- 日本企業
- ヤシマキザイ
ヤシマキザイJP:7677
事業内容
ヤシマキザイは、鉄道事業と一般事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。鉄道事業では、鉄道車両用の電気品や車体用品、コネクタ・電子部品などを取り扱い、鉄道事業者や鉄道車両メーカーに販売しています。特に、JR各社や中国中車などの大手企業との取引を通じて、国内外での事業展開を行っています。
鉄道事業においては、内燃機関部品や電気用品、車体用品、発変電設備、システムなど多岐にわたる商材を提供しています。これにより、鉄道車両の製造やメンテナンスに必要な幅広い製品を供給し、安定した供給体制を築いています。また、ヤシマ物流株式会社を通じて、効率的な物流サービスも提供しています。
一般事業では、産業機械メーカーや自動車関連メーカーを対象に、コネクタや電子部品を中心に販売しています。さらに、火力発電所用の補修用品やハーネス加工品、電源ユニットなども取り扱い、幅広い産業分野に対応しています。道路交通インフラ業界への進出も視野に入れ、新たな商材の拡販に努めています。
ヤシマキザイは、顧客のニーズに応じたソリューションを提供し、取引先との強固なリレーションシップを構築することを重視しています。これにより、取扱商材や取引規模を拡大し、持続的な成長を目指しています。特に、現場・現物・現実を重視した「3現主義」を掲げ、実践しています。
経営方針
ヤシマキザイは、2024年度から2026年度にかけての中期経営計画を策定し、成長戦略を推進しています。この計画では、既存事業の基盤強化と付加価値向上を図ることを基本方針としています。具体的には、鉄道分野での販売を強化し、新規仕入先の開拓を通じて商材の拡充を目指しています。
また、成長が期待できる分野を選定し、人員配置の見直しを行うことで、次世代を担う新事業の開拓を進めています。特に、鉄道分野における事業領域の拡大を図り、付加価値の高いサービスの提供や新たなビジネスモデルの創出に注力しています。
さらに、一般セグメントの収益性向上を目指し、人的リソースの適正配置や新たな販売先の開拓を進めています。これにより、業務効率化と生産性の向上を図り、投下リソースに見合う採算を確保する体制を構築しています。
ヤシマキザイは、ODA鉄道インフラ整備案件への参画を通じて、グローバル市場の開拓にも注力しています。海外パートナーとの連携を強化し、リスク管理を図りながら商圏の拡大を目指しています。
また、長期的な社会課題に向き合い、人的資本への投資を通じて成長力を強化しています。環境に配慮した製品やサービスの提供を進め、持続可能な成長を目指しています。これにより、ヤシマキザイグループの成長力を高めています。
最後に、グループとしての連携を強化し、信頼回復と向上を図っています。コーポレートガバナンスの強化やコンプライアンスの徹底を通じて、企業活動の透明性と公正性を維持し、社会的責任を果たすことを重視しています。