- 日本企業
- 丸文
丸文JP:7537
沿革
1947-07 | 堀越合資会社と中善商事株式会社の合併により、機械器具及び日用雑貨類の販売業並びに輸出入業を目的として丸文株式会社を東京都中央区に資本金703万円で設立。 |
1947-12 | 理化学機器、計測器及び医療機器の販売を開始。 |
1952-10 | 米国製機器の輸入販売を開始。 |
1958-09 | トランジスター及びダイオードの輸入販売を開始。 本社内に技術室を設置し、輸入機器の技術サービス業務を開始。 |
1961-03 | 金沢支店を分離独立させ、丸文金沢株式会社を設立。(現:丸文通商株式会社 連結子会社) |
1965-05 | 集積回路の輸入販売を開始。 |
1968-04 | 先端情報の入手及び仕入先開拓のため、米国駐在事務所を設置。 |
1983-10 | 米国駐在事務所をMarubun USA Corporationとして分離独立。(現:連結子会社) |
1985-11 | 物流機能強化のため、南砂物流センター(現:東日本物流センター)を設置。 |
1988-04 | Marubun Electronics (S) Pte Ltd.を設立。(現:Marubun/Arrow (S) Pte Ltd. 連結子会社) |
1989-11 | Marubun Taiwan,Inc.を設立。(現:連結子会社) |
1994-08 | Marubun Hong Kong Ltd.を設立。(現:Marubun/Arrow (HK) Ltd. 連結子会社) |
1997-01 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1998-11 | Marubun Electronics (S) Pte Ltd.及びMarubun Hong Kong Ltd.の全株式を現物出資し、米国Arrow Electronics,Inc.との間で折半出資合弁会社Marubun/Arrow Asia,Ltd.を設立。(現:連結子会社) |
1999-01 | Marubun USA Corporationの営業の一部と米国Arrow Electronics,Inc.の営業の一部をそれぞれ出資し、Marubun/Arrow USA,LLC.を設立。(現:関連会社) |
1999-03 | 三岩商事株式会社(現:ミツイワ株式会社)と共同出資にて株式会社フォーサイトテクノを設立。 |
2000-10 | Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun Arrow (Thailand) Co., Ltd.を設立。(現:連結子会社) |
2001-03 | 東京証券取引所市場第一部に指定。 |
2001-05 | ISO14001認証取得。 |
2001-10 | Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun/Arrow (Phils) Inc.を設立。(現:連結子会社) |
2002-09 | Marubun/Arrow (HK) Ltd.がMarubun/Arrow (Shanghai) Co., Ltd.を設立。 |
2003-12 | Marubun USA Corporationの営業活動を終結し、Marubun/Arrow USA,LLC.の持株会社となる。 |
2005-05 | 神戸支店を分社し、丸文ウエスト株式会社を設立。(現:連結子会社) |
2006-06 | Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun Arrow (M) SDN BHD.を設立。(現:連結子会社) |
2007-04 | 株式会社フォーサイトテクノの第三者割当増資を引き受け、子会社化。(現:連結子会社) |
2007-11 | ISO9001認証取得。 |
2010-03 | 丸文通商株式会社が株式会社北信理化の株式の35%を取得。 |
2010-10 | 丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機の株式の35%を取得。 |
2013-04 | 丸文通商株式会社が株式会社北信理化の株式の100%を取得し子会社化。 |
2013-06 | Marubun/Arrow (HK) Ltd.がMarubun/Arrow (Shenzhen) Electronic Product Consulting Co.,Ltd.を設立。(現:連結子会社) |
2013-08 | Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がPT. Marubun Arrow Indonesiaを設立。(現:連結子会社) |
2014-04 | Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun-Arrow Mexico, S. de R.L. de C.V.を設立。 |
2015-06 | 丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機の株式の100%を取得。 |
2016-04 | 株式取得により、株式会社ケィティーエルを子会社化。 |
2017-04 | 丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機を吸収合併。 |
2017-11 | Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun Arrow Europe Kft.を設立。 |
2018-10 | 株式会社ケィティーエルを吸収合併。 |
2019-04 | 丸文通商株式会社が株式会社北信理化を吸収合併。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
丸文は、半導体、電子部品、電子応用機器などのエレクトロニクス商品の国内外での仕入れと販売を主軸に展開している企業です。同社グループは、丸文を含む連結子会社13社と持分法適用の関連会社1社で構成されています。事業は大きくデバイス事業、システム事業、ソリューション事業の3つのセグメントに分かれています。
デバイス事業では、アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ、特定用途IC、カスタムIC、水晶振動子、コネクタ、プリント基板、ソフトウェアなどの販売を行っています。この事業は、丸文をはじめ、Marubun Taiwan,Inc.やMarubun/Arrow (S) Pte Ltd.など複数の海外子会社でも展開されています。
システム事業では、航空宇宙機器、産業機器、レーザ機器、医用機器の販売を手掛けています。このセグメントにおいては、丸文通商株式会社や丸文ウエスト株式会社が販売を行い、株式会社フォーサイトテクノが電子応用機器の保守・技術サービスを提供しています。
ソリューション事業では、情報通信機器、ソフトウェア、AIロボット、モジュール製品、技術ライセンスなどの販売と、ICTソリューションの保守・技術サービスを行っています。この事業も株式会社フォーサイトテクノがサービス提供を担っています。
これらの事業を通じて、丸文はエレクトロニクス分野で幅広い製品とサービスを提供し、国内外の市場で事業を展開しています。
経営方針
丸文は、エレクトロニクス業界における独自の価値を提供するオンリーワンの商社として、長期的な視点に基づいた成長戦略を推進しています。同社は、テクノロジーを活用してより良い未来の実現に貢献し、最も信頼される存在となることを目指しています。そのために、「先見」と「先取」の精神をもとに、人と技術とサービスで社会と顧客の課題を解決することをミッションとして掲げています。
中期経営計画「丸文 Nextage 2024」では、サステナビリティ経営の推進、新たな事業領域への進出と成長基盤の構築、既存事業の「選択と集中」の促進とソリューション開発強化、グループ経営の強化、業務基盤の整備と内部プロセスの改善を基本方針としています。これらの方針に基づき、事業ポートフォリオの進化と収益力改善を目指しています。
デバイス事業、システム事業、ソリューション事業の3つのセグメントを中心に、新規商材の開発推進、既存事業の収益性の維持・向上、新規領域への事業規模と収益基盤の拡大、競争優位性の強化、グループ連携の強化などに取り組んでいます。また、高付加価値ビジネスの開発推進、新規ビジネスモデルの構築と拡大、ソリューション開発力の向上とグループシナジーの創出にも注力しています。
丸文は、サステナビリティへの取り組みを強化し、デジタルマーケティングとカスタマーリレーションを強化する基盤を整備することで、経営基盤の強化を図っています。また、統合的リスクマネジメントの枠組み整備やリスクモニタリングの運用強化、コーポレート・ガバナンス体制の充実、人材への投資、働きやすい職場環境の整備、ITインフラの整備にも継続的に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、丸文は技術革新の新たな時代に貢献できるエレクトロニクス商社としての地位を確固たるものにしていく方針です。