シモジマJP:7482

時価総額
¥319.2億
PER
12.6倍
包装資材の販売を中心に、営業販売、店舗販売、通信販売を展開し、フランチャイズ店「パッケージプラザ」の管理・運営も行う。

事業内容

株式会社シモジマは、包装資材の販売と仕入を主な事業としています。具体的には、紙袋、包装紙、ポリ袋、粘着テープ、紐、リボン、店舗用品などを取り扱っています。シモジマは、連結子会社9社、非連結子会社3社、持分法非適用関連会社1社と共に事業を展開しています。

シモジマの事業は、営業販売部門、店舗販売部門、通信販売部門の3つに分かれています。営業販売部門では、二次卸や包装用品販売店へのディーラー販売、ユーザーへの直接販売、フランチャイズ加盟店「パッケージプラザ」への卸販売を行っています。

店舗販売部門では、実店舗での直接販売を行っています。通信販売部門では、インターネットを通じた通信販売を展開しています。これにより、幅広い顧客層に対応した販売チャネルを持っています。

シモジマの仕入先には、彩光社、朝日樹脂工業、シモジマ製袋、下島(上海)商貿有限公司などがあります。彩光社はシール類を、朝日樹脂工業はポリ袋などの化成品を製造しています。

販売に関しては、シモジマが直接行うほか、リード商事が花材・園芸関連資材、ミタチパッケージが工業関連資材、大倉産業が病院や介護施設向けの衛生用品を販売しています。これにより、各分野での専門性を活かした販売体制を構築しています。

物流業務は主にシモジマ加工紙に委託されています。また、中国では下島(上海)商貿有限公司が販売と貿易業務を、台湾では台湾下島包装股份有限公司が台北市で店舗販売と営業販売を行っています。これにより、国際的な事業展開も行っています。

経営方針

株式会社シモジマは、包装用品を通じて快適な社会づくりに貢献することを基本理念としています。同社は「パッケージ×サービス」で顧客に元気を届けるトータルパートナーを目指し、事業拡大、経営基盤の強化、経営体制の強化を長期方針としています。

中期経営計画では、2026年3月期までに売上高650億円、営業利益率5.5%、ROA8.5%を目標としています。特に「シモジマオンラインショップ100万×100万プロジェクト」を通じて、商品数と会員数の大幅な増加を図り、販売力を強化しています。

商品力強化では、環境配慮型商品の開発と普及に注力しています。PFASフリー耐油袋や紙製食品トレーなどを開発し、2030年までにオリジナル商品の20%を環境配慮型にすることを目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。

経営基盤の強化では、資本コストや株価を意識した経営を推進しています。ROEを8.0%に引き上げることを目標に、エクイティ・スプレッドの拡大を図っています。また、情報開示の充実や投資家との対話を通じて、資本コストの低減を目指しています。

経営体制の強化では、サステナビリティ経営を推進しています。シモジマの森の植林活動や使用済み段ボールのリサイクルなど、環境への貢献を重視しています。また、従業員エンゲージメントの向上やダイバーシティの推進を通じて、自由闊達な社風を醸成しています。

シモジマは、これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティ経営を推進し、ステークホルダーに幸せを提供することを目指しています。