メディパルホールディングスJP:7459

時価総額
¥5494.7億
PER
11.5倍
医療用医薬品、化粧品・日用品、動物用医薬品等の販売やサービスを提供する総合医療卸売企業。主要子会社には㈱メディセオ、㈱PALTAC、MPアグロ㈱などがある。

沿革

年月

事項

 1898年10月

神戸市に創業

1923年5月

「株式会社三星堂」を設立(資本金20万円)

1995年9月

東京証券取引所及び大阪証券取引所の各市場第二部に株式を上場

1997年9月

東京証券取引所及び大阪証券取引所の各市場第一部に指定

2000年4月

「クラヤ薬品株式会社」(1949年1月設立)ならびに「東京医薬品株式会社」(1947年7月設立)と合併し、商号を「株式会社クラヤ三星堂」に変更

本店を東京都中央区に移転

2001年2月

「千秋薬品株式会社」が医薬品等卸売事業の営業を開始

2003年3月

「潮田三国堂薬品株式会社」を完全子会社化(2006年4月に「株式会社潮田クラヤ三星堂」に商号変更)

    9月

「井筒薬品株式会社」を完全子会社化(2006年4月に「株式会社井筒クラヤ三星堂」に商号変更)

「平成薬品株式会社」を完全子会社化

    12月

大阪証券取引所の市場第一部の株式等を上場廃止

2004年2月

「株式会社よんやく」ならびに「中澤氏家薬業株式会社」と経営全般にわたる業務提携

    4月

「株式会社エバルス」ならびに「株式会社アトル」を完全子会社化

「クラヤ三星堂分割準備株式会社」を設立

    5月

「株式会社中川誠光堂(現・株式会社MMコーポレーション)」を完全子会社化

    10月

会社分割により持株会社に移行し、商号を「株式会社メディセオホールディングス」に変更

「クラヤ三星堂分割準備株式会社」が当社の医薬品等卸売事業の営業を承継し、商号を「株式会社クラヤ三星堂」に変更

 2005年4月

「株式会社チヤク」を完全子会社化

    10月

「株式会社パルタック」を完全子会社化し、商号を「株式会社メディセオ・パルタックホールディングス」に変更

2006年1月

「株式会社クラヤ三星堂」を存続会社として、「株式会社チヤク」と合併

2007年1月

「丸善薬品株式会社」を完全子会社化

2008年1月

「株式会社コバショウ」を完全子会社化

    4月

「株式会社コバショウ」を存続会社として、同社の完全子会社4社と合併

「株式会社パルタック」を存続会社として、「株式会社コバショウ」と合併し、商号を「株式会社パルタックKS」に変更

    12月

 「東七株式会社」と経営全般にわたる業務提携

 2009年3月

「株式会社アトル」は、「株式会社アトル那覇薬品」を完全子会社化

    4月

「株式会社パルタックKS」は、商号を「株式会社Paltac」に変更

    10月

会社分割により、当社の医療用医薬品等卸売事業を「株式会社クラヤ三星堂」に承継、商号を「株式会社メディパルホールディングス」に変更。「株式会社クラヤ三星堂」は、「千秋薬品株式会社」、「株式会社潮田クラヤ三星堂」、「株式会社やまひろクラヤ三星堂」、「平成薬品株式会社」、「株式会社井筒クラヤ三星堂」と合併して、商号を「株式会社メディセオ」に変更

「株式会社アトル」を存続会社として、「株式会社アトル那覇薬品」と合併

2010年3月

「株式会社Paltac」は、東京証券取引所及び大阪証券取引所に上場し、各市場第一部に指定

    4月

「丸善薬品株式会社」、「エバルスアグロテック株式会社」ならびに「株式会社アトル」の動物用医薬品等卸売事業は、「丸善薬品株式会社」を存続会社として経営統合し、商号を「MPアグロ株式会社」に変更

 2013年6月

「メディエ株式会社」を完全子会社化

 2014年12月

「桜井通商株式会社」を完全子会社化

 2015年7月

「株式会社Paltac」は、商号を「株式会社PALTAC」に変更

 2016年1月

「株式会社アステック」を完全子会社化

    4月

MPアグロ株式会社が行う事業のうち、食品加工原材料ならびに食品添加物の卸売業を桜井通商株式会社が承継し、商号を「メディパルフーズ株式会社」に変更

    5月

「SPLine株式会社」を設立

 2020年10月

「株式会社ファルフィールド」を設立

 2022年4月

「株式会社メディスケット」を設立

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所第1部からプライム市場に移行

 2023年3月

「住友ファーマフード&ケミカル株式会社」を完全子会社化。2023年4月1日付で商号を「MP五協フード&ケミカル株式会社」に変更

事業内容

メディパルホールディングスグループは、医療用医薬品、化粧品・日用品、動物用医薬品などの販売やサービスを主な事業としています。

医療用医薬品等卸売事業では、グループ会社の㈱メディセオ、㈱エバルス、㈱アトルなどが医療用医薬品、医療機器、医療材料、臨床検査試薬などを取り扱っています。また、SPLine㈱はスペシャリティ医薬品の流通企画、㈱ファルフィールドは疫学研究・臨床研究の受託、メディエ㈱は医療材料データベースの構築などを手がけています。

化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業では、㈱PALTACが化粧品、日用品、一般用医薬品を取り扱っています。

動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業では、MPアグロ㈱が動物用医薬品や飼料添加物を、住友ファーマフード&ケミカル㈱(2023年4月1日付でMP五協フード&ケミカル㈱に商号変更)が食品素材、食品添加物、化学製品材料を、メディパルフーズ㈱が食品加工原材料や食品添加物を取り扱っています。

その他、関連事業として、㈱トキモが清掃管理業務、㈱物流二十四が物流センターの管理運営や納品業務の受託などを行っています。

メディパルホールディングスグループは、医療、ヘルスケア、食品関連の幅広い事業を展開しており、健康寿命の延伸や予防・未病への取り組みを強化・充実させていくことが期待されます。

経営方針

メディパルホールディングスグループは、「流通価値の創造を通じて人々の健康と社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、「医療と健康、美」の事業フィールドで社会価値と顧客価値の創造を目指しています。

同社は2022年10月に「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever~たゆまぬ変革を~」を策定し、事業の強化と成長に取り組んでいます。具体的には、医療用医薬品等卸売事業では、製薬企業から患者さんに至るサプライチェーン全体の最適化・効率化を図り、医療の安定供給に貢献します。化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業では、リテールソリューションやロジスティクスソリューションの機能強化により、生活必需品の安定供給を目指します。動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業では、全国展開の強みを活かした営業と顧客サービスの充実に取り組みます。

また、同社はサステナビリティ方針「未来へつなごう『元気と、かがやき』」を策定し、2030年度までに温室効果ガス排出量を50%削減、管理職に占める女性割合を20%以上とする目標を掲げています。事業活動を通じた社会課題の解決と企業価値の向上を目指しています。