ネットプロテクションズホールディングスJP:7383

時価総額
¥599億
PER
37.4倍
BNPL決済サービスを提供する決済ソリューション事業を展開し、「NP後払い」「atone」「NP掛け払い」などのサービスを手がける。

事業内容

ネットプロテクションズホールディングスは、決済ソリューション事業を主な事業セグメントとして展開しています。この事業は、2002年に開始されたBNPL(Buy Now Pay Later:後払い)決済サービスを中心に構成されています。ネットプロテクションズホールディングスは、株式会社ネットプロテクションズ、株式会社NPファイナンス、NP Taiwan, Inc.、Net Protections Vietnam Co., Ltd.の4つの連結子会社を持ち、これらの企業と共に事業を展開しています。

同社の決済ソリューション事業は、BtoC取引向けとBtoB取引向けのサービスに分かれています。BtoC向けには、「NP後払い」「atone」「NP後払いair」「AFTEE」などのサービスがあります。これらのサービスは、クレジットカード情報の入力を不要とし、購入者が商品を受け取った後に支払いを行うことができるため、安心して利用できる点が特徴です。

BtoB取引向けには、「NP掛け払い」というサービスを提供しています。このサービスは、企業間取引における少額債権を対象とし、事前手続き不要で末締め翌月末払いといった商習慣に合わせた決済が可能です。これにより、販売元企業は与信や請求書発行、入金確認、督促といった請求関連業務をアウトソースでき、未回収リスクを低減することができます。

ネットプロテクションズホールディングスは、これらのサービスを通じて、個人や法人、EC、対面販売など、さまざまな取引形態に対応したBNPL決済サービスを提供しています。これにより、顧客は一連の決済関連業務をワンストップでアウトソースできるため、業務効率化やDX化の推進に寄与しています。

経営方針

ネットプロテクションズホールディングスは、「つぎのアタリマエをつくる」をミッションに掲げ、革新的な仕組みを事業と組織の両面で広げることを目指しています。特に、BNPL決済ソリューションを通じて、ステークホルダーが手間や信用リスクを感じることなく商取引を行える環境を提供しています。また、従業員の成長とモチベーションを重視し、ティール組織を採用して自律的な業務遂行を促進しています。

同社は2024年5月に中期経営計画を策定し、毎年ローリング方式で更新しています。2027年3月期の営業利益目標を達成したことを受け、2026年3月期から2028年3月期に向けた新たな目標を設定しました。具体的には、2028年3月期にGMV1兆円超、営業利益40億円を目指し、3年間の営業利益CAGRを25%としています。

成長戦略として、BtoC事業では「NP後払い」を安定収益事業とし、「atone」のCAGRを50~55%と計画しています。BtoB事業の「NP掛け払い」では、CAGR25~30%を目指しています。これにより、各事業のポートフォリオを強化し、持続的な成長を図っています。

ネットプロテクションズホールディングスは、収益基盤の拡大を優先課題とし、加盟店の獲得とサービスの稼働促進に注力しています。「NP後払い」や「atone」などのサービスを通じて、EC市場や対面店舗市場でのBNPL決済ニーズを取り込み、柔軟な決済サービスの開発を進めています。

また、独自の与信システムを深化させ、与信精度の向上を図っています。過去の取引データを活用し、高い与信通過率と低い未回収率を両立させることで、様々な業種に最適な与信を提供しています。これにより、顧客の信用リスクを低減し、安心して利用できる環境を整えています。

さらに、情報セキュリティとガバナンスの強化にも注力しています。重要な情報資産を適切に管理し、社内教育やシステムの強化を通じて、情報保護に万全を期しています。これにより、顧客の信頼を維持し、安心してサービスを利用できる環境を提供しています。

最後に、人材の高度化を推進し、事業成長を加速させています。ティール組織の実践を通じて、社員が自分らしく働ける文化を醸成し、多様な経歴を持つ優秀な人材を積極的に採用しています。これにより、サービス品質の維持・向上を図り、各事業領域での成長を目指しています。