シモジマJP:7482

時価総額
¥297億
PER
12.6倍
紙袋、包装紙・紙器、ポリ袋、粘着テープ、紐・リボン、店舗用品の販売・仕入、二次卸・直接販売、通信販売、花材・園芸資材、工業資材販売、海外物流・越境EC、フランチャイズ加盟店管理・運営、物流業務。

沿革

1920年1月

包装材料卸問屋下島商店創業

1943年8月

㈱下島商店発足

1943年9月

下島荷具工業㈱に商号変更

1962年4月

下島荷具工業㈱は不動産の管理を目的として、資本金300万円で下島不動産㈱(現当社)を設立

1964年7月

下島荷具工業㈱は製造部門と商事部門の利益管理を明確にするため、資本金1,800万円で㈱シモジマを設立し、同社の商事部門を㈱シモジマに移管

1967年7月

㈱シモジマは取引関係強化を目的として㈲彩光社に資本参加

1972年3月

㈱シモジマは外商得意先への商品全国配送網確立を目的として、埼玉県浦和市(現さいたま市)に東部配送センターを設置

1977年12月

㈱シモジマは関西地区各店及び得意先への配送体制充実を目的として、東大阪市に西部配送センターを設置

1979年3月

下島不動産㈱は下島産業㈱に商号変更

1981年4月

下島荷具工業㈱が下島商事㈱に商号変更

1981年7月

下島商事㈱が下島興業㈱に商号変更

㈱シモジマは店舗販売と外商それぞれの利益管理を明確にするため、資本金3,000万円でシモジマ商事㈱を設立し、同社の外売部門・本社管理部門をシモジマ商事㈱に移管

1989年9月

シモジマ商事㈱は将来の配送業務拡大に対応するため、栃木県安蘇郡田沼町(現佐野市)に田沼倉庫を設置、同時に物流子会社へイコーハンドリング㈱(現シモジマ加工紙㈱)を設立

1991年4月

下島産業㈱をシモジマ商事㈱に、シモジマ商事㈱をシモジマ㈱にそれぞれ商号変更

シモジマ商事㈱(存続会社)がシモジマ㈱と㈱シモジマとを合併、資本金1億725万円となる

1994年11月

シモジマ商事㈱が下島興業㈱を吸収合併

1995年12月

日本証券業協会に株式を店頭登録 資本金14億507万円

2000年6月

子会社、商い支援㈱を設立

2000年11月

本社においてISO14001認証を取得

2001年2月

東京証券取引所市場第二部上場

2001年12月

子会社、㈱エスティシーを設立

2002年7月

㈱シモジマに商号変更

2004年9月

東京証券取引所市場第一部に指定替え

2006年3月

子会社、下島(上海)商貿有限公司を設立

2010年4月

発行済株式の取得により㈱リード商事を子会社化

2011年8月

新基幹システム「フェニックス」本稼働開始

2014年4月

執行役員制度導入、同年6月より施行

2014年8月

西日本地区の物流効率化を図るため、大阪南港物流センターを開設

2017年8月

子会社、㈱エスパックを設立

2017年9月

㈱エスパック、発行済株式の取得により㈱我満商店を子会社化

2019年10月

ミタチパッケージ㈱の全株式を取得し、同社を完全子会社化

2019年12月

朝日樹脂工業㈱の全株式を取得し、同社を完全子会社化

2021年11月

㈱グローバルブランドの全株式を取得し、同社を完全子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年11月

サステナビリティ委員会設置

事業内容

株式会社シモジマは、包装資材の販売と仕入れを主軸に展開している企業です。同社の事業セグメントは、営業販売部門、店舗販売部門、通信販売部門に大別されます。営業販売部門では、二次卸や包装用品販売店へのディーラー販売とユーザーへの直接販売を行っており、フランチャイズ加盟店「パッケージプラザ」への卸販売も手掛けています。店舗販売部門では、直接顧客への販売を展開。通信販売部門では、インターネットを通じた販売を行っています。

シモジマグループは、連結子会社10社と非連結子会社3社から成り立ち、商品仕入れは㈲彩光社や㈱エスティシー、朝日樹脂工業㈱などから行っています。特に、㈱エスティシーは海外からの輸入業務も担当しています。また、㈱リード商事やミタチパッケージ㈱、㈱グローバルブランドなどは、それぞれ花材・園芸関連資材、工業関連資材、海外物流・越境ECを通じた販売を行っており、シモジマとの間で商品の相互仕入・販売を通じて相乗効果を図っています。

物流業務は主にシモジマ加工紙㈱が担当し、フランチャイズ加盟店「パッケージプラザ」の管理は㈱エスパックが、一部運営は㈱我満商店が行っています。さらに、中国と台湾においても、下島(上海)商貿有限公司と台湾下島包装股份有限公司がそれぞれ販売及び貿易業務、店舗販売と営業販売を展開しています。これらの事業展開を通じて、シモジマは包装資材市場において幅広い事業を展開しています。

経営方針

株式会社シモジマは、包装用品と関連事業を通じて快適な社会づくりに貢献することを基本理念としています。同社は「パッケージ×サービスでお客様に元気を届けるトータルパートナーを目指す」という長期ビジョンの下、事業の拡大、経営基盤の強化、経営体制の強化を三つの柱として掲げています。

2021年11月には、2026年3月期までの5年間を対象とした中期経営計画を策定しました。この計画では、売上高650億円、営業利益率3.0%、ROA(総資産経常利益率)5.0%を目標としています。事業拡大の一環として、「シモジマオンラインショップ 100万×100万プロジェクト」を推進し、ECサイトの商品数と会員数の大幅な増加を目指しています。

また、SDGs活動の推進と環境配慮型商品の開発・販売にも力を入れています。これには、森林保全活動やクローズド・リサイクルモデルの構築、マテリアル・リサイクル活動、海洋生分解性レジ袋「エネルフィッシュ」の開発などが含まれます。

経営基盤の強化には、物流センターの改築やIT分野での積極的な投資が挙げられます。特に、EDI取引の推進や人材育成に注力しています。

経営体制の強化としては、サステナビリティ委員会の設置やマテリアリティ(重要課題)の抽出に取り組んでいます。これらの活動を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。

シモジマは、これらの成長戦略を推進することで、包装資材市場におけるリーダーとしての地位をさらに強化し、長期的な成長を目指しています。