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カクヤスグループJP:7686
沿革
1921年11月 |
初代佐藤安蔵が東京都北区豊島四丁目においてカクヤス酒店の商号で酒類販売業を創業 |
1982年6月 |
株式会社カクヤス本店設立 |
1983年10月 |
東京都北区豊島二丁目3番1号に本店移転 |
2002年9月 |
商号を株式会社カクヤス本店から株式会社カクヤスに変更 |
2007年10月 |
事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、業務用食品・調味料等の企画・販売を行っている株式会社ミクリード(旧)の株式を100%取得 |
2008年6月 |
当社のフード事業サービスとの連携強化のため、株式会社ミクリード(旧)を吸収合併 |
2010年10月 |
事業シナジー(酒類とのクロスセル販売)及び周辺分野への事業展開を目的として、生花の輸入・販売事業者である株式会社フローリィネットの株式を100%取得 |
2010年12月 |
事業シナジー(酒類とのクロスセル販売)及び周辺分野への事業展開を目的として、筆記具及び文房具、事務用品等の販売事業者であるオフィス・デポ・ジャパン株式会社の株式を100%取得 |
2011年7月 |
投資管理を目的として、100%子会社 株式会社NSK(現 連結子会社)を設立 |
2012年2月 |
和酒取扱いの強化を図ることを目的として、株式会社検校(現 連結子会社)の株式を100%取得 |
2012年11月 |
酒類販売事業のワイン販促の多様化(ワインと花のギフトセット販売)を目的として、100%子会社 株式会社リンクフローリストを設立 |
2013年1月 |
当社のフード事業の会社分割及び株式会社ミクリードへの事業承継 株式会社フローリィネットは株式会社リンクフローリストへ事業譲渡し解散 |
2013年6月 |
株式会社検校の株式100%を株式会社NSKに譲渡 |
2014年1月 |
事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、株式会社スペースアート十番の株式を100%取得 |
2016年1月 |
経営戦略の変更、株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)を親会社とする持株会社制に移行するため、株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)と株式交換により同社の100%子会社となる 株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)へ株式会社ミクリード、株式会社リンクフローリスト、オフィス・デポ・ジャパン株式会社、株式会社スペースアート十番の株式を譲渡 |
2017年6月 |
価格訴求型店舗の運営を目的として、100%子会社 株式会社大安を設立 |
2017年7月 |
社員寮等の管理を目的として、不動産管理を主たる業務とする100%子会社株式会社KYマネジメントを設立 |
2018年8月 |
酒類販売事業の本体への集約を目的として、株式会社NSKより株式会社検校の株式を100%譲受 ワイン部門の強化を目的として、株式会社リンクフローリストよりCORK事業を譲受 |
2019年3月 |
価格訴求型店舗事業を終了し、株式会社大安を吸収合併 |
2019年12月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2020年5月 |
酒類販売事業の拡大につなげていく事を目的として、サンノー株式会社(現 ダンガミ・サンノー株式会社)の株式を100%取得 |
2020年7月 |
経営資源の共有・経営の迅速化・管理コストの効率化の観点から株式会社KYマネジメントを吸収合併 |
2020年10月 |
株式会社カクヤス(旧)から株式会社カクヤスグループに商号変更 持株会社体制への移行を目的とし、会社分割(新設分割)により株式会社カクヤス(現 連結子会社)を設立 |
2020年12月 |
酒類販売事業の拡大につなげていく事を目的として、株式会社ダンガミ(現 ダンガミ・サンノー株式会社)の株式を100%取得 |
2021年2月 |
事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、明和物産株式会社(現 連結子会社)の株式を100%取得 |
2022年3月 |
連結子会社間の経営資源の集中と組織運営の強化及び効率化を目的として、株式会社ダンガミがサンノー株式会社を吸収合併 株式会社ダンガミからダンガミ・サンノー株式会社(現 連結子会社)に商号変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
カクヤスグループは、純粋持株会社制を採用し、自ら及び5つの連結子会社で構成されています。同社は、グループ全体の持続的成長を目指し、経営戦略の立案や業務の集約化を通じて経営基盤の強化と効率化に努めています。また、連結子会社の管理と専門サービスの提供も行っています。
カクヤスグループは酒類販売事業を主軸に展開しており、その事業モデルは「カクヤスモデル」と称され、飲食店向けと家庭向けの両方に対して、受注から配達までを一貫して自社で提供するワンストップサービスを実現しています。これにより、配達効率の向上と短時間での配達を目指しています。
具体的には、株式会社カクヤスでは、以下のブランドを展開しています。①「なんでも酒やカクヤス」は、ピンクの看板が特徴で、東京都23区を中心に、神奈川や大阪などで展開し、無料配達サービスを提供しています。②「KAKUYASU SELECT」では、国内外の厳選されたお酒や食品を提案しています。③「カクヤス EXPRESS」は、クイックコマースを活用した配達サービスを提供し、酒類以外の商品も取り扱っています。④「CORK」は、お酒とお花をセットで販売するセレクトショップです。
また、ダンガミ・サンノー株式会社や明和物産株式会社など、他の子会社もそれぞれ特色ある事業を展開しており、酒類販売以外にも、乳製品の配達や和酒の販売など、多岐にわたるサービスを提供しています。
売上は、「飲食店向け売上」、「宅配売上」、「店頭売上」、「卸その他売上」の4つに区分されており、家庭向けは「宅配売上」と「店頭売上」から構成されています。これにより、カクヤスグループは、顧客のニーズに応じた多様なサービスを提供し、酒類販売市場における独自の地位を築いています。
経営方針
カクヤスグループは、酒類販売を中心に、飲食店向けと家庭向けの市場において独自の地位を築くための成長戦略を推進しています。同社は、顧客のニーズに応えるためのワンストップサービス「カクヤスモデル」を核とし、受注から配達までを一貫して自社で提供することで、配達効率の向上と短時間での配達を実現しています。
中期経営計画では、飲食店向け市場へのさらなる浸透を目指し、コロナ禍の収束化に伴う人流の活性化を背景に、酒類需要の徹底的な取り込みと市場浸透を図っています。また、家庭向け販売の充実にも力を入れ、デリバリーニーズの高まりに対応するため、自社の配達網の優位性を活かし、酒類以外の商品の取り扱い強化も進めています。
人財育成と確保にも注力し、業容拡大や全国展開を見据えた次世代幹部候補の育成と、多様な人財が能力を発揮できる職場環境の整備に努めています。さらに、サステナビリティへの取り組みを強化し、社会と共に成長を続けることで、持続的な企業価値の向上を目指しています。
財務戦略においては、安全性、収益性、株式流動性の向上を目指し、資本効率の向上と効果的な資金調達・運用を行っています。これらの戦略を通じて、カクヤスグループは、競争が激化する酒類販売市場において、持続的な成長を達成しようとしています。