ナカニシ (7716) 株価

時価総額
¥2942.7億
PER
24.1倍
歯科医療用機器や歯科チェア、外科用骨切削機器、手作業用グラインダーなどの製造・販売を行う企業。

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事業内容

ナカニシは、歯科医療機器と工業用切削機器の製造・販売を主力事業とする専門メーカーです。同社は治療用の歯科機器から歯科診療台、さらには脳神経外科で使用する医療機器や産業用の精密加工機器まで、高度な回転技術を活かした幅広い製品を提供しています。子会社28社を含むグループ体制で、世界各地での製造・販売網を構築しています。

同社の顧客は主に歯科医院、歯科技工所、病院の外科部門、そして製造業の現場となっています。収益構造は歯科関連事業が中核を占めており、治療用機器や診療台の継続的な需要に加えて、医療技術の高度化に伴う新製品への更新需要も収益を支えています。世界各国に販売拠点を持つことで、地域特性に応じた営業展開を行っています。

同社の事業は4つのセグメントに分かれています。歯科事業では治療用機器や技工用機器、滅菌器などを手がけ、DCI事業では歯科診療台を製造しています。外科事業では脳神経外科をはじめとする手術用の骨切削機器を、機工事業では製造業向けの手作業用研削機や機械装着用の高精度回転機器を展開しています。

経営方針

ナカニシは2030年の創業100周年に向けて、「革新的な削る技術」を武器に世界の医療機器市場でオンリーワンの地位確立を目指しています。同社は2025年からスタートした中期経営計画「NV2030」において、2027年に連結売上高880億円から950億円、EBITDA220億円から250億円、2030年には売上高1,000億円から1,200億円、EBITDA250億円から330億円の達成を目標に掲げています。さらに資本効率指標としてROE12%、総還元性向70%を基本方針として株主価値の向上を図っています。

同社の成長戦略は「超高齢化」をキーワードとした事業展開にあります。健康寿命の延伸という社会課題に対して、歯科と外科の両医療分野で独自の回転技術を活かした革新的製品を投入していきます。歯科事業では主力のハンドピースのブランド力強化に加え、OEMやDSOビジネスの拡大、予防歯科関連製品の充実を進めています。外科事業では既存製品の改良と新製品投入により競争力を高め、国内と北米市場での販売体制強化を図っています。

新市場開拓では、新興国市場での価格競争を見据えたコスト競争力のある製品展開を推進しています。同社は世界135ヵ国以上で事業を展開する強みを活かし、グローバルなアフターサービス体制の強化により顧客満足度向上を目指しています。機工事業では労働人口減少に対応した工場自動化ニーズを捉え、精密・微細加工分野に特化した高付加価値スピンドル製品の開発に注力しています。

技術革新への取り組みでは、1997年のISO9001認証取得以来、全社員による品質保証体制を構築し、環境配慮型製品の開発も進めています。同社は創業以来の「堅牢、優美にして廉価な製品づくり」の理念を現代に活かし、地政学的リスクや為替変動などの不確実な事業環境に対応できる柔軟な経営体制の構築を進めています。外部経営資源の活用も視野に入れた事業拡大により、持続的成長の実現を目指しています。

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