進和JP:7607

時価総額
¥404.9億
PER
11.3倍
金属接合、産業機械、FAシステム関連商品の販売・製造、肉盛溶接・溶射加工、ろう付加工、メンテナンス工事、物流業務、不動産管理・損害保険代理業、樹脂製品製造・販売。

沿革

1951年2月

大阪市西区に鉄鋼および鉄鋼二次製品の販売を目的として株式会社進和商会(現株式会社進和)を設立。

1952年12月

名古屋市千種区内山町に本社を移転。

1958年7月

東京都港区に東京営業所(現東京営業部)を設置。

1959年5月

大阪市北区に大阪営業所(現大阪営業部)を設置。

1959年6月

ろう付材料、溶接補助材料の製造を目的として名古屋市守山区に中央ケミカル工業株式会社(1993年4月株式会社進和と合併、現当社ジョイテックセンター)を設立。

1962年1月

名古屋市千種区池下町に本社を移転。

1964年11月

特殊肉盛溶接・溶射加工を目的として名古屋市守山区に本社工場(現当社メンテックセンター名古屋工場)を設置。

1969年6月

関西地区での特殊肉盛溶接・溶射加工を目的として大阪府堺市に堺工場を設置。

1973年4月

商号を株式会社進和に変更。

1975年10月

九州地区での特殊肉盛溶接・溶射加工を目的として北九州市小倉北区に北九州工場(現当社メンテックセンター九州工場)を設置。

1984年1月

FAシステム機器の生産分野へ進出のため名古屋市千種区に電子機器事業部(現スマートファクトリーイノベーションセンター)を設置。

1984年11月

不動産管理を目的として名古屋市千種区に株式会社アイシンを設立(現所在地 名古屋市守山区)。

1987年2月

事業の国際化を目指すとともに、主要ユーザーである自動車・家電メーカーの北米地区への進出に対応するため、米国ケンタッキー州に現地法人SHINWA U.S.A. CORPORATIONを設立。

1988年8月

愛知県西加茂郡藤岡町(市町村合併により現愛知県豊田市藤岡飯野町)に本社工場(現当社メンテックセンター名古屋工場)を新築移転。

1991年8月

名古屋市守山区に本社を移転。

1993年2月

運送業および倉庫管理業を目的として名古屋市守山区に株式会社進栄を設立。

1993年4月

グループ会社11社(株式会社東京進和、株式会社関東進和、株式会社名古屋進和、株式会社三重進和、株式会社大阪進和、株式会社九州進和、株式会社三泰、株式会社サンワ、エス・エム・シー株式会社、中央ケミカル工業株式会社、シンワ機工株式会社)を吸収合併。

1994年11月

中国上海市に上海事務所を開設。

1996年8月

横浜市鶴見区に東京営業部を新築移転。

1996年9月

タイ・バンコク市にタイ事務所を開設。

1998年1月

工機部大阪工場を新築、併せて同所に大阪営業部を移転。

1998年1月

主要ユーザーである自動車メーカーの欧州域内への積極的な進出に対応し、欧州市場における販売力の強化を目的として、英国SHINWATEC LIMITEDを買収。

1999年8月

名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。

1999年10月

名古屋市守山区にジョイテックセンター第2工場を建設。

2000年3月

タイ事務所を法人化(会社名SHINWA INTEC Co., Ltd.)。

2002年3月

ジョイテックセンター、ジョイテックセンター第2工場においてISO9001:2000(品質マネジメントシステム)の認証取得。

2002年5月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2003年4月

名古屋市守山区に技術共同棟を建設し、物流機能、FA機器生産機能および開発機能を1拠点に集約。

2003年9月

日系企業を中心とした生産拠点の拡充に対応するべく、上海事務所を閉鎖し、新たに中国・上海市に現地法人那欧雅進和(上海)貿易有限公司を設立。

2003年12月

工機部(名古屋工場、大阪工場、九州工場)の事業形態が産業機械設備の部品製作、補修などメンテナンス的要素が強いことから、工機部を廃止し、下部組織の名古屋工場、大阪工場、九州工場をメンテックセンターに移管。

2004年8月

メンテックセンター名古屋工場の建屋増改築に伴い、メンテックセンター大阪工場を閉鎖し設備、人員を名古屋工場に統合。

2004年10月

中国におけるろう付加工製品の生産を目的に、中国山東省煙台市に現地法人煙台進和接合技術有限公司を設立。

2005年8月

東京証券取引所および名古屋証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2005年8月

ハイブリッド自動車用ニッケル水素電池部品「集電板」の生産能力増強を目的として、ジョイテックセンター第2工場を増築。

2006年10月

超精密塗布装置の開発、製造および販売を目的としてメカトロシステムセンターを設置。

2007年4月

当社、株式会社進栄ならびに株式会社アイシンにおいて、ISO14001:2004(環境マネジメントシステム)の認証取得。

2008年7月

日系自動車メーカーを中心に自動車産業のインドへの生産拠点展開に伴い、バンガロール市にSHINWA INTEC Co., Ltd.の完全子会社となる現地法人SHINWA (INDIA) ENGINEERING & TRADING
PRIVATE LIMITEDを設立。

2008年8月

中国山東省煙台市に煙台進和接合技術有限公司第2工場を建設。

2008年9月

航空・宇宙に係る事業基盤の更なる強化を目的として、航空宇宙機器センター(現技術部航空宇宙機器課)を設置。

2009年8月

航空宇宙機器センター(現技術部航空宇宙機器課)において、JIS Q 9100(航空宇宙品質マネジメントシステム)の認証取得。

2009年10月

中国における日系タイヤ・機械設備のオーバーホールや補修、新規部品製作等を目的として、中国山東省煙台市に煙台三拓進和撹拌設備維修有限公司を設立。

2009年12月

自動車産業の集積化が進む東北地区における現場密着型営業の実現と需要の取り込みを目的に、宮城県仙台市に東北営業所を設置。

2010年7月

日系自動車メーカーを中心に自動車産業のブラジルへの生産拠点展開に伴い、ブラジルにSHINWA REPRESENTAÇÃO COMERCIAL DO BRASIL LTDA.を設立。

2011年1月

中国日系自動車メーカーをターゲットにケーブルコネクターや制御・情報端末機器などFA機器の現地ファブレス生産を実施するべく、中国天津市に進和(天津)自動化控制設備有限公司を設立。

2012年7月

日系自動車メーカーを中心に自動車産業のインドネシアへの生産拠点展開に伴い、インドネシアにPT. SANTAKU SHINWA INDONESIAを設立。

2013年6月

日系自動車メーカーを中心に自動車産業のマレーシアへの生産拠点展開に伴い、マレーシアにSHINWA INTEC MALAYSIA SDN. BHD.を設立。

2014年9月

関東地区の営業力強化を目的として、さいたま市中央区に大宮営業部を設置。

2014年11月

X線CT検査装置を利用した部品評価に関連する設備や機器のニーズに対応するべく、技術部計測技術課を設置。  

2017年5月

日系自動車メーカーを中心に自動車産業のメキシコへの生産拠点展開に伴い、メキシコにSHINWA ENGINEERING S.A. de C.V.を設立。

2019年2月

メーカー機能の強化を目的として、自動車部品の樹脂製品の製造、販売を行う株式会社ダイシンを完全子会社化。

2019年4月

愛知県愛知郡東郷町に東郷物流センターをリースにより取得し、本社の物流機能を移転。併せて同所に株式会社進栄を移転。

2020年6月

最新の技術、戦略商品をアピールするための施設「ラボ ビヨンド」を技術共同棟内に新設。

2022年2月

自動車メーカーの車載電池の大型投資の動きに対応し、電池関連事業に特化した電池部品開発課を設置。

2022年4月

東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行。

2023年5月

超精密塗布装置の受注増加への対応、試作・トライの実施や、今後拡大が見込まれる車載用電池市場を見据えた、開発・製造の拠点として、愛知県春日井市に春日井事業所を開設。

2023年8月

ネットワークシステム、ロボッティックスのデバック環境の構築と開発環境の整備を目的に愛知県小牧市に「SFiCラボ」を設置。

事業内容

進和グループは、進和を中心に子会社15社で構成される企業集団です。事業内容は大きく分けて、商社部門と製造部門に分類されます。商社部門では、金属接合、産業機械、FAシステム関連商品の販売を行っており、製造部門では、肉盛溶接・溶射加工、ろう付加工、メンテナンス工事の施工、FAシステム関連製品の製造を主な事業としています。また、子会社を通じて物流業務、不動産管理・損害保険代理業、樹脂製品の製造・販売も手がけています。

進和グループは、国内外に幅広いネットワークを持ち、日本では株式会社進栄、株式会社アイシン、株式会社ダイシンなどが、米国ではSHINWA U.S.A. CORPORATION、東南アジアではSHINWA INTEC Co., Ltd.やPT.SANTAKU SHINWA INDONESIAなどが、中国では那欧雅進和(上海)貿易有限公司や煙台進和接合技術有限公司などが活動しています。これらの子会社は、それぞれ特定の地域や分野において、進和グループの事業展開を支えています。

例えば、株式会社ダイシンは国内の自動車部品メーカーに対し、樹脂製品の製造・販売を行っており、煙台進和接合技術有限公司は中国で熱交換器やろう付材料の生産・販売を、煙台三拓進和撹拌設備維修有限公司は機械設備のオーバーホールやメンテナンス事業を展開しています。また、進和(天津)自動化控制設備有限公司は、FAシステム機器の生産・販売と超精密塗布装置の販売を中国市場で手がけています。

このように、進和グループは多岐にわたる事業を展開し、各地域のニーズに応える製品やサービスを提供しています。

経営方針

進和グループは、金属接合を事業の核とするエンジニアリング商社として、産業界のニーズに応える高度なソリューションを提供し、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を目指しています。同社は、サステナビリティ委員会を中心に、気候変動への取り組み、豊かな社会の実現、働きやすい環境の整備、経営基盤の強化を重点課題として掲げ、サステナビリティ経営を推進しています。

第4次中期経営計画では、連結売上高1,000億円を目指し、成長市場におけるビジネスの拡大、生産・開発体制の拡充、グローバルビジネスの拡大と体制整備、経営基盤の強化、資本効率の向上と株主還元の拡充を基本方針としています。特に、エンジニアリング機能の強化、電動化・自動運転対応、グリーンビジネスの拡大、地域統括会社を中核としたグループ管理体制の構築、成長市場におけるものづくり技術開発強化など、部門ごとに具体的な重点戦略を設定しています。

財務戦略としては、PBR改善、資本効率の向上、適切なキャッシュアロケーションを通じて企業価値の向上を目指し、株主還元方針としては、1株当たり年間配当額100円を下限とし、連結配当性向50%以上を目途に業績向上を通じた利益配分の増加を図っています。

進和グループは、変化を恐れず果敢にチャレンジし、信頼される企業を目指す経営ビジョンのもと、国内外で多岐にわたる事業を展開し、各地域のニーズに応える製品やサービスを提供しています。同社は、サステナビリティ経営を軸に、成長市場におけるビジネスの拡大やエンジニアリング力の拡充、ダイバーシティ推進、ガバナンス体制の強化を通じて、ウェルビーイング(幸福感)の実感できる会社を目指し、さらなる企業価値向上に取り組んでいます。