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ジーエルサイエンスJP:7705
沿革
1968年2月 |
ガスクロマトグラフ用のカラム充填剤及び消耗部品の製造・販売を目的として、資本金1,500千円でガスクロ工業株式会社を東京都新宿区柏木二丁目281番地に設立 |
1970年5月 |
大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支店)を開設 |
1971年9月 |
埼玉県所沢市に所沢工場を新築、本社工場より移転 |
1972年3月 |
福岡県北九州市に北九州出張所(現九州営業所)を開設 |
1973年3月 |
愛知県名古屋市に名古屋出張所(現名古屋営業所)を開設 |
1975年4月 |
埼玉県入間市に武蔵工場(現総合技術センター)を新築、所沢工場より移転 |
1976年2月 |
神奈川県横浜市に横浜出張所(現横浜支店)を開設 |
10月 |
山形県山形市に子会社株式会社ガスクロ・ヤマガタ(連結子会社)を設立 |
1979年4月 |
茨城県土浦市に筑波出張所(現筑波営業所)を開設 |
1980年4月 |
東京都新宿区西新宿六丁目12番18号に本社社屋落成、新宿区柏木より本社移転 |
5月 |
武蔵工場内に武蔵出張所(武蔵営業所:2003年10月北関東営業所に統合)を開設 |
1981年11月 |
千葉県千葉市に千葉出張所(現千葉営業所)を開設 |
1983年12月 |
計量器製造事業登録 |
1984年11月 |
宮城県仙台市に仙台出張所(現東北営業所)を開設 |
1986年4月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を新築(第1期工事)、武蔵工場の一部を移転 |
1987年4月 |
広島県広島市に広島出張所(現広島営業所)を開設 |
1989年3月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第2期工事)、武蔵工場の一部を移転 |
1990年5月 |
本社周辺の西新宿六丁目再開発事業による超高層ビル建設のため、本社を東京都新宿区歌舞伎町に仮移転 |
10月 |
ガスクロ工業株式会社の商号をジーエルサイエンス株式会社に変更 |
1991年1月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第3期工事)、武蔵工場の一部を移転 |
4月 |
子会社株式会社ガスクロ・ヤマガタの商号をテクノクオーツ株式会社(連結子会社)に変更 |
1992年4月 |
埼玉県大宮市(現さいたま市)に北関東営業所を開設 |
1994年4月 |
静岡県静岡市に静岡営業所を開設 |
11月 |
元本社周辺の西新宿六丁目再開発事業による超高層ビル、新宿スクエアタワー竣工により同ビル30階(最上階)の全フロアを取得、新宿区歌舞伎町より本社を新宿区西新宿六丁目22番1号に移転 |
1995年4月 |
京都府京都市に京都営業所を開設 |
9月 |
社団法人日本証券業協会の承認を得て、株式を店頭へ登録 |
1996年10月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第4期工事) |
12月 |
非接触ICカード及びその周辺機器の開発型メーカーである株式会社エイアイテクノロジー(連結子会社)を子会社として買収 |
1998年2月 |
福島工場にて品質管理と品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得 |
1999年9月 |
子会社テクノクオーツ株式会社(連結子会社)が社団法人日本証券業協会の承認を得て、株式を店頭へ登録 |
2001年8月 |
ガスクロマトグラフ及びガスクロマトグラフ質量分析計に付属する、試料前処理装置の開発・販売会社、ATAS GL International B.V.(オランダ、連結子会社)を子会社として買収 |
10月 |
子会社株式会社エイアイテクノロジー(連結子会社)の営業の全部を譲り受け、同社を解散 |
11月 |
埼玉県入間市に総合技術センターを新築 |
2002年10月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第5期工事) |
2003年9月 |
大阪府大阪市北区に自社ビルを取得し、大阪支店を移転 |
京都営業所を大阪支店に統合 |
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10月 |
武蔵営業所を北関東営業所に統合 |
2004年4月 |
本社内営業部署を統括する管理部署として東京支店(現東京営業部)を設置 |
8月 |
環境に関する国際規格「ISO14001」の認証を取得 |
12月 |
子会社テクノクオーツ株式会社(連結子会社)がジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年2月 |
米国カリフォルニア州に子会社GL Sciences, Inc.(連結子会社)を設立 |
3月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
4月 |
ジャスダック証券取引所の上場を廃止 |
10月 |
福島県福島市内の福島工業団地に福島工場を増設(第6期工事) |
2006年9月 |
株式会社島津製作所と分析機器・理化学機器事業に関する業務提携を締結するとともに資本提携にも合意 |
2007年4月 |
静岡営業所を横浜営業所(現横浜支店)に統合 |
7月 |
島津(香港)有限公司と共同で分析機器用消耗品、前処理装置の販売合弁会社を上海に設立 |
11月 |
福島県福島市の福島工場敷地内に、当社製品の組立・加工を業とした子会社株式会社グロース(連結子会社)を設立 |
埼玉県入間市内の総合技術センターに東棟を新設 |
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2009年6月 |
神奈川県横浜市緑区に自社ビルを取得し、横浜支店を移転 |
2013年4月 |
自動認識事業本部(旧 非接触ID事業本部)を分社化し、子会社ジーエルソリューションズ株式会社を設立 |
2014年3月 |
埼玉県入間市内の総合技術センターにBC棟を新設 |
4月 |
(連結子会社)ATAS GL International B.V.をGL Sciences B.V.に社名変更 |
7月 |
福島県福島市内の福島工場にRD棟を新設 |
2017年4月 |
株式会社フロムを子会社化 |
8月 |
大阪府大阪市北区の自社ビル売却に伴い、大阪支店を大阪市中央区に移転 |
2018年7月 |
島津(香港)有限公司との販売合弁会社を持分譲渡により合弁契約解消 |
10月 |
中国上海市に子会社技尓(上海)商貿有限公司(連結子会社)の成立 |
12月 |
福島県福島市内の福島工場に西A棟を新設 |
2020年7月 |
福島県福島市内の福島工場に中央管理棟を新設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行 |
事業内容
ジーエルサイエンス株式会社とそのグループ企業は、分析機器、半導体、非接触ICカード関連製品の製造・販売を中心に事業を展開しています。具体的には、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフの装置・消耗品の開発・製造・販売を行っており、これらの製品は、ジーエルサイエンス、株式会社フロム、GL Sciences B.V.(オランダ)、技尓(上海)商貿有限公司(中国上海市)、GL Sciences, Inc.(米国カリフォルニア州)を通じて提供されています。株式会社フロムは、理化学機器及び省力機器の開発・製造販売を手掛ける完全子会社です。
半導体事業では、半導体用石英治具や材料、光学研磨、分光光度計用石英セル等の製造・販売を行っており、テクノクオーツ株式会社が中心となって事業を推進しています。テクノクオーツ株式会社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、その子会社である杭州泰谷諾石英有限公司(中国浙江省)、GL TECHNO America, Inc.(米国カリフォルニア州)、アイシンテック株式会社(福島県喜多方市)も製造や販売を担当しています。
自動認識事業においては、非接触ICカードを使用した周辺機器の開発・製造・販売を行っており、入退室管理システムや他社機器への組込み型デバイス、試薬管理システムなどを提供しています。このセグメントは、ジーエルソリューションズ株式会社が主体となって事業を進めています。
ジーエルサイエンスグループは、これらの事業を通じて、分析機器から半導体、自動認識技術に至るまで、幅広い製品とサービスを提供しており、研究・開発及び技術サービスも充実させています。
経営方針
ジーエルサイエンスは、分析機器、半導体、自動認識事業を核とする多角的なビジネスを展開しています。同社は、創立以来の経営理念に基づき、社会に価値を提供し、企業の持続的成長を目指しています。中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)では、売上高や営業利益の増加を目標に掲げ、これを達成するための具体的な戦略を推進しています。
分析機器事業では、クロマトグラフィー事業の持続的拡大と経営基盤の強化を目指し、製造技術の開発や効率化、コスト削減を進めています。また、アジア市場の強化、主力製品の増産体制強化、持続的成長のための戦略的投資、ESG推進、企業総合力の強化、人材基盤の強化に注力しています。
半導体事業では、生産能力の増強、営業力の強化、業務効率化、経営基盤の強化、人材育成を重点的に行っています。これにより、半導体不足が想定される中、中長期的な受注拡大を見込んでいます。
自動認識事業では、成長期待分野の推進、品質向上の推進、積極的な営業体制の推進を行っています。これにより、市況の変動にも対応しつつ、事業の拡大を図っています。
ジーエルサイエンスは、これらの戦略を通じて、経営基盤の強化と企業価値の増大を目指しています。同社の取り組みは、技術革新と市場ニーズの変化に対応することで、持続可能な成長を実現することを目指しています。