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小野建JP:7414
事業内容
小野建は、連結子会社5社と非連結持分法非適用子会社6社を含む企業集団を形成しています。同社は主に鉄鋼・建材商品の販売と一部の工事請負を日本国内で展開しています。各地域の拠点で包括的な戦略を立案し、事業活動を進めています。
小野建の事業は、販売体制を基礎とした地域別のセグメントに分かれています。具体的には、「九州・中国」、「関西・中京」、「関東・東北」の3つの地域が報告セグメントとして設定されています。これにより、地域ごとの特性に応じたサービス提供が可能となっています。
経営方針
小野建は、鉄鋼商品販売と工事請負を主業務とし、「クニづくり・マチづくり・モノづくりに貢献する」を存在価値としています。同社は新しい価値の創造を通じて業績向上を目指しています。市場の変化に迅速に対応し、持続的成長を実現するため、積極的な投資を行う経営戦略を掲げています。
同社は「長期ビジョン2035」と「第1次中期経営計画」を策定し、2028年までに売上高3,100億円、2035年までに5,000億円を目指しています。EBITDAや営業利益、ROEの向上も目標に掲げ、経営指標の達成に向けた具体的な数値目標を設定しています。
中長期的な成長戦略として、物流拠点の拡充を進め、鉄鋼商品販売数量の増加を図ります。拠点の新増設や在庫商品アイテムの拡大、加工設備の充実により、収益率の向上と安定化を目指します。また、工事請負事業の拡大を図り、ネットワーク構築や施工管理体制の強化に取り組んでいます。
さらに、業界再編の波を捉え、積極的なM&A戦略を実行します。未進出エリアへの拡大や加工領域の深耕を通じて、シェア拡大を目指します。人的資本やIT・DXへのソフト投資も進め、2035年に向けた成長基盤を強化しています。
小野建は、鉄鋼商品市況の変動に伴うリスクに対処しつつ、競争力を維持するために、これらの戦略を推進しています。企業間競争に勝ち残るため、各種課題に挑戦し続ける姿勢を示しています。