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コーナン商事JP:7516
事業内容
コーナン商事は、主にホームセンター事業を中心に展開しています。同社は、連結子会社3社と非連結子会社6社を含むグループを形成し、多様な事業を手がけています。ホームセンター事業では、コーナン商事自身が国内で展開し、KOHNAN VIETNAM CO., LTD.やKOHNAN (CAMBODIA) CO., LTD.が海外での事業を担っています。
また、建築資材卸売業も展開しており、株式会社建デポがこの分野を担当しています。さらに、住宅関連用品や食品の小売事業も行っており、株式会社ホームインプルーブメントひろせがその役割を果たしています。これにより、コーナン商事は多様なニーズに応える商品を提供しています。
建物や関連設備のメンテナンス事業も手がけており、大阪エイチシー株式会社がこの分野を担当しています。不動産賃貸業では、有限会社南大沢イン(匿名組合)が活動しています。これにより、コーナン商事は不動産関連のサービスも提供しています。
流通業周辺サービスは、コーナンビジネスイノベーション株式会社が担当し、運送・倉庫業はサザンポートライン株式会社が行っています。なお、サザンポートライン株式会社は、2024年4月24日に社名をコーナンロジスティックス株式会社から変更しました。これにより、物流の効率化を図っています。
経営方針
コーナン商事は、2025年4月に「第4次中期経営計画」を発表し、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指しています。この計画では、全ての経営活動を顧客視点に転換し、法令遵守と内部管理体制の強化を図ることで、安定した高収益体質の確立を目指しています。
同社は、2028年2月期を最終年度とする3カ年計画で、売上高5,600億円、営業利益290億円、EBITDA430億円、当期純利益165億円を目標としています。また、総還元性向40%以上と累進配当の達成も掲げています。
成長戦略として、コーナン商事は7つの重点戦略を推進しています。出店戦略では、PRO業態を中心に注力エリアでの積極的な出店を進め、商品・価格戦略ではPB商品の開発を強化しています。EC×店舗戦略では、e-shopや法人サイトの強化を図り、来店促進を進めています。
さらに、ファン化戦略として自社アプリ会員数の拡大を目指し、物流戦略では効率化と省人化を推進しています。オペレーション戦略では、業務の効率化を図り、人財経営では人材育成と社内環境の整備に注力しています。
ESG経営では、サステナビリティの推進や地域貢献、人材教育、ガバナンス強化を通じて企業価値の向上を図っています。財務経営では、成長投資と株主還元のバランスを重視したキャッシュアロケーションを推進しています。
これらの戦略を通じて、コーナン商事は誰からも愛される企業となり、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指しています。