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マニーJP:7730
沿革
1956年 5月 |
栃木県塩谷郡高根沢町において松谷製作所を創業 アイド縫合針(アイレス針関連製品)の製造を開始 |
1959年 12月 |
資本金 100万円で株式会社松谷製作所を設立 |
1967年 7月 |
アイレス縫合針(アイレス針関連製品)の製造を開始 |
1970年 9月 |
高根沢第1工場を新設 |
1976年 5月 |
歯科用根管治療機器のクレンザー、ブローチ(デンタル関連製品)の製造を開始 |
1980年 9月 |
高根沢第2工場を新設 |
1991年 3月 |
高根沢第3工場を新設 |
1993年 4月 |
宇都宮市清原工業団地に清原工場を新設、アイレス部を清原工場へ移転 |
1995年 6月 |
環境改善と生産能力拡大のため清原工業団地内別敷地に清原工場を移転 |
1996年 5月 |
商号をマニー株式会社に変更 |
1996年 5月 |
品質確保および製造コスト低減を目的として、ベトナムにMEINFA社との合資で合弁会社MANI-MEINFA CO.,LTD.を設立 |
1996年 12月 |
「CEマーキング」認証取得(注)1 |
1997年 7月 |
清原工場を増設 |
1998年 9月 |
マイクロテクノ株式会社を合併(注)2 |
1999年 10月 |
品質確保および製造コスト低減を目的として、ミャンマーにMANI YANGON LTD.を設立(現連結子会社) |
2001年 6月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2002年 2月 |
清原工場を増設、本社機能及びサージカル部を清原工場へ移転 |
2003年 2月 |
現地法制の変更に伴う将来的な独資運営を目的として、ベトナムにMANI HANOI CO.,LTD. を設立(現連結子会社) |
2003年 3月 |
MANI-MEINFA CO.,LTD.工場を増設 |
2003年 6月 |
MANI-MEINFA CO.,LTD.の全株式をMANI HANOI CO.,LTD. に譲渡 |
2004年 11月 |
委員会等設置会社(現指名委員会等設置会社)に移行 |
2004年 12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2006年 1月 |
宇都宮市に本店を移転 |
2007年 9月 |
清原本社工場を増設 |
2009年 3月 |
品質確保および製造コスト低減を目的として、ラオスにMANI VIENTIANE CO.,LTD.(現MANI VIENTIANE SOLE.CO.,LTD.)を設立(現連結子会社) |
2009年 7月 |
MANI-MEINFA CO.,LTD. をMANI HANOI CO.,LTD.に吸収合併 |
2010年 3月 |
アジア諸国での販売及び将来的な販売戦略立案を目的として、ベトナムに販売拠点としてMANI MEDICAL HANOI CO.,LTD. を設立(現連結子会社) |
2010年 3月 |
将来的な人事の活性化と多様な人事の導入を目的として、栃木県宇都宮市にマニー・リソーシズ株式会社を設立(現連結子会社) |
2010年 4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2011年 9月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
2011年 10月 |
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)の上場を廃止 |
2012年 9月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
2012年 9月 |
中国での販売を目的として、中国に馬尼(北京)貿易有限公司を設立(現連結子会社) |
2015年 5月 |
欧州地域でのプレゼンスの向上ならびに先進国市場での新製品投入の加速化を目的として、ドイツのSchütz Dental GmbH 及び GDF Gesellschaft für dentale Forschung und Innovationen GmbH(現MANI MEDICAL GERMANY GmbH)の株式を取得(現連結子会社) |
2017年 3月 |
インドでの売上拡大を目的として、インドにMANI MEDICAL INDIA PRIVATE LIMITEDを設立(現連結子会社) |
2017年 5月 |
アイレス縫合針の増産を目的として、ベトナムにMANI HANOI CO.,LTD.フーエン第2工場を新設 |
2018年 7月 |
ドイツの連結子会社 Schütz Dental GmbHの全株式を譲渡 |
2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
2023年 6月 |
東南アジア諸国での売上拡大を目的として、マレーシアにMANI MEDICAL DEVICE MALAYSIA SDN. BHD.を設立(現連結子会社) |
2023年 9月 |
ドイツの連結子会社 MANI MEDICAL GERMANY GmbHの新本社・工場を新設 |
事業内容
マニーは、医療機器の製造および販売を主軸に展開する企業であり、その事業は主にサージカル関連製品、アイレス針関連製品、デンタル関連製品の三つのセグメントに分かれています。
サージカル関連製品には、皮膚縫合器や眼科ナイフ、深部縫合器、骨用のこぎり、血管ナイフ、眼科トロカール、硝子体鑷子などが含まれ、これらはマニー自身が製造及び販売するほか、子会社を通じても製造・販売されています。
アイレス針関連製品では、手術用針付縫合糸やその材料であるアイレス縫合針、アイド縫合針が主な製品であり、これらもマニーとその子会社によって製造・販売されています。
デンタル関連製品には、歯科用根管治療機器(リーマ・ファイル、NiTiファイルなど)、歯科用回転切削機器(ダイヤバー、カーバイトバーなど)、歯科用修復材があり、これらもマニー及びその子会社による製造・販売が行われています。
マニーは、これらの製品を通じて、医療現場での手術や治療に必要な高品質な医療機器を提供し、世界各国の医療機関や医療専門家に支持されています。また、グローバルな製造・販売ネットワークを持ち、特にアジア地域において強固な事業基盤を築いています。
経営方針
マニーは、医療機器の開発、製造、販売を行う企業として、世界中の医療現場に高品質な製品を提供し、医療の進歩に貢献しています。同社は、サージカル、アイレス針、デンタル関連製品を主要な事業セグメントとしており、これらの製品を通じて、医療専門家のニーズに応えることを目指しています。
同社の成長戦略は、高齢化の進展や医療技術の高度化に伴う医療費の増加といった経営環境の変化に対応するため、経営の効率化や経費削減、デジタル化を推進することにあります。また、感染症予防意識の高まりや新興市場における医療インフラの整備、所得向上による需要の拡大など、医療機器市場の活性化にも対応しています。
具体的な成長戦略として、2022年8月期より中期経営計画をスタートし、「世界一の品質を世界のすみずみへ」という使命のもと、グローバルなビジネスモデルの変革を進めています。この計画では、高品質・低コストを実現するグローバル生産体制の構築、世界のキーオピニオンリーダー(KOL)医師との製品開発、地域密着型営業によるグローバル市場でのシェア拡大、マニーサステナビリティの推進を重点方針として掲げています。
これらの方針に基づき、マニーは、日本国内におけるスマートファクトリーの建設やベトナム生産拠点の増産体制の構築、ドイツ子会社による新本社・工場の稼働開始など、グローバル生産体制の強化を進めています。また、新製品開発においては、グローバルな市場ニーズに応えるため、海外の医師の声を取り入れた製品開発を推進しています。さらに、アジア市場や欧米市場における販売強化、サステナビリティの推進など、多角的な取り組みを通じて、持続可能な成長を目指しています。