ユナイテッドアローズJP:7606

時価総額
¥545.7億
PER
12.8倍
紳士服・婦人服の企画・販売を主軸に、「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」「グリーンレーベル リラクシング」等のブランド展開、CHROME HEARTSの銀製装飾品・皮革製ウェア小売。

沿革

1989年10月

東京都渋谷区神宮前二丁目32番4号に、株式会社ユナイテッドアローズを資本金5,000万円をもって設立

11月

パリの人気ブティック「マリナ・ド・ブルボン」の日本国内でのショップ展開に関する運営管理全般の代行業務を開始、東京都渋谷区(神宮前二丁目)に第1号店をオープン(1995年3月に終了)

1990年7月

東京都渋谷区(神宮前六丁目)に、ユナイテッドアローズ(以下、UA)第1号店渋谷店をオープン

1992年10月

フラッグシップ・ショップとして、東京都渋谷区(神宮前三丁目)に原宿本店をオープンするとともに、本店・本社を同所に移転

1998年4月

株式額面金額を50,000円から500円に変更するため、株式会社エスレフルと合併

7月

東京都渋谷区(神宮前三丁目)に本社ビルを竣工、本社を移転

1999年7月

日本証券業協会(現ジャスダック)に株式を店頭登録

9月

「グリーンレーベル リラクシング(以下、GLR)」業態の本格出店となるGLR新宿店を東京都新宿区(新宿三丁目)「ルミネ新宿2」内にオープン

12月

CHROME HEARTS TOKYOを東京都港区(南青山一丁目)にオープンし、「クロムハーツ(以下、CH)」業態の本格展開を開始

2001年2月

分散している本社機能を集約するため、本社所在地を神宮前二丁目に移転

2002年3月

東京証券取引所 市場第二部に株式を上場

2003年3月

東京証券取引所 市場第一部銘柄に指定

9月

UA業態の旗艦店である、UA原宿本店を増床し、リニューアルオープン

店舗数が50店舗を越える

2005年11月

イタリア製の鞄等の輸入、卸売および販売を主たる業とする株式会社フィーゴの全株式を買い取り子会社化

2007年3月

店舗数が100店舗を超える

8月

女性向け衣料品および身の回り品の企画および小売を主たる事業とする子会社、株式会社ペレニアル ユナイテッドアローズを設立

8月

三菱商事株式会社との資本・業務提携に合意

2008年5月

衣料品および身の回り品の小売を主たる事業とする子会社、株式会社コーエンを設立

2010年12月

株式会社ペレニアル ユナイテッドアローズを清算結了

2012年9月

三菱商事株式会社との資本・業務提携を解消

2013年8月

衣料品および身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「台湾聯合艾諾股份有限公司」を台湾に設立

2015年9月

衣料品および身の回り品の小売を主たる業務とする子会社、株式会社Designsを設立

2016年7月

CHブランドの銀製装飾品および皮革製ウェアの小売を主たる業務とする子会社、CHROME HEARTS JP合同会社を設立

2019年12月

衣料品および身の回り品の小売を主たる事業とする海外子会社、「悠艾(上海)商貿有限公司」を中国に設立

2020年2月

子会社である株式会社Designsを当社に吸収合併

2020年12月

CHROME HEARTS JP合同会社を持分法適用関連会社に変更

2021年3月

株式譲渡により株式会社フィーゴを連結対象から除外

2022年4月

東京証券取引所 プライム市場に銘柄を移行

2023年3月

株式会社ユナイテッドアローズの期末店舗数が215店舗、株式会社コーエンの期末店舗数が75店舗、台湾聯合艾諾股份有限公司の期末店舗数が8店舗、連結合計の期末店舗数が298店舗となる

事業内容

ユナイテッドアローズは、紳士服・婦人服などの衣料品及び関連商品の企画・販売を行う事業を展開しています。同社グループは、ユナイテッドアローズ本体のほか、連結子会社に株式会社コーエン、台湾聯合艾諾股份有限公司、悠艾(上海)商貿有限公司、そして関連会社にCHROME HEARTS JP合同会社を含む5社で構成されています。

ユナイテッドアローズは、「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」の3つの主力事業を中心に、多様な顧客のニーズに応えるための小型ストアブランドやアウトレットを展開。2023年3月末時点での店舗数は215店舗に上ります。

株式会社コーエンは、衣料品および身の回り品の小売を業務とし、リラックス感のあるカジュアルウェアブランドを提供。台湾聯合艾諾股份有限公司は台湾での衣料品小売を、悠艾(上海)商貿有限公司は中国での衣料品小売をそれぞれ担当しています。

CHROME HEARTS JP合同会社は、CHROME HEARTSブランドの銀製装飾品や皮革製ウェアの小売を行っており、ライフスタイルブランドとして幅広い商品を展開しています。

ユナイテッドアローズは、トレンドマーケット向けには高単価のブランドを、ミッド・トレンドマーケット向けには比較的手頃な価格帯のブランドを展開し、幅広い顧客層に対応しています。また、台湾聯合艾諾股份有限公司では、ユナイテッドアローズの各種ブランドを展開しており、グローバルな事業展開を進めています。

経営方針

ユナイテッドアローズは、創業以来「日本の生活文化のスタンダードを創造することで社会に貢献する」という経営理念のもと、多様なステークホルダーの価値を高めることを使命としています。同社は、お客様、従業員、取引先、社会、株主の「5つの価値創造」を経営の中心に置き、サステナビリティ課題への取り組みを積極的に進めています。具体的には、「サプライチェーン」「資源」「コミュニティ」「人材」「ガバナンス」の5つのテーマに基づき、サーキュラリティ、カーボンニュートラル、ヒューマニティといった分野で2031年3月期を目標年度とした数値目標を設定し、その達成に向けた取り組みを推進しています。

2033年3月期を最終年度とする長期ビジョンでは、「美しい会社ユナイテッドアローズ、真善美を追求し続けることでサステナブルな社会の実現に貢献し、お客様に愛され続ける高付加価値提供グループになる」という目標を掲げています。これを実現するため、ファッションを中心とした既存ドメインの成長拡大に加え、非アパレル領域への進出も検討し、業容と顧客層の拡大を目指しています。

中期経営計画では、2026年3月期を最終年度とし、「感動提供 お客様と深く広く繋がる」をテーマに、OMO(Online Merges with Offline)の取り組みを軸に、既存のお客様との関係性を深めるとともに、新たな事業開発を進めています。この計画は、UA CREATIVITY戦略、UA MULTI戦略、UA DIGITAL戦略の3つの戦略で構成され、既存事業の成長拡大、ブランド力の強化、グローバル拡大、企業運営の効率化などを目指しています。

ユナイテッドアローズは、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、お客様に愛され続ける企業を目指しています。