- 日本企業
- リックス
リックスJP:7525
沿革
1964年5月 |
福岡市に日本オイルシール工業株式会社(現 NOK株式会社)の関西以西総代理店として山田商事株式会社を設立。機械商社として活動を開始。 |
1967年6月 |
高圧電動油圧ポンプの製造販売を開始。「メーカー商社」としての基礎を築く。 |
1969年3月 |
回転継手メーカー協和工業株式会社を吸収合併。福岡工場として生産活動を開始。商号を山田興産株式会社に変更。 |
1969年11月 |
西日本オイルシール販売株式会社(現 エクノス株式会社)を設立。 |
1974年11月 |
株式額面変更のため山田興産株式会社(旧 炭谷木材工業株式会社)と合併。 |
1976年7月 |
福岡市博多区に本社社屋を新築し移転。 |
1983年4月 |
高圧水精密洗浄装置の製造販売を開始。 |
1987年4月 |
製鋼フォーミング鎮静剤(ロッキーライト)が科学技術庁長官賞を受賞。 |
1990年10月 |
プレソテクニック社(ドイツ)と日本総代理店契約を締結。同社製品(金属接合機-TOX)の販売を開始。 |
1990年11月 |
商号をリックス株式会社に変更。 |
1991年5月 |
福岡工場敷地内に高圧液圧技術と製品開発を目的とした技術開発センターを新築。 |
1992年3月 |
半導体業界向けIC樹脂バリ取り装置(AX)が「財団法人九州産業技術センター」優秀賞を受賞。 |
1992年9月 |
自動車業界向け金属深穴バリ取り装置(RX)を製品化、販売を開始。 |
1992年12月 |
米国半導体業界誌「セミコンダクターインターナショナル」からIC樹脂バリ取り装置(AX)が1992年ベストプロダクツに選ばれる。 |
1996年11月 |
福岡証券取引所へ株式を上場。 |
1997年1月 |
製造本部福岡工場がISO9001の認証を取得。 |
1998年7月 |
フラックス精密洗浄装置を製品化、販売を開始。 |
2000年7月 |
自動車用精密部品の微細バリ取り洗浄装置(RXA)を製品化、販売を開始。 |
2002年3月 |
超高速回転継手、超高圧回転継手が「財団法人九州産業技術センター」センター賞を受賞。 |
2003年3月 |
製造本部福岡事業所がISO14001の認証を取得。 |
2003年3月 |
タイ バンコクに販売現地法人 RIX TECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.を設立。 |
2003年3月 |
中国 上海に販売現地法人 瑞顧斯貿易(上海)有限公司を設立。 |
2006年8月 |
タイ チョンブリ県に製造現地法人 SIAM RIX MANUFACTURING CO.,LTD.を設立。 |
2007年5月 |
ダンフォス社(デンマーク)とインバータ、ソフトスターターの輸入発売元契約を締結。 |
2007年10月 |
創業100周年。 |
2008年2月 |
東京証券取引所市場第二部へ株式上場。 |
2008年7月 |
中国 常州に製造現地法人 瑞顧克斯(常州)机械制造有限公司を設立。 |
2008年11月 |
液滴衝突法によるナノ微粒化装置(G-smasher)が「粉体工学会秋季発表会」技術賞を受賞。 |
2010年5月 |
ナノ微粒化装置(G-smasher)を製品化、販売を開始。 |
2012年10月 |
ドイツ シュツットガルトに販売現地法人 RIX Europe GmbHを設立。 |
2013年1月 |
中国 大連に製造現地法人 瑞顧克斯工業(大連)有限公司を設立。 |
2015年9月 |
米国 テネシー州に販売現地法人 RIX North America,LLCを設立。 |
2016年5月 |
東京証券取引所市場第一部に指定。 |
2017年12月 |
韓国におけるリックス自社製品及び取扱い商品の販売拠点としWOO JEON TRADING.,LTD.(現RIX WOOJEON KOREA CO.,LTD.)を子会社化。 |
2018年3月 |
インドネシア ジャカルタに販売現地法人 PT.RIX ORIENT INDONESIAを設立。 |
2018年3月 |
インド ムンバイに販売現地法人 RIX INDIA TRADING & SERVICE PVT.LTD.を設立。 |
2021年1月 |
米国での機械加工事業及びアフターメンテナンス事業への参入を目的とし連結子会社RIX North America,LLCの子会社としてRIX Machinig and Manufacturing,LLCを設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年6月 |
自社内での電装部分の内製化を目的とし連結子会社リックステクノ株式会社の子会社として株式会社CEMの全株式取得。 |
事業内容
リックスグループは、リックスおよびその子会社18社、関連会社2社で構成されており、主に高圧液圧応用機器を中心とした産業用機器の仕入れ・販売及び製造販売、精密計測・検査機器の仕入れ・販売を行っています。リックスグループの事業は、商社事業と自社製品事業の二つの大きな柱で成り立っています。
商社事業では、高圧液圧技術を核とした流体の圧力発生機をベースに、その応用機器・システム製品、付属機器・部品、関連技術商品などの販売を行っています。主力商品には、プランジャーポンプ、高圧油圧ポンプ、渦巻ポンプ・水中ポンプなどがあります。また、高圧水洗浄機やオイルシール、回転ノズル、フィルターなどの付属機器・部品、ピストン弁、バルブ、真空ポンプ、コンプレッサーなどの関連技術商品、精密自動・計測機器も取り扱っています。
自社製品事業では、トライボロジ技術、高圧・精密洗浄技術を核に、流体機器である回転継手及び高圧・精密洗浄装置などの製作を行っています。回転継手は、固定された配管から回転する機械などに油、水、空気など様々な流体を供給する継手で、自動車業界、鉄鋼業界、電子・半導体業界、製紙業界、ゴム・タイヤ業界、樹脂業界など様々な業界の生産設備に展開しています。高圧・精密洗浄装置は、水に高い圧力をかけることにより強い水流をつくり、水圧と打撃力で対象物の切断、剥離、洗浄などに活用する技術を突き詰め、顧客の課題を解決し続けた結果、複数の洗浄技術及びユニット製品が生まれ、各種ラインナップを形成しています。
さらに、「その他」の事業として、ベアリング再生及び製造、タイヤ製造設備向け断熱板製造、耐蝕ポンプ・耐蝕送風機・排ガス処理装置製造、治工具・大型加工品の製作及びメンテナンス、産業用機械の制御盤製作、搬送機械の設計製作なども手がけています。これらの事業を通じて、リックスグループは幅広い産業分野に対して高度な技術と製品を提供し、顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
リックスグループは、高圧液圧応用機器を中心に、産業用機器の仕入れ・販売及び製造販売、精密計測・検査機器の仕入れ・販売を行っている企業です。同社は、2021年度から中期3ヵ年計画「GP2023」を策定し、経営課題の解決と経営目標の達成に取り組んでいます。この計画では、ビジョンとして「販売・技術・製造・サービスの高度な融合」とパートナーとの「協創」により、世界の産業界の課題解決のためのソリューションを提供することを掲げています。目標としては、2023年度に連結経常利益35億円の達成を目指しています。
成長戦略として、ビジネス領域の拡大、収益性の向上、人材・組織の革新、ステークホルダーリレーションの向上の4つの方針を設定しています。ビジネス領域の拡大では、現状の業界・業種の拡大、成長分野の開拓、海外展開の強化を挙げています。収益性の向上では、事業活動の高効率化(DXの推進)やオリジナル品比率の向上を目指しています。人材・組織の革新では、ライフ・ワーク・バランスの充実や人材の育成・定着、社内外協創を実現する組織の構築に取り組んでいます。ステークホルダーリレーションの向上では、CSV活動の推進やステークホルダーとのコミュニケーション強化を掲げています。
リックスグループは、これらの戦略を通じて、国内外の市場での競争力を強化し、持続可能な成長を目指しています。