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パリミキホールディングスJP:7455
沿革
1950年1月 |
兵庫県姫路市伊伝居において㈱三城時計店設立、創業社長多根良尾(故人)が時計・貴金属・眼鏡の販売及び修繕を行う小売店を開業する。 |
1960年3月 |
本社を姫路市直養町に移転し、社名を㈱メガネの三城に改め、眼鏡専門の小売店へ移行する。 |
1973年3月 |
当社初めての海外進出として、フランスに眼鏡小売を目的とする現地法人MIKI PARIS S.A.R.L.(現PARIS MIKI S.A.R.L.)を設立し、パリ市オペラ通りにパリ店をオープンする。 |
1974年1月 |
関東地区以東の本格的な出店を図る拠点作りのため、㈱パリーミキ(東京都中央区日本橋)を設立する。 |
1974年7月 |
シンガポールに眼鏡小売を目的とする現地法人 OPTIQUE PARIS-MIKI(S)PTE.LTD.を設立し、プラザ・シンガプーラ店をオープンする。 |
1978年7月 |
お客様一人ひとりに合わせた新しい眼鏡創りの研究開発を始めるため、三城光学研究所(岡山県岡山市)を開設する。 |
1980年5月 |
眼鏡光学機器の技術研究及び開発を主な目的とした㈱パリーミキ技研(兵庫県姫路市駅前町)を設立する。 |
1988年3月 |
㈱パリーミキと㈱パリーミキ技研を吸収合併し、社名を㈱三城に改め、本社を東京都中央区日本橋室町に移転する。 |
1988年4月 |
オーストラリアに眼鏡小売を目的とする合弁企業 VISION EXPRESS OF AUSTRALIA Pty.LTD.(現在のオーストラリア現地法人 PARIS MIKI AUSTRALIA PTY.LTD.)を設立する。 |
1990年2月 |
顧客へのサービスの充実と、販売・商品・人事・会計管理業務の効率化を目的として、POSシステムを全店に導入する。 |
1993年8月 |
中国に眼鏡レンズ製造及び眼鏡小売を目的とする現地法人上海巴黎三城光学有限公司(現巴黎三城光学(中国)有限公司)を設立する。 |
1994年1月 |
MIKI PARIS S.A.R.L.(現PARIS MIKI S.A.R.L.)が、人工知能を搭載したコンピュータ・グラフィックスを用いて顧客一人ひとりに合わせたメガネをデザインする「ミキシム・デザインシステム」を駆使した近未来型店舗ルーヴル・ミキシム店をオープンする。 |
1994年9月 |
「ミキシム・デザインシステム」の国内店舗への導入を開始する。 |
1995年8月 |
日本証券業協会に店頭登録 |
1996年12月 |
東京証券取引所市場第二部上場 |
1997年7月 |
兵庫県姫路市に新流通センターを開設する。 |
1998年8月 |
東京証券取引所市場第一部指定 |
1998年9月 |
のれん自立店1号店をオープンする。 |
2000年10月 |
中国における眼鏡小売事業の拡大のため、現地法人上海巴黎三城眼鏡有限公司を設立する。 |
2004年5月 |
登記上の本店を東京都中央区銀座に移転 |
2007年12月 |
韓国における事業基盤を強化・発展させるため、DIANE OPTICAL INC.を株式追加取得により子会社化する。 |
2009年4月 |
純粋持株会社体制へ移行し、「㈱三城」から「㈱三城ホールディングス」へ商号を変更する。 |
2010年1月 |
老舗眼鏡店「金鳳堂」より眼鏡小売事業を譲受け、子会社「㈱金鳳堂」により新たに事業を開始する。 |
2010年2月 |
東京都品川区北品川に本社機能を集約する。 |
2011年1月 |
福井光器㈱より眼鏡フレーム製造設備等の資産を譲受け、子会社「㈱クリエイトスリー」により新たに眼鏡製造事業を開始する。 |
2012年11月 |
東京都港区港南に本社を移転 |
2014年12月 |
ベトナムに医療関連事業を目的とする現地法人HATTORI & DREAM PARTNERS LTD.を設立し、ハノイ市に「日本国際眼科病院」を開設する。 |
2016年12月 |
東京都港区海岸に本社を移転 |
2018年12月 |
登記上の本店を東京都中央区日本橋室町に移転 |
2019年6月 |
眼鏡修理事業を営む㈱オプトメイク福井の全株式を取得し子会社化する。 |
2021年11月 |
中期経営計画「PARIS MIKI NOUVEAU ~あたらしいパリミキ~ FY2022-2024」を策定する。 |
2022年4月 |
「㈱パリミキホールディングス」へ商号を変更する。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行する。 |
事業内容
パリミキホールディングス及びそのグループ企業は、眼鏡小売を主軸とした多岐にわたる事業を展開しています。国内外における眼鏡小売業を核とし、㈱パリミキや㈱金鳳堂などを通じて、国内での眼鏡小売業等を手掛けています。また、眼鏡フレームの製造・修理等に関しては、㈱クリエイトスリー・㈱オプトメイク福井が担当しています。
さらに、同社グループは建設関連事業や医療関連事業、サービス関連事業なども展開しており、㈱グレートが総合建設業・内装仕上業や店舗設計・施工を、㈱メディシェアードが医療関連業務のサポートを、㈱ルネットが投資事業や健康関連事業をそれぞれ手がけています。
海外では、MIKI, INC.やPARIS MIKI AUSTRALIA PTY. LTD.など、複数の連結子会社を通じて各国・各地域で眼鏡小売業を展開。また、HATTORI & DREAM PARTNERS LTD.を通じて海外での眼科診療施設運営も行っています。
このように、パリミキホールディングスグループは、眼鏡小売を中心に、製造、建設、医療、サービスなど幅広い分野で事業を展開し、国内外で多角的なビジネスを推進しています。
経営方針
パリミキホールディングスは、顧客中心の経営理念を掲げ、個々の顧客に合わせた提案を重視する成長戦略を推進しています。同社は、顧客との長期的な関係構築を目指し、店舗や商品の画一化を避け、顧客一人ひとりの生活シーンに合わせた提案を行うことで、繰り返しの来店を促し、新たな顧客獲得へと繋げています。また、不採算店舗の整理統合を進めることで、一店舗当たりの売上高の増加と収益性の改善を図り、2030年度には営業利益率10%以上を目指しています。
新型コロナウイルス感染症や世界的な政情不安に対する対応として、社員のレベルアップや商品価格の適正化、店舗の出店や改装コストの抑制に努めています。また、インバウンド需要の回復やデジタルマーケティングの強化、オリジナル会員制「オペラクラブ」の設立など、新たな顧客層の開拓にも注力しています。
パリミキホールディングスは、眼鏡事業を主軸に、関連する事業への拡大や新たな分野へのチャレンジを進めています。店舗戦略では、不採算店舗の見直しや店舗改装を通じて、顧客との深い関係構築を目指しています。商品戦略では、機能性やデザイン性に優れた商品の開発や、品質とサービスの向上に努めています。海外戦略では、東南アジアを中心に将来性のある地域への新たな投資を計画しており、医療(眼科)ビジネスとの協業も視野に入れています。
これらの戦略を通じて、パリミキホールディングスは、顧客の「トキメキ」と「あんしん」を提供する企業へと進化し、中長期的な成長を目指しています。