ヤシマキザイJP:7677

時価総額
¥60.7億
PER
鉄道事業者や鉄道車両メーカー向けに、内燃機関部品、電気用品、車体用品、コネクタ・電子部品等の販売、一般産業向けにも電子部品等を提供。

沿革

1948年10月

香西角三郎他6名を発起人とし、資本金25万円で東京都中央区に八洲器材株式会社として設立
鉄道、船舶、鉱山、土木、農業用機械器具の製作・販売及び修理業務を開始

1951年5月

北海道札幌市に札幌出張所(現 札幌営業所)を開設

1951年8月

振興造機株式会社(現 神鋼造機株式会社)と代理店契約を締結

1952年10月

大阪府大阪市に大阪出張所(現 大阪支店)を開設

1954年11月

愛知県名古屋市に名古屋事務所(現 名古屋支店)を開設

1957年10月

宮城県仙台市に仙台駐在員事務所(現 仙台営業所)を開設

1962年4月

株式会社日本エヤーブレーキ(現 ナブテスコ株式会社)の販売代理店となる

1965年10月

株式会社日立製作所「鉄道車両用品」の旧国鉄向け販売代理店となる

1968年1月

フィリピン マニラ駐在員事務所を開設

1971年4月

広島県広島市に広島出張所(現 広島営業所)を開設

1971年10月

日本航空電子工業株式会社「コネクター類」の取扱店となる

1974年7月

茨城県水戸市に水戸出張所(現 水戸営業所(ひたちなか市))を開設

1982年4月

香川県高松市に高松出張所(現 高松営業所)を開設

1983年4月

株式会社日立製作所の総合特約店となる

1983年10月

福岡県北九州市に九州出張所(現 九州営業所(福岡市))を開設

1984年10月

静岡県静岡市に静岡出張所(現 浜松営業所(浜松市))を開設

1990年4月

小糸工業株式会社(現 コイト電工株式会社)「鉄道車両部品」の特定地区向け代理店となる

1995年4月

東京都中央区に子会社ヤシマ物流株式会社設立(100%出資)

2004年4月

中国現地法人 亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立(100%出資)

2007年9月

亜西瑪(上海)貿易有限公司 青島分公司を開設

2009年3月

亜西瑪(上海)貿易有限公司 深圳分公司を開設

2011年1月

イギリス ロンドンにロンドン事務所を開設

2011年4月

ベトナム ハノイにハノイ駐在員事務所を開設

2011年10月

新潟県新潟市に新潟営業所を開設

2013年11月

本社を現所在地に移転(東京都中央区日本橋兜町6番5号)

2013年12月

当社の商号を株式会社ヤシマキザイに変更

2015年11月

インドネシア ジャカルタにジャカルタ駐在員事務所を開設

2017年1月

インド グルグラムにインド支店(現 デリー支店)を開設

2018年10月

ミャンマー ヤンゴンにミャンマー支店を開設

2019年5月

インド ベンガルールに合弁会社QUATRO YASHIMA PRIVATE LIMITEDを設立(50%出資)

2019年6月

東京証券取引所市場第二部に上場

2021年4月

インド ムンバイにムンバイ事務所を開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

ヤシマキザイは、鉄道事業者や一般産業向けに幅広い製品とサービスを提供する企業グループです。同社グループは、ヤシマキザイ本体、連結子会社2社、及び持分法適用関連会社1社で構成されています。主な事業セグメントは、鉄道事業と一般事業の2つです。

鉄道事業では、鉄道車両用の電気品、車体用品、車載品、コネクタ・電子部品などを取り扱っており、鉄道事業者や鉄道車両メーカー、鉄道車両用電気品メーカーなどを主な顧客としています。また、国外では、中国の高速鉄道網拡充に伴い、中国中車への販売を中心に展開しています。さらに、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド、ミャンマーなどでも商材の販売や販路開拓を行っています。

一般事業では、鉄道事業以外の分野において、産業機械メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者などを対象に、コネクタ・電子部品を主な商材として取り扱っています。また、海外の火力発電所用の補修・改造用品や、各種ハーネス加工品、電源ユニット等のパワーデバイス、微小な気泡を含む水発生装置なども取り扱っています。

ヤシマキザイグループは、顧客のニーズに応えるために、常時4千点以上の商材を在庫保有し、主要仕入先と緊密な連携を保ちながら、安定的な供給を図っています。また、新たな商材の開発や、仕入先からの要望に基づく拡販も積極的に行っており、業界内で新しい商流を構築しています。

経営方針

ヤシマキザイは、鉄道・交通ビジネスに特化した専門商社として、持続可能な成長を目指しています。同社は、2021年度から2023年度にかけての3ヶ年中期経営計画を策定し、既存事業基盤の強化、鉄道分野の事業領域拡大、一般セグメント事業の収益性向上、グローバル市場の開拓を基本方針としています。これらの方針に基づき、鉄道専門商社としての地位をさらに強化し、付加価値の高いサービス提供を目指しています。

また、同社は、経営の公正性・透明性の向上、迅速な意思決定の維持、コーポレートガバナンスの強化にも注力しています。社会の持続可能性に配慮した経営を実践し、環境問題への取り組みや人的資本への投資を通じて、生産性の向上に寄与することを目指しています。

ヤシマキザイグループは、鉄道事業と一般事業の2つのセグメントで事業を展開しており、鉄道事業では鉄道車両用の各種製品を、一般事業では産業機械メーカーや自動車関連メーカーなどにコネクタ・電子部品を提供しています。国内外での販売強化と新たな商材の開発により、業界内での新しい商流の構築を目指しています。

これらの成長戦略を通じて、ヤシマキザイは、ポストコロナ社会における安定成長軌道への回帰や、事業環境の変化を見据えた企業価値の創出を目指しています。同社は、経営理念に基づき、限りない成長を目指し、社員と共に成長を分かち合い、法令を遵守し、良き企業市民として社会に貢献することを目標としています。