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ムサシJP:7521
事業内容
ムサシは、情報・印刷・産業システム機材、金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品、不動産賃貸・リース事業の4つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、ムサシとその子会社10社、関連会社1社によって構成されています。
情報・印刷・産業システム機材セグメントでは、電子メディアやマイクロフィルムの総合システム、印刷システム、レーザー加工機、産業用検査機器などを提供しています。これらの機器や材料の販売、情報処理サービス、保守を行っています。
金融汎用・選挙システム機材セグメントでは、貨幣処理システム、選挙システム、セキュリティシステムの機器と関連機材を提供し、保守サービスも行っています。これにより、金融機関や選挙管理委員会などのニーズに応えています。
紙・紙加工品セグメントでは、印刷・出版用紙、事務用紙、特殊紙、紙加工品、感圧紙などを取り扱っています。これらの製品は、印刷業界や出版業界、事務用品市場で広く利用されています。
不動産賃貸・リース事業では、不動産の賃貸業やリース業、損害保険代理業、人材事業を展開しています。これにより、企業や個人に対して多様なサービスを提供し、安定した収益を確保しています。
経営方針
ムサシは、各社の強みを活かしたグループ経営を通じて既存事業の強化を図りつつ、新規事業の開拓と自社開発商品・サービスの拡充に積極的に取り組んでいます。これにより、安定した業績を確保する体制の確立を目指しています。
同社は、システム構築力や提案力の強化を図り、新商品の開発や新規事業の開拓に注力しています。特に、情報・産業システム機材分野では、デジタル化の進行に伴う需要増加に対応し、官公庁や民間企業向けに電子化サービスを提供しています。
印刷システム機材分野では、紙メディアの需要減少に対応し、多目的インクジェットプリンターやデジタルダイカッターなどの特徴ある商品を拡販しています。これにより、競合優位性を構築し、他社との差別化を図っています。
金融汎用システム機材分野では、キャッシュレス化の進行に伴う市場縮小に対応し、金融機関向けの管理機器やBPOサービスの提案を強化しています。これにより、収益性の向上を目指しています。
選挙システム機材分野では、自治体の業務効率化ニーズに応え、投開票業務を支援する機器やシステムの開発に注力しています。これにより、選挙業務の総合的なサポートを提供し、事業規模の拡大を図っています。
紙・紙加工品分野では、デジタル化による需要減少に対応し、特殊機能・高付加価値を持つオリジナル商品の開発を進めています。これにより、価格競争に巻き込まれない利益確保を目指しています。
ムサシは、売上高経常利益率を重要指標とし、特需の発生しない期における連結売上高経常利益率を3%以上とすることを目指しています。これにより、企業価値の向上と収益性の安定的な成長を実現しようとしています。