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カッパ・クリエイトJP:7421
沿革
1983年8月 |
有限会社日伸食品(元有限会社長野フーズ)を組織変更し、株式会社日伸食品として設立(この時点の出店数は、長野県下4市に8店舗) |
1984年11月 |
関東地区進出第1号店を埼玉県八潮市にオープン |
1985年4月 |
長野県上田市に工場・ライスセンター・配送センター建設 |
1986年4月 |
埼玉県大宮市(現さいたま市)に工場・配送センター建設 |
1988年1月 |
株式会社ニッシンに商号を変更(この時点で、6県下37店舗出店) |
1988年2月 |
大宮本社建設(本社機構を埼玉県大宮市に移転) |
1988年12月 |
埼玉県大宮市三橋に工場を建設 |
1989年8月 |
カッパ不動産株式会社を合併 |
1991年12月 |
株式会社ティ・エム・ティの株式を取得し、同社を100%子会社とする |
1992年2月 |
大宝食品工業株式会社及びその子会社より9店舗買収 |
1992年6月 |
カッパ・クリエイト株式会社(旧株式会社ティ・エム・ティ)を形式上の存続会社とし、実質上の存続会社株式会社ニッシンと合併 |
1993年8月 |
本社を埼玉県大宮市宮原町(現北区宮原町)に移転 |
1994年12月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1996年1月 |
株式会社得得の株式を取得し、同社を100%子会社とする |
1996年6月 |
大阪府大阪市に子会社得得の直営第1号店高見プラザ店オープン |
1996年9月 |
兵庫県加西市にグループ会社西日本地区の物流拠点となる関西商品管理センターを新設 |
1996年11月 |
株式会社ヨロイより新潟市の2店舗を買収 |
1996年12月 |
埼玉県上尾市に関東商品管理センター並びに上尾工場建設、配送センター、大宮工場移転 |
1997年10月 |
上田工場を閉鎖し、上尾工場に製造機能集約 |
1998年11月 |
グループ会社の事業規模拡大に備えるため大阪府大阪市に関西商品管理センターを移転 |
1999年4月 |
京都府京都市に「かっぱ寿司」ニュータイプ第1号店として伏見店オープン |
2000年3月 |
神奈川県横浜市に「かっぱ寿司」ニュータイプ首都圏第1号店として戸塚店オープン |
2001年6月 |
寿司事業最大規模店舗「練馬店」(300席)を東京都練馬区にオープン |
2001年10月 |
上尾工場増設工事完了 |
2003年2月 |
株式会社家族亭と業務・資本提携の基本合意をする |
2003年5月 |
KGアセット・マネジメント株式会社を設立 |
2003年11月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
2004年4月 |
本社を埼玉県さいたま市大宮区桜木町に移転 |
2004年6月 |
関東商品管理センター及び上尾工場増設 |
2006年5月 |
株式会社エーエム・ピーエム・近鉄(株式会社エーエム・ピーエム・関西に商号変更、2011年4月譲渡)の株式を取得し持分法適用会社とする |
2007年3月 |
株式会社ゼンショーと資本業務の提携をし、株式会社ゼンショーの持分法適用会社となる |
2007年5月 |
株式会社得得の株式売却 |
2007年9月 |
株式会社家族亭の株式売却 |
2007年10月 |
株式会社ゼンショーと資本業務の提携を凍結 |
2008年8月 |
株式会社エーエム・ピーエム・関西の株式を追加取得し、連結子会社とする |
2008年8月 |
株式会社ゼンショーと資本業務の提携を解消 |
2009年4月 |
韓国釜山広域市にカッパ・クリエイトコリア株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2010年7月 |
兵庫県尼崎市に工場・配送センターを建設 |
2010年12月 |
F.デリカッパ株式会社を設立 |
2011年3月 |
株式会社ジャパンフレッシュの株式を取得し、連結子会社とする |
2011年4月 |
株式会社エーエム・ピーエム・関西を株式会社ファミリーマートへ譲渡 |
2012年9月 |
持株会社制に移行、カッパ・クリエイトホールディングス株式会社に商号変更 |
2012年9月 |
KGアセット・マネジメント株式会社へ回転寿司事業を承継、同日、同社をカッパ・クリエイト株式会社へ商号変更 |
2012年10月 |
カッパ・クリエイト・サプライ株式会社を設立 |
2013年4月 |
株式会社神明と資本業務提携契約の締結 |
2013年11月 |
元気寿司株式会社と業務提携契約の締結 |
2014年12月 |
株式会社SPCカッパの公開買付けにより株式会社SPCカッパの子会社化(コロワイドグループ) |
2014年12月 |
株式会社神明との資本業務提携契約の解消 |
2014年12月 |
元気寿司株式会社との業務提携契約の解消 |
2015年1月 2015年10月 2016年10月 |
本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい(現在地)に移転 旧カッパ・クリエイト株式会社を吸収合併し、商号をカッパ・クリエイト株式会社に変更 デリカ事業を営む株式会社ジャパンフレッシュ、カッパ・クリエイト・サプライ株式会社、F.デリカッパ株式会社の3社を統合 リブランディングを実施し、店舗ロゴのデザインを刷新 |
2018年3月 |
当社が保有するカッパ・クリエイトコリア株式会社の全株式を、株式会社レインズインターナショナルへ譲渡 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
カッパ・クリエイトとそのグループ企業は、主に2つの事業セグメントに分かれています。これらは、回転寿司事業とデリカ事業です。カッパ・クリエイト自体は、直営の回転寿司チェーン店を展開しており、このセグメントは同社の主力事業となっています。一方、デリカ事業は、子会社である株式会社ジャパンフレッシュが担当しています。この部門では、本州や九州地区のコンビニエンスストア向けに寿司や調理パンの製造、販売を行っています。
カッパ・クリエイトグループは、親会社である株式会社コロワイドおよびその他49社の子会社とともに、株式会社コロワイドグループの一員として位置づけられています。このグループ構成は、カッパ・クリエイトが展開する事業の幅広さと、食品業界におけるその影響力を示しています。
回転寿司事業においては、カッパ・クリエイトが直接運営する店舗のチェーン展開を通じて、顧客に新鮮で質の高い寿司を提供しています。デリカ事業では、株式会社ジャパンフレッシュが製造する寿司や調理パンが、日々の生活に便利な食品オプションとしてコンビニエンスストアを通じて消費者に届けられています。これらの事業活動を通じて、カッパ・クリエイトグループは食の提供者としての役割を果たしています。
経営方針
カッパ・クリエイトとそのグループ企業は、顧客満足を最優先に掲げ、持続可能な発展と企業価値の向上を目指しています。同社は、市場環境と顧客ニーズに応じた店舗づくりを通じて、グループ全体の収益向上に努めています。その戦略の柱は、既存店の収益力強化、店舗配置の最適化、コストの最適化、ESGへの取り組み、そしてコンプライアンスの強化です。
既存店の強化には、価格と価値の両面での訴求、客層拡大を目指した集客活動、そしてQSC(品質、サービス、清潔)の改善が含まれます。これらの取り組みは、顧客体験の向上と来店動機の最大化を図ることを目的としています。
店舗配置の最適化では、人口減少や人口分布の変化に適応するため、三大都市圏への出店や不採算店舗の閉鎖・移転を進めています。コスト最適化には、コロワイドグループのシナジーを活かした調達コストの低減や生産性向上のための店舗改装、システム・設備導入が含まれます。
ESGへの取り組みとしては、地域環境に配慮した資材や食材の活用、多様性の尊重などを通じた地域社会への貢献が挙げられます。また、コンプライアンスの強化では、食品衛生、メニュー表示、ハラスメント対策などに注力し、不正競争防止法違反の再発防止に努めています。
これらの取り組みを通じて、カッパ・クリエイトは持続的成長を推進し、企業体質の進化を目指しています。中長期的には、連結営業利益率5%以上を目標に掲げ、回転寿司事業を安定的な成長軌道に戻すことで、中長期的な企業価値の向上を実現する方針です。