杉田エースJP:7635

時価総額
¥68.4億
PER
8.2倍
建築金物、建築関連資材の販売、住宅用資材やビル用資材の設計・加工・施工サポート、アウトドアファニチャー「PATIO PETITE」、長期保存食「IZAMESHI」の提供。

沿革

1948年9月

錠前及び建築金物の販売を目的として、東京都葛飾区本田渋江町341番地に株式会社杉田金属を設立

1961年4月

東京都墨田区緑町二丁目4番地に本社社屋を新設し、本社を移転

1984年5月

杉田エース株式会社に商号を変更

1996年9月

東京都墨田区両国三丁目25番5号に本社事務所を移転

2000年2月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年10月

東京都墨田区緑二丁目14番5号に「本店ビル」建替え・竣工

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 スタンダード市場)に上場

2012年8月

株式会社トクダ(2012年8月にトクダエース株式会社に商号変更)の株式を取得し、連結子会社とする

2012年11月

株式会社マシモ(2012年11月にマシモエース株式会社に商号変更)の株式を取得し、連結子会社とする

2013年7月

ヨネミツ産業株式会社(2013年7月にヨネミツエース株式会社に商号変更)の株式を取得し、連結子会社とする

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場(現 スタンダード市場)

2013年10月

トクダエース株式会社とマシモエース株式会社が合併し、トクダマシモエース株式会社に商号変更する

2014年4月

創業80周年を機にCIを変更する

2015年8月

株式会社水澤金物(2015年8月に水沢エース株式会社に商号変更)の株式を取得し、連結子会社とする

2018年4月

連結子会社のヨネミツエース株式会社を吸収合併する

2019年4月

連結子会社(特定子会社)のトクダマシモエース株式会社を吸収合併する

2022年3月

フヨー株式会社の株式を取得し、連結子会社とする

2022年4月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2023年3月

株式会社モリギンを吸収合併する

事業内容

杉田エースは、建築金物や建築関連資材の販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、その事業をルート事業と直需事業の二つのセグメントに分けています。

ルート事業では、金物販売店や建材商社、金属工事業者などに対し、住宅用資材やビル用資材等を提供しています。また、設計・加工・施工機能を活用した現場サポート営業を通じて、リニューアル専門会社やゼネコン等に対し、多様な金属建材のオーダー対応や顧客の課題解決に向けたソリューションを提供しています。

直需事業では、アウトドアファニチャー「PATIO PETITE」や長期保存食「IZAMESHI」、ガーデンアイテム、雑貨、DIY商品などをホームセンターや通販会社へ販売しています。さらに、ハウスメーカーや建材メーカーには、OEM商品を含む建築金物を提供しています。

主要な取扱い商品には、住宅用資材として建具商品(錠前、丁番等)、マンション・住宅用商品(ポスト、物干金物等)、インテリア商品(カーテンレール、ブラインド等)、建設副資材(ステンレスパイプ、シーリング材、防水材等)があります。ビル用資材としては、アルミ製屋上・ベランダ手すり等のビル用商品、バリアフリー向け商品等の福祉商品、エクステリア商品や車止め等の景観商品が挙げられます。また、DIY商品としては、日曜大工用品、長期保存食、防災商品があり、OEM関連資材としては、特定需要家向けの相手先OEM商品があります。これらの商品群を通じて、杉田エースは幅広い顧客ニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

杉田エースは、建築金物や建築関連資材の販売を軸に、住生活のオンリーワン企業を目指す成長戦略を推進しています。同社グループは、5万アイテムを超える商品ラインアップを強みに、商品ニーズの的確な把握・分析を通じて、自社ブランド商品を含む多くの商品の企画・開発に注力。これにより、市場開拓とビジネスの拡大を図っています。また、「いい暮らし」の価値創造を目指し、防災商品やライフスタイル商品の拡充、直営EC・小売・飲食事業の安定化と出店拡大を進めています。

中長期的な経営戦略として、2034年の創業100周年に向けて売上高1,000億円の達成を目標に掲げ、年3%の成長とM&Aを活用した施策を展開しています。具体的な戦略としては、商材と販路の拡大、加工・施工・物流の機能強化、地域ビジネスとのマッチング、防災商品の継続的な拡大、ライフスタイル商材の拡充、直営EC・小売・飲食事業の拡大、独自ブランドの拡充、新規ビジネスの開発に取り組んでいます。

経営環境においては、地政学的リスクや資源価格の高騰、金融引き締め政策による景気下押しリスクなど不透明な要素が存在する一方で、アフターコロナに向けた経済活動の正常化や国内経済活動の活性化が期待されています。杉田エースは、これらの環境変化を踏まえ、営業体制の強化、ECサイトの利用率向上、営業提案の活性化、子会社とのシナジー効果の追求、若年層の早期戦力化と社員育成に取り組んでいます。これらの施策を通じて、同社は中長期的な成長を目指しています。