ジーエルサイエンスJP:7705

時価総額
¥327.5億
PER
7.6倍
分析機器(ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ)、半導体用石英治具、非接触ICカード周辺機器の製造・販売、研究開発。

沿革

1968年2月

ガスクロマトグラフ用のカラム充填剤及び消耗部品の製造・販売を目的として、資本金1,500千円でガスクロ工業株式会社を東京都新宿区柏木二丁目281番地に設立

1970年5月

大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支店)を開設

1971年9月

埼玉県所沢市に所沢工場を新築、本社工場より移転

1972年3月

福岡県北九州市に北九州出張所(現九州営業所)を開設

1973年3月

愛知県名古屋市に名古屋出張所(現名古屋営業所)を開設

1975年4月

埼玉県入間市に武蔵工場(現総合技術センター)を新築、所沢工場より移転

1976年2月

神奈川県横浜市に横浜出張所(現横浜支店)を開設

   10月

山形県山形市に子会社株式会社ガスクロ・ヤマガタ(連結子会社)を設立

1979年4月

茨城県土浦市に筑波出張所(現筑波営業所)を開設

1980年4月

東京都新宿区西新宿六丁目12番18号に本社社屋落成、新宿区柏木より本社移転

   5月

武蔵工場内に武蔵出張所(武蔵営業所:2003年10月北関東営業所に統合)を開設

1981年11月

千葉県千葉市に千葉出張所(現千葉営業所)を開設

1983年12月

計量器製造事業登録

1984年11月

宮城県仙台市に仙台出張所(現東北営業所)を開設

1986年4月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を新築(第1期工事)、武蔵工場の一部を移転

1987年4月

広島県広島市に広島出張所(現広島営業所)を開設

1989年3月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第2期工事)、武蔵工場の一部を移転

1990年5月

本社周辺の西新宿六丁目再開発事業による超高層ビル建設のため、本社を東京都新宿区歌舞伎町に仮移転

   10月

ガスクロ工業株式会社の商号をジーエルサイエンス株式会社に変更

1991年1月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第3期工事)、武蔵工場の一部を移転

   4月

子会社株式会社ガスクロ・ヤマガタの商号をテクノクオーツ株式会社(連結子会社)に変更

1992年4月

埼玉県大宮市(現さいたま市)に北関東営業所を開設

1994年4月

静岡県静岡市に静岡営業所を開設

   11月

元本社周辺の西新宿六丁目再開発事業による超高層ビル、新宿スクエアタワー竣工により同ビル30階(最上階)の全フロアを取得、新宿区歌舞伎町より本社を新宿区西新宿六丁目22番1号に移転

1995年4月

京都府京都市に京都営業所を開設

      9月

社団法人日本証券業協会の承認を得て、株式を店頭へ登録

1996年10月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第4期工事)

   12月

非接触ICカード及びその周辺機器の開発型メーカーである株式会社エイアイテクノロジー(連結子会社)を子会社として買収

1998年2月

福島工場にて品質管理と品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得

1999年9月

子会社テクノクオーツ株式会社(連結子会社)が社団法人日本証券業協会の承認を得て、株式を店頭へ登録

2001年8月

ガスクロマトグラフ及びガスクロマトグラフ質量分析計に付属する、試料前処理装置の開発・販売会社、ATAS GL International B.V.(オランダ、連結子会社)を子会社として買収

   10月

子会社株式会社エイアイテクノロジー(連結子会社)の営業の全部を譲り受け、同社を解散

   11月

埼玉県入間市に総合技術センターを新築

2002年10月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第5期工事)

2003年9月

大阪府大阪市北区に自社ビルを取得し、大阪支店を移転

京都営業所を大阪支店に統合

   10月

武蔵営業所を北関東営業所に統合

2004年4月

本社内営業部署を統括する管理部署として東京支店(現東京営業部)を設置

   8月

環境に関する国際規格「ISO14001」の認証を取得

   12月

子会社テクノクオーツ株式会社(連結子会社)がジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年2月

米国カリフォルニア州に子会社GL Sciences, Inc.(連結子会社)を設立

   3月

東京証券取引所市場第二部に上場

   4月

ジャスダック証券取引所の上場を廃止

   10月

福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第6期工事)

2006年9月

株式会社島津製作所と分析機器・理化学機器事業に関する業務提携を締結するとともに資本提携にも合意

2007年4月

静岡営業所を横浜営業所(現横浜支店)に統合

   7月

島津(香港)有限公司と共同で分析機器用消耗品、前処理装置の販売合弁会社を上海に設立

   11月

福島県福島市の福島工場敷地内に、当社製品の組立・加工を業とした子会社株式会社グロース(連結子会社)を設立

埼玉県入間市内の総合技術センターに東棟を新設

2009年6月

神奈川県横浜市緑区に自社ビルを取得し、横浜支店を移転

2013年4月

自動認識事業本部(旧 非接触ID事業本部)を分社化し、子会社ジーエルソリューションズ株式会社を設立

2014年3月

埼玉県入間市内の総合技術センターにBC棟を新設

   4月

(連結子会社)ATAS GL International B.V.をGL Sciences B.V.に社名変更

   7月

福島県福島市内の福島工場にRD棟を新設

2017年4月

株式会社フロムを子会社化

   8月

大阪府大阪市北区の自社ビル売却に伴い、大阪支店を大阪市中央区に移転

2018年7月

島津(香港)有限公司との販売合弁会社を持分譲渡により合弁契約解消

   10月

中国上海市に子会社技尓(上海)商貿有限公司(連結子会社)の成立

   12月

福島県福島市内の福島工場に西A棟を新設

2020年7月

福島県福島市内の福島工場に中央管理棟を新設

2022年4月

東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行

事業内容

ジーエルサイエンス株式会社とそのグループ企業は、分析機器、半導体、非接触ICカード関連製品の製造・販売を中心に事業を展開しています。具体的には、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフの装置・消耗品の開発・製造・販売を行っており、これらの製品は、ジーエルサイエンス、株式会社フロム、GL Sciences B.V.(オランダ)、技尓(上海)商貿有限公司(中国上海市)、GL Sciences, Inc.(米国カリフォルニア州)を通じて提供されています。株式会社フロムは、理化学機器及び省力機器の開発・製造販売を手掛ける完全子会社です。

半導体事業では、半導体用石英治具や材料、光学研磨、分光光度計用石英セル等の製造・販売を行っており、テクノクオーツ株式会社が中心となって事業を推進しています。テクノクオーツ株式会社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、その子会社である杭州泰谷諾石英有限公司(中国浙江省)、GL TECHNO America, Inc.(米国カリフォルニア州)、アイシンテック株式会社(福島県喜多方市)も製造や販売を担当しています。

自動認識事業においては、非接触ICカードを使用した周辺機器の開発・製造・販売を行っており、入退室管理システムや他社機器への組込み型デバイス、試薬管理システムなどを提供しています。このセグメントは、ジーエルソリューションズ株式会社が主体となって事業を進めています。

ジーエルサイエンスグループは、これらの事業を通じて、分析機器から半導体、自動認識技術に至るまで、幅広い製品とサービスを提供しており、研究・開発及び技術サービスも充実させています。

経営方針

ジーエルサイエンスは、分析機器、半導体、自動認識事業を核とする多角的なビジネスを展開しています。同社は、創立以来の経営理念に基づき、社会に価値を提供し、企業の持続的成長を目指しています。中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)では、売上高や営業利益の増加を目標に掲げ、これを達成するための具体的な戦略を推進しています。

分析機器事業では、クロマトグラフィー事業の持続的拡大と経営基盤の強化を目指し、製造技術の開発や効率化、コスト削減を進めています。また、アジア市場の強化、主力製品の増産体制強化、持続的成長のための戦略的投資、ESG推進、企業総合力の強化、人材基盤の強化に注力しています。

半導体事業では、生産能力の増強、営業力の強化、業務効率化、経営基盤の強化、人材育成を重点的に行っています。これにより、半導体不足が想定される中、中長期的な受注拡大を見込んでいます。

自動認識事業では、成長期待分野の推進、品質向上の推進、積極的な営業体制の推進を行っています。これにより、市況の変動にも対応しつつ、事業の拡大を図っています。

ジーエルサイエンスは、これらの戦略を通じて、経営基盤の強化と企業価値の増大を目指しています。同社の取り組みは、技術革新と市場ニーズの変化に対応することで、持続可能な成長を実現することを目指しています。