西川計測JP:7500株価

時価総額
¥356.3億
PER
17.6倍
制御・情報機器、計測器、理化学機器などの販売とエンジニアリングの有力企業。PA/FA制御システム、ガスクロマトグラフやICP質量分析装置、計装工事と保守サービスを展開。主要メーカー3社の代理店。単一セグメントで事業展開。

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事業内容

西川計測は、制御・情報機器や各種計測器、理化学機器、産業機器の販売と、それに伴うエンジニアリング、ソフトウエア制作、計装工事、保守サービスを一貫して手掛ける会社です。同社は横河電機、横河ソリューションサービス、アジレント・テクノロジーの代理店として主要製品を仕入れ、機器販売からシステム導入までワンストップで提供しています。

主要な顧客は製造プラントや工場、研究・分析機関など設備を保有する企業で、機器導入とその後の運用支援をまとめて依頼されます。同社の収益は、仕入れて販売する機器の売上と、システム構築に伴うエンジニアリングやソフト開発、計装工事、さらに保守サービスの継続契約で構成されています。

事業は単一セグメントですが、製品別には大きく四つに分かれます。同社は制御・情報機器システム(制御用コンピュータや検出・制御機器、エンジニアリング)、計測器(電気測定器やオシロスコープなど)、理化学機器(ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ、質量分析装置や分析ソフト)、産業機器・その他(環境試験装置、油圧・空圧機器、産業ロボット、恒温槽、受託計測)を取り扱い、それぞれで販売から据付・保守まで対応しています。

経営方針

同社は2022〜2025年の中期経営計画「Strong & Expanding 2025」を通じて企業価値・株主価値の向上を目指しています。具体的な財務目標として自己資本比率50%以上、自己資本当期純利益率(ROE)10%以上を掲げ、エネルギー自由化や通信高速化、AI・IoTの進展に伴う設備投資需要を取り込むことで売上と収益の拡大を図る計画です。これにより既存の計測・制御・理化学分野の基盤を堅持しつつ、新たな需要を取り込んで成長基盤を確立することを目指しています。

重点投資分野はライフライン(電気・水道・ガス)や産業オートメーション、理化学のR&D支援で、特にラボ自動化(LAS)や分析機器まわりのデジタル化に資源を割いています。差別化戦略として同社は横河電機やアジレントなどの代理店ネットワークを活用し、機器販売からシステム導入、保守までのワンストップ提供を強化します。また、提案型営業や顧客に密着したサービスで単なる機器販売ではない「課題解決型」の付加価値を出すことを重視しています。

新市場開拓と事業拡大では、環境対応や社会インフラの更新、半導体・医薬・食品向けの分析・制御ニーズを取り込む方針です。具体施策として営業体制の充実やデジタルマーケティングの強化、既存顧客へのクロスセルを進め、保守・運用の継続契約によるストック収益の拡大を図ります。これらを通じて既存ビジネスの深耕と成長ビジネスの拡大を同時に進める計画です。

技術革新への取り組みでは、デジタルトランスフォーメーション(DX:業務やサービスのデジタル化)やIoT・AIを活用したソリューション提供を加速します。具体的にはラボ自動化で得られるデータの活用によるR&D支援、分析ソフトや予防保守を可能にするデータ解析機能の開発、そしてデジタルマーケティングによる顧客接点の最適化などに投資します。加えてESG・SDGsへの貢献を経営の重点に据え、持続的な事業基盤の強化を目指しています。