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オーバルJP:7727
沿革
1949年5月 |
オーバル機器工業株式会社を設立(東京都品川区東大崎)。 |
1951年4月 |
東京都新宿区上落合に本社・工場を移転。 |
1957年11月 |
横浜市磯子区に横浜工場新設、12月操業開始。 |
1961年7月 |
東京地区店頭に株式を公開、同年10月東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1972年4月 |
山梨県韮崎市に山梨工場を建設。 |
1982年8月 |
横浜工場を横浜市金沢区に移転、横浜事業所として操業開始。 |
1983年8月 |
オーバルアシスタンス株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1985年7月 |
日本エマソン株式会社(米国EMERSON ELECTRIC CO.の子会社)に対し、5,500千株の第三者割当増資を行い、資本金22億円となる。 |
1991年10月 |
シンガポールに, OVAL SINGAPORE PTE.LTD.を設立、1993年10月OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.(現・連結子会社)に社名変更。 |
1992年11月 |
東京都新宿区上落合に本社新社屋完成。 |
1992年12月 |
社名を株式会社オーバル、英文社名をOVAL Corporationに変更。 |
1993年8月 |
中華民国に、合弁会社 YANG INSTRUTECH CO.,LTD.を設立、1996年6月OVAL TAIWAN CO.,LTD.(現・連結子会社)に社名変更。 |
1996年4月 |
中華人民共和国に、合弁会社 HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。 |
1998年6月 |
中華人民共和国に、合弁会社 SHANGHAI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.を設立。 |
1999年9月 |
株式会社サンエス・オーバルを存続会社として、山陽オーバルメンテナンス株式会社、千葉オーバル株式会社、エヌケーオーバル株式会社、光和機器販売株式会社を合併し、株式会社オーバルテクノに社名変更。 |
2002年9月 |
オランダに、OVAL EUROPE B.V.を設立。 日本エマソン株式会社との資本提携を解消するとともに、同社所有の当社の全ての株式(5,953千株)を買取。 |
2003年4月 |
東洋精機株式会社を簡易株式交換により子会社化し、株式会社山梨オーバル(現・連結子会社)に社名変更するとともに山梨工場を閉鎖し新会社に統合する。 |
2004年4月 |
大韓民国に、OVAL GAS ENGINEERING KOREA COMPANYを設立、2007年7月韓国の計測機器製造会社であるWOOJIN INC.と共同出資による増資を行いOVAL ENGINEERING INC.(現・連結子会社)に社名変更。 |
2004年9月 |
合弁会社 HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.の中国合肥儀表総廠の持分を全て買取り完全子会社化。 |
2005年4月 |
株式会社オーバルテクノを吸収合併。 |
2005年8月 |
中華人民共和国に、HEFEI OVAL INSTRUMENT SALES CO.,LTD.を設立。 |
2009年3月 |
合弁会社 株式会社宮崎オーバル(現・連結子会社)を設立。 |
2010年7月 |
中華人民共和国に、合弁会社HEFEI OVAL AUTOMATION CONTROL SYSTEM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。 |
2014年5月 |
東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更。 |
2015年7月 |
OVAL EUROPE B.V.の清算結了。 |
2015年9月 |
SHANGHAI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.の持分を全て売却。 |
2016年6月 |
監査等委員会設置会社へ移行。 |
2017年4月 |
アメリカ合衆国に、OVAL Corporation of America(現・連結子会社)を設立。 |
2018年1月 |
HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.は同社を存続会社、HEFEI OVAL INSTRUMENT SALES CO.,LTD.を消滅会社とする吸収合併を実施。 |
2018年8月 |
株式会社宮崎オーバルの株式を追加取得し、完全子会社化。 |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場へ移行。 |
2023年1月 |
京浜計測株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。 |
事業内容
オーバルグループは、オーバル株式会社を中心に、子会社12社および関連会社3社で構成されています。このグループは、計測機器の製造・販売を主軸に事業を展開しており、特に各種流量計、受信器・分析計、流体制御装置などの製品を取り扱っています。また、これらの製品に関連するメンテナンスサービスも提供しており、補修や部品交換などのサービス部門も充実しています。
オーバルグループは、事業を単一セグメントで運営しており、その中で主に三つの部門に分かれています。センサ部門では、工業用計測機器および関連機器の製造・販売を行っており、山梨オーバル、宮崎オーバル、OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.などが主な関係会社です。システム部門では、計装および制御・管理装置の製造・販売を手がけており、OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.やOVAL ENGINEERING SDN. BHD.が関連しています。サービス部門では、工業用計測機器や装置に関するメンテナンス業務や流量計の検定業務を提供しており、京浜計測株式会社や山陽機器検定株式会社が主な関係会社となっています。
さらに、オーバルアシスタンス株式会社は、センサ部門およびサービス部門の業務支援を行っており、グループ全体のサポート機能を担っています。これらの事業活動を通じて、オーバルグループは計測機器分野での技術力とサービス提供を強化し、産業界に貢献しています。
経営方針
オーバルグループは、計測技術を核とした事業展開を通じて、社会の持続可能な発展に貢献することを経営理念としています。同社は、流体計測技術からさらに事業領域を拡大し、高い付加価値を持つセンサ・ソリューションやサービスの提供を目指しています。また、地球温暖化問題への取り組みとして、カーボンニュートラルや水素、アンモニア、メタネーションなどの関連商品を提供し、再生エネルギーのサプライチェーンに貢献することで、豊かな社会の実現を目指しています。
中期経営計画「Imagination 2025」では、アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーを目標に掲げ、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでいます。この計画の下、オーバルグループは既存事業の変革とイノベーションを実現する「成長戦略」と、経営基盤の見直しや改善を通じた「経営基盤強化戦略」を二本柱としています。
具体的な戦略としては、収益基盤の多角化を図り、新市場への参入や新規顧客の獲得、新事業への参入、アジア事業の拡大を目指しています。これらの取り組みにより、石油関連市場への依存脱却と収益基盤の強化を進めています。また、SDGsへの取り組みとして、事業活動を通じた環境問題への貢献や、事業者自身としての環境問題への取り組みを推進しています。
オーバルグループは、これらの戦略を通じて、技術の深化と社会貢献を目指し、アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへの道を歩んでいます。