現・連結子会社)を設立 |
2008年10月 |
油圧式試験装置メーカーの㈱サム電子機械(現・連結子会社)の株式取得により完全子会社化 |
2009年 1月 |
環境計測機器メーカーの㈱ベスト測器(現・連結子会社)の株式取得により完全子会社化 |
2013年 6月 |
マイテック工業㈱より、ウエイトチェッカ・金属検出機事業を譲受 |
2013年 7月 |
自動車計測に関するエンジニアリングサービス会社として㈱MBSを設立 |
2015年 2月 |
ベトナムにA&D Vietnam Limited(現・連結子会社)を健康機器の製造拠点として設立 |
2015年 7月 |
日本アビオニクス㈱より計測事業を譲り受け工業計測機器事業を開始 |
2015年12月 |
カナダにA&D Instruments Canada Inc.(現・連結子会社)を設立 |
2018年 6月 |
半導体検査装置メーカーの㈱ホロンの株式取得により連結子会社化 |
2021年12月 |
㈱エー・アンド・デイ分割準備会社(現・連結子会社 ㈱エー・アンド・デイ)を設立 |
2022年 4月 |
㈱ホロンとの株式交換、㈱エー・アンド・デイ分割準備会社(現・連結子会社 ㈱エー・アンド・デイ)との吸収分割を経て持株会社となり、商号を㈱A&Dホロンホールディングスに変更 |
2022年 4月 |
㈱エー・アンド・デイ分割準備会社の商号を ㈱エー・アンド・デイ(現・連結子会社)に変更 |
2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
2023年 1月 |
連結子会社である研精工業㈱、リトラ㈱、㈱オリエンテックの3社が合併し、商号を㈱A&Dマニュファクチャリング(現・連結子会社)に変更 |
事業内容
A&Dホロンホールディングス及びそのグループ企業は、計測・計量機器、半導体関連機器、医療・健康機器の製造・販売を主な事業としています。同社グループは、子会社21社と関連会社1社で構成されており、幅広い製品ラインナップを提供しています。
計測・計量機器事業では、計測・制御・シミュレーションシステム、試験機、環境計測機器、電子天秤、台秤、インジケータ、カウンティングスケール、ロードセルなどを製造・販売しています。このセグメントでは、国内外の複数の企業が製造・販売を担当しています。
半導体関連事業においては、A/D・D/A変換器、電子銃、半導体電子ビーム測定・検査装置などの製品を提供しており、A&Dホロンホールディングス及びホロンが製造・販売を行っています。
医療・健康機器事業では、家庭用デジタル血圧計、血圧監視装置、全自動血圧計、精密体重計、超音波吸入器などを製造・販売しています。この事業も、国内外の企業が製造・販売を手掛けており、幅広い健康管理製品を提供しています。
2022年4月1日のグループ改編により、半導体関連事業が計測・計量機器事業から分離され、報告セグメントが変更されました。これにより、A&Dホロンホールディングスは、より専門化された事業構造を確立しています。
経営方針
A&Dホロンホールディングスは、計測・計量機器、半導体関連機器、医療・健康機器の製造・販売を主軸に事業を展開している企業グループです。同社は、科学技術の発展、産業の高度化、人々の健康な生活への寄与を目指し、豊かで持続可能な社会づくりに貢献することを経営理念としています。その核となる技術は、アナログ情報をデジタル変換するA/D・D/A変換技術であり、これを基にお客様に価値あるツールを提供し続けています。
中期経営計画では、成長堅持と利益率改善を継続する方針を掲げ、2025年3月期を目処に経営体質の強化と成長の実現を目指しています。この計画の下、組織再編を通じてグループ経営管理態勢を構築し、産業構造の変化に対応することで社会課題の解決に貢献することを目標としています。また、営業、開発、生産、管理の各部門で具体的な施策を推進し、グローバル連携の強化や管理体制の高度化を図っています。
経営指標としては、「売上高営業利益率14%以上」を中長期的な目標として掲げ、新技術による新製品の投入、原価低減、経費削減を通じて高い収益を目指しています。また、2022年4月1日の経営統合により、A&Dホロンホールディングスは持株会社体制に移行し、統一された経営戦略の下でグループの方向性を一致させ、変化する事業環境に迅速に対応できる体制を構築しています。これにより、グループ戦略機能の強化、経営資源の有効活用、利害関係者の価値最大化を図り、成長を加速していく方針です。