山大JP:7426

時価総額
¥17.6億
PER
住宅資材・建設資材の卸・小売、木材加工、住宅建築・大型木造建築、不動産賃貸・仲介を展開。

沿革

1964年8月

宮城県桃生郡河北町に株式会社山大産業を設立(資本金15,000千円)。

1967年8月

宮城県石巻市潮見町に石巻製材工場を建設、製造を開始。

1975年4月

本社に建材部を設置。

1977年9月

木材防腐の自社加工販売を図るため宮城県石巻市潮見町に木材防腐加工工場(現、YP木材工場)を設置。

1979年8月

本社を宮城県桃生郡河北町から宮城県石巻市潮見町の石巻製材工場敷地内に移転し、事業の充実・強化・拡大を図る。

1980年4月

本社外材部の機構を整備し、木材部を設置。

同  上

仙台営業所を仙台支店とする。

1985年1月

休業中の宮城県志田郡鹿島台町の㈱阿部材木店に出資し阿部住建有限会社(その後株式会社阿部住建に組織変更)として新発足させる。

1985年9月

宮城県石巻市雲雀野町にハウジングプラザ山大(住宅展示場)をオープン。

1986年4月

住宅建材総合センターを宮城県石巻市雲雀野町に移転し、ハウジングプラザ(現、住宅資材事業部本店)と改称。

1989年4月

社名を株式会社山大産業から株式会社山大に商号変更。

1990年8月

三陸森林海洋開発株式会社株式を90%取得し子会社とする。

(1991年11月1日商号をエフエムディー山大株式会社に変更)

1991年3月

宮城県石巻市潮見町の石巻製材工場敷地内にコンピュータ設計と直結の木造住宅構造建材のプレオートシステム工場(現、プレカット工場)を建設(同年6月より加工開始)。

1991年4月

一体的企業経営の確立により営業力の強化と経営効率の向上を図るため、株式会社山大が存続会社となり株式会社山大ホーム、株式会社阿部住建を合併(資本金538,684千円)。

1992年4月

日本IBM㈱製AS-400を導入設置し、コンピュータシステムを拡充・強化。

1992年6月

コンピュータ・キャドによる設計業務、積算業務を開始。

1993年7月

プレオートシステム工場(現、プレカット工場)に、木材横架材横加工機(MTS12)、木材横架材縦加工機(MTS22)を増設し、加工を開始。

1994年4月

SK式全自動木材乾燥機を設置し、木材人工乾燥加工を開始。

1995年2月

日本証券業協会に株式を店頭売買登録銘柄として登録。

1996年2月

石巻市雲雀野町に更なる流通改革と配送業務効率化のため、流通センターを新設し、本格的な業務を開始。

1996年4月

宮城県登米郡中田町に住宅資材事業本部直需部河北支店迫営業所を設置。

1998年3月

経営環境の変化に即応するため、社内組織を整備し、河北支店迫営業所を迫支店とする。

2002年7月

木造大型物件等の受注増に備え、プレカット工場にドイツ製プレカット機械、フンデガーK-2-5を設置し、加工を開始。

2003年5月

プレカット工場に木造金具接合工法用プレカット機械を設置し、加工を開始。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年3月

全社全部門でISO9001認証取得。

2006年3月

住宅資材事業部迫支店を宮城県登米市迫町に移転。

2007年7月

地産地消で安価な国産材(地元、東北で生産された杉)を原材料とする製材工場「ウッド・ミル」を設置し、「宮城の伊達な杉」の生産を開始。

2010年3月

業務の一層の効率化等を図るため、住宅資材事業部直需部本店に住宅資材事業部直需部迫支店を統合。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2013年3月

職人不足を解消するため、プレカット工場にサイディングプレカット機械を設置し、加工を開始。

2013年7月

2014年4月

2016年8月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

当社を存続会社として子会社エフエムディー山大株式会社を吸収合併。

Wood First社会に向け、国産人工乾燥製材品の需要増加に対応するため、「宮城の伊達な杉」を生産するウッド・ミル第2工場を稼働。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

事業内容

山大は、住宅資材・建設資材の卸売りおよび小売り、住宅建築・大型木造建築、木材加工を主要事業として展開しています。また、不動産の賃貸や仲介など、これらの事業に関連するサービスも幅広く提供しています。

住宅資材事業では、木材や建材、住宅設備機器、合板などの卸売りと小売りを行っています。このセグメントでは、木材のコンピュータカット加工や防腐加工、人工乾燥加工、製材などの加工サービスも提供しており、自社の山林でスギやヒノキなどの植林および育成も手掛けています。

建設事業においては、大型木造建築や木造注文住宅の設計、施工、監理を行うほか、分譲住宅の販売や不動産の売買、仲介なども展開しています。これにより、住宅建築から不動産取引まで一貫したサービスを提供しています。

賃貸事業では、不動産の賃貸サービスを提供しており、住宅や商業施設などの賃貸管理を行っています。これにより、同社は不動産の有効活用をサポートしています。

山大はこれらの事業を通じて、住宅や建築に関連する多角的なサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

山大は、木材の温もりを通じて社会に貢献することを経営理念として掲げ、住宅資材・建設資材の卸売りおよび小売り、住宅建築・大型木造建築、木材加工を主要事業としています。同社は、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するため、非住宅建築の木造化推進や地産地消の認証木材使用による森林保護、高性能住宅による二酸化炭素排出量の抑制など、環境に配慮した事業展開を進めています。

具体的な成長戦略として、営業力の強化、大型木造建築物の受注強化、加工生産工場の増産と生産性向上、IT技術の開発継続、流通センターにおける業務効率向上などを挙げています。また、職人の育成にも力を入れ、建築現場での人手不足を補う取り組みを進めています。

山大は、経営指標として経常利益率10%以上を目標に掲げ、財務体質の充実と改善を図りながら、持続可能な森林経営と環境に配慮した森林資源の有効活用を通じて、地球環境を考慮した事業展開を推進しています。これらの戦略を通じて、同社は地域に必要とされる企業を目指し、木材の温もりに囲まれた笑顔あふれる社会の創造を目指しています。