鳥羽洋行JP:7472

時価総額
¥192.5億
PER
12倍
制御機器、FA機器、産業機器の販売を手がけ、空気圧機器や産業用ロボット、電動ドライバーなどを提供する企業。

事業内容

鳥羽洋行は、制御機器、FA機器、産業機器の販売を主な事業内容としています。国内では有力メーカーから商品を仕入れ、大手ユーザーに販売しています。海外取引では、主に国内メーカーから仕入れた商品を海外ユーザーに販売しています。鳥羽洋行は単一の事業セグメントを持ち、機械工具類の卸売りだけでなく、ユーザーの生産現場に直接商品を販売する形態をとっています。

鳥羽洋行は、空気圧機器や省力化、自動化のためのFAロボットの販売を早期に開始し、新商品の発見・育成・提供に努めています。また、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001と品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001の認証を取得しています。営業体制は国内23営業所と海外事業グループを中心に展開し、特に専門的な知識が必要な商品には特機システム部が対応しています。

鳥羽洋行の主要取扱品目には、制御機器として空気圧機器、電子センサー、圧力センサーなどがあります。FA機器では、産業用ロボットや自動組立機、レーザー加工機などを取り扱っています。産業機器には、電動ドライバー、アルミフレーム、無人搬送車などが含まれます。これらの製品を通じて、鳥羽洋行は生産現場の自動化や効率化をサポートしています。

経営方針

鳥羽洋行は、機械工具を取り扱う専門商社として、堅実かつ進取的な経営を掲げています。特に「信用第一主義」を重視し、日本の産業界の発展に貢献してきました。近年の経済のグローバル化や市場ニーズの変化に対応し、国内外で積極的な経営を進めています。

同社は、ROE 8.0%以上、PBR 1倍以上を目標とする経営指標を掲げています。これにより、企業価値を高め、株式市場からの適正な評価を目指しています。どのような経営環境下でもこの目標を達成できる経営体質を構築することを目指しています。

中長期的な経営戦略として、鳥羽洋行はFAプランナーとしての地位を強化しています。産業用ロボットやFA機器に注力し、省力化・自動化の需要を先取りしています。また、地球環境に配慮した商品提案を行い、設備投資効率の向上に貢献しています。

「Next Stage 2028」という中期経営計画のもと、鳥羽洋行は持続的成長を目指しています。技術革新が進む中で新しい市場を開拓し、環境負荷の低い高付加価値商品を発掘することに注力しています。また、人材育成や業務効率の向上、コーポレート・ガバナンスの強化も重要な課題としています。

鳥羽洋行は、これらの課題をサステナビリティの重要課題として認識し、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指しています。これにより、産業の発展と地球環境への貢献を両立させる企業として成長を続けています。