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テイツーJP:7610
事業内容
テイツーは、多様な事業セグメントを持つ企業であり、主に「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」といった店舗を運営しています。これらの店舗では、書籍や家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー、スマートフォン、衣料・服飾品などの販売と買取を行っています。
また、テイツーはECサイト「ふるいちオンライン」を運営しており、オンラインでの販売も積極的に展開しています。これにより、顧客は自宅からでも簡単に商品を購入することができます。さらに、関連会社のトップブックスは「古本市場」や「ふるいち」の店舗をフランチャイジーとして運営しています。
テイツーの関連会社であるインターピア株式会社は、システム開発事業を手がけていますが、その事業の重要性は低いため、事業系統図には記載されていません。これにより、テイツーは主にリテールとオンライン販売に注力していることがわかります。
経営方針
テイツーは、2025年度の成長戦略として「リユースで地域と世界をつなぐ」を掲げています。このビジョンは、リユースを中核事業とし、リアル店舗とEC、地方創生活動を通じて活動領域を拡大することを目指しています。特に、リユース品を中心に海外展開を進め、持続可能な社会づくりに貢献する意向を示しています。
同社は「360度リユース」という全方位的な戦略を推進しています。これは、リユース品の取り扱いにとどまらず、地方創生活動を通じてステークホルダーに満足を届けることを目指しています。具体的には、ショッピングモールや地方ロードサイドへの出店、商材多様化、店舗DXの推進などを通じて、リユース店舗領域の拡大を図っています。
リユースEC領域では、子会社の山徳社の営業拠点集約による事業強化や、商品調達力の強化を進めています。これにより、EC事業のさらなる拡大を目指し、全社的な買取能力の向上を図っています。また、リユースBtoB領域では、オリジナルビジネスツールの拡販やフランチャイズ業務委託取引の拡大に取り組んでいます。
グローバル領域では、国内でのノウハウを活かし、海外出店や商品供給を通じて顧客コミュニティの拡大を図っています。さらに、IPビジネス領域では、出版物等の知的財産権を活用した商品展開を進め、関連企業との連携を強化しています。
テイツーは、M&A戦略や人財育成施策、SDGs宣言に基づく取り組みを通じて、リユース事業の成長を加速させています。これにより、売上高500億円、営業利益25億円を2029年2月期末の目標として掲げ、持続可能な社会の実現に向けた社会貢献を果たすことを目指しています。