ティムコJP:7501

時価総額
¥25.7億
PER
23.6倍
フィッシング事業ではルアーやフライフィッシング用品の企画開発、輸出入及び販売、アウトドア事業では「フォックスファイヤー」ブランドの衣料品及びアクセサリーの企画開発、販売。

沿革

1969年12月

フィッシング用品の輸出入及び製造販売を目的として資本金2,500千円にて東京都渋谷区千駄ケ谷に株式会社ティムコを設立。

1970年9月

東京都港区西麻布に本社を移転。

1971年7月

米国「フェンウィック」ブランドのフィッシングロッドの日本総発売元になる。

1973年11月

米国「オービス」ブランドのフライフィッシングロッド、リール等の日本総発売元になる。

1976年6月

「ティムコフライフィッシングスクール」をスタートし、日本におけるフライフィッシングの普及活動を開始。

1977年6月

東京都新宿区新宿に本社を移転。

1980年3月

米国「サイエンティフィック・アングラーズ」ブランドのフライラインの日本総発売元になる。

1981年6月

TIEMCOのロゴマークを一新、宣伝にThink in the field.のスローガンをのせ、自然との関わり合いをより強調したCIを導入。

1982年1月

フライフィッシング向けアウトドア衣料「フォックスファイヤー」の販売を開始し、アウトドア衣料事業の本格的展開を図る。

1984年2月

自社開発商品「リーダー・クリッパー」(釣糸用鋏の一種)、国産フライフィッシング専用釣針「TMCフライフック」を発売。

1986年7月

商品管理の合理化、発送業務のスピード化を図るため、東京都大田区東海に商品管理発送センターを開設。

1989年5月

発送業務拡大に伴い、千葉県千葉市新港(現美浜区新港)に商品管理発送センターを移転。

1992年11月

東京都墨田区菊川に本社ビルを新築し移転。

1996年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1998年7月

物流機能の集約と商品開発力強化を図るため、千葉県習志野市に商品センターを新築し、移転。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2007年3月

フォックスファイヤー25周年を期にブランドロゴを改めるとともに、ステートメントを"True to nature"にリニューアル。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。

2010年10月

大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2013年3月

最軽量クラスをコンセプトに、フライフィッシングギア「airista(エアリスタ)」を発売。

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2019年4月

株式会社スノーピークと両社のアウトドア・ユーザー層のさらなる拡大を目指し、資本業務提携契約を締結。

2021年11月

株式会社スノーピーク、株式会社アイビック、アイビック食品株式会社、株式会社ティムコ 4社の出資による合弁会社「株式会社キャンパーズアンドアングラーズ」を設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場に移行。

事業内容

ティムコは、フィッシング事業とアウトドア事業の二つの主要なセグメントを展開しています。フィッシング事業では、ルアーやフライフィッシング用品の企画開発、輸出入、販売を手掛けており、釣り愛好家に向けた高品質な製品を提供しています。一方、アウトドア事業では、オリジナルブランド「フォックスファイヤー」を中心に、アウトドア向け衣料品やアクセサリーの企画開発、販売を行っています。これらの製品は、自然の中での活動を快適にするための機能性とデザイン性を兼ね備えています。

さらに、ティムコは関連会社である株式会社キャンパーズアンドアングラーズを通じて、キャンプやフィッシング、食を融合した体験型施設の運営も行っています。この施設では、アウトドア活動を通じた新たな体験を提供し、利用者に自然とのふれあいやレジャーの楽しさを伝えています。

ティムコの事業は、アウトドア活動をトータルでサポートする製品とサービスの提供により、幅広い顧客のニーズに応えています。フィッシングとアウトドアの両セグメントを通じて、同社は自然愛好家のライフスタイルを豊かにすることを目指しています。

経営方針

ティムコは、フィッシング事業とアウトドア事業を核として、独自の成長戦略を推進しています。同社は「Think in the field」をスローガンに掲げ、自然から学んだ知恵を活かし、人々の幸福に貢献する製品やサービスの提供を目指しています。中期経営計画では、外部環境の変化に柔軟に対応し、自社の強みを活かした利益向上を目標としています。特に、ブランド力の強化、インターネット分野での取り組みの強化、そしてグローバル市場への展開に注力しています。

重点課題としては、ブランド力の向上、インターネットを活用したビジネスモデルの強化、そして世界市場での競争力強化を挙げています。これらを実現するために、コンテンツマーケティングを基軸に、価値あるコンテンツの提供を通じて新規ユーザーの獲得とブランドのファン化を目指しています。経営指標としては、売上総利益率と営業利益率の向上に焦点を当て、納期管理の精度向上や販売機会損失の低減、業務効率化によるコスト削減を進めています。

また、物価上昇や円安によるコスト増加に対応するため、お客様との接点強化、Eコマース分野の強化、海外展開の加速を図っています。フィッシング事業では、アウトドアアクティビティとの融合を進め、インターネットを活用した販売促進活動を強化しています。アウトドア事業では、自社ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客基盤の拡大を目指し、商品開発力の強化や顧客サービスの向上に努めています。これらの取り組みを通じて、ティムコは総合力を活かした成長を目指しています。