ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)JP:7702

時価総額
¥129.9億
PER
66.9倍
医療機器・医薬品の製造・販売を中心に、保守やその他サービスを提供。国内外で展開し、シンガポール、中国、フィリピン、ドイツ等で活動。

沿革

1965年6月

医療機器の製造・販売を目的とし、広島県佐伯郡大野町下更地1990番地(現 広島県廿日市市大野1990番地)に株式会社日本メディカル・サプライ設立(資本金25,000千円)。本社工場(大野工場)竣工。

1968年5月

ディスポ医療器株式会社(最終社名ジェイ・エム・エス企画株式会社)の株式65%(最終持株比率100%)を取得、資本参加し役員を派遣。

1971年2月

興陽化成株式会社(最終社名ジェイ・エム・エス高分子株式会社)の株式65%(最終持株比率100%)を取得、資本参加し役員を派遣。

1972年11月

広島県三次市に三次工場竣工。

1973年1月

大韓民国の株式会社韓国メディカル・サプライの株式50%(現在81.5%)を取得、資本参加し役員を派遣。

   8月

本社を広島市加古町12番17号(現 広島市中区加古町12番17号)に移転。

1974年9月

100%子会社ジェイ・エム・エス中四国販売株式会社(最終社名株式会社ジェイ・エム・エス販売)設立。

1976年2月

100%子会社株式会社ジェイ・エム・エス(現社名ジェイ・エム・エス・サービス株式会社)設立。

1978年9月

島根県出雲市に出雲工場竣工。

1979年6月

シンガポール共和国に100%子会社ジャパン・メディカル・サプライ(シンガポール)プライベート・リミテッド(現社名ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.)設立。

1981年6月

株式額面変更のため、形式上の存続会社たる株式会社栄商事(合併後株式会社日本メディカル・サプライに商号変更)に吸収合併され、実質上の存続会社となる。

   12月

広島証券取引所に上場。

1982年12月

大阪証券取引所市場第二部に上場。

1987年6月

広島県山県郡千代田町(現 広島県山県郡北広島町)に千代田工場竣工。

   11月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。

1988年7月

中華人民共和国に合弁会社大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司(70%を出資、現在100%)設立。

   10月

中華人民共和国に100%子会社医用材料(ジェイ・エム・エス大連)有限公司(1997年1月1日に大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司に吸収合併される。)設立。

1989年3月

東京証券取引所市場第一部に上場。

1993年8月

アメリカ合衆国に100%子会社ジェイ・エム・エス・ノース・アメリカ・コーポレーション設立。

   12月

ドイツ連邦共和国のバイオニック・グループ3社を100%子会社として買収後、バイオニック・メディツィンテクニックGmbHとして統合。

1994年4月

株式会社JMS(登記上は株式会社ジェイ・エム・エス、英文ではJMS CO.,LTD.)に商号変更。

   6月

インドネシア共和国にジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.の100%子会社としてプライベート・リミテッド・ジャパン・メディカル・サプライ・バタム(現社名PT.ジェイ・エム・エス・バタム)設立。

1995年7月

ブラジル連邦共和国に合弁会社ジェイ・エム・エス・ドゥ・ブラジルLTDA.(90%を出資、最終出資比率100%)設立。

1998年12月

ジェイ・エム・エス企画株式会社、ジェイ・エム・エス高分子株式会社を清算結了。

2000年4月

100%子会社株式会社ジェイ・エム・エス販売の営業の全部を譲り受ける。

2002年5月

広島市に100%子会社株式会社大野設立。

   6月

中華人民共和国に100%子会社北京英特創軟件科技有限公司設立。

2003年3月

株式会社ジェイ・エム・エス販売を清算結了。

2004年3月

東京都中央区にクリノグラフィ株式会社(51%を出資)設立。

2005年12月

大阪証券取引所市場第一部の上場廃止。

2006年9月

クリノグラフィ株式会社の株式を譲渡。

2007年7月

北京英特創軟件科技有限公司の出資持分の全部を譲渡。

     9月

ジェイ・エム・エス・ドゥ・ブラジルLTDA.を清算結了。

2014年5月

フィリピン共和国に100%子会社ジェイ・エム・エス・ヘルスケア・フィリピン,INC.設立。

2018年4月

タイ王国に合弁会社ジェイ・エム・エス・ヘルスケア・タイランドCO.,LTD.(49%を出資)設立。

      9月

大野工場の生産を終了。

2019年1月

株式会社大野を清算結了。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

ジェイ・エム・エス株式会社(JMS)とそのグループ企業は、医療機器および医薬品の製造と販売を主軸に事業を展開しています。このグループは、本社と9つの子会社、さらに1つの関連会社から成り立っており、医療機器・医薬品関連事業に加え、保守やその他のサービスを提供しています。

事業の地理的展開は広範にわたり、国内ではジェイ・エム・エス株式会社と持分法適用関連会社である株式会社ジェイ・オー・ファーマが中心となっています。海外では、アジア、ヨーロッパ、アメリカにおいて複数の現地法人が活動しています。具体的には、シンガポールにジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.、中国に大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司、フィリピンにジェイ・エム・エス・ヘルスケア・フィリピン,INC.、ドイツにバイオニック・メディツィンテクニックGmbH、さらにアメリカ、韓国、タイにも現地法人を構えています。

これらの事業体は、それぞれの地域において医療機器や医薬品の製造・販売を担当し、グローバルなネットワークを形成しています。また、国内の子会社がその他の事業を担っており、ジェイ・エム・エスグループの事業範囲は医療機器・医薬品の提供に留まらず、多岐にわたるサービスを提供していることがわかります。

経営方針

ジェイ・エム・エス株式会社(JMS)は、医療機器および医薬品の製造と販売を核とする事業を展開しており、その成長戦略は、長期ビジョンに基づいて構築されています。同社は、2030年に向けて「未来の医療を先取りした新たな価値の創造を実現し、世界の人々の健康とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の一層の向上を支える企業になる」ことを目指しています。このビジョンの実現に向けて、同社は収益構造の改革、グローバリゼーションの推進という二つの基本方針を掲げています。

収益構造の改革では、投下資本効率を踏まえたグループ収益構造の抜本的見直しを行い、国内外の市場環境に適応した事業戦略を遂行することで、安定的な利益創出を目指しています。グローバリゼーションの推進においては、拡大する海外需要の取り込みに向けて経営資源の重点配分と体制の強化を図り、グローバル展開を加速させる方針です。

具体的な取り組みとしては、事業ポートフォリオマネジメントの強化、構造改革による経営基盤の強靭化、グローバルな事業収益の拡大、ESG経営の推進を挙げています。これらの取り組みを通じて、同社は成長性、収益性、効率性、安定性を兼ね備えた中長期的な業容の拡大を目指しており、売上高、営業利益、ROIC(投下資本利益率)を重要な経営指標として設定しています。

ジェイ・エム・エス株式会社は、国内外の市場環境の変化に適応し、社会の様々な要請に応えることで中長期的に企業価値を高め、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。