ネットプロテクションズホールディングスJP:7383

時価総額
¥194.4億
PER
BNPL決済サービスを提供する決済ソリューション事業を展開、BtoC向けに「NP後払い」「atone」「AFTEE」、BtoB向けに「NP掛け払い」を手掛ける。

沿革

2000年1月

ECに新しい標準を創造することを目的として、株式会社ネットプロテクションズ(旧ネットプロテクションズ)を設立

2002年3月

BtoCの通販事業者向けのBNPL決済サービスとして、「NP後払い」サービスの提供開始

2002年10月

2005年4月

2006年8月

2007年6月

2007年11月

2011年4月

2013年9月

2015年7月

2015年11月

2016年7月

2016年8月

2017年4月

2017年6月

2018年3月

2018年5月

2018年7月

2018年8月

2018年10月

2019年3月

2021年2月

2021年5月

2021年6月

通販事業者向けクレジットカード決済として、「NPカード」サービスの提供開始

財団法人日本情報処理開発協会よりプライバシーマークの使用許可を受ける

注文情報の登録を自動化する「NPコネクトライト」サービスの提供開始

注文情報及び配送伝票番号の登録を自動化する「NPコネクトプロ」サービスの提供開始

商品と別送であった請求書を商品に同封することを可能とした「NP後払いwiz」サービスの提供開始

BtoB取引向けBNPL決済サービスとして、「NP掛け払い」サービスの提供開始

ポイントプログラムの提供開始

BtoCのサービス向けBNPL決済サービスとして「NP後払いair」サービスの提供開始

株式会社AP53の設立

株式会社AP53が、旧ネットプロテクションズを子会社化

株式会社AP53が、株式会社NPホールディングス(旧NPホールディングス①)に商号変更

「NP掛け払い」累計購入企業数が100万社を突破

BtoC向けの会員制BNPL決済サービス「atone」サービスの提供開始

初の海外事業所となる台湾オフィス(日商恩沛股份有限公司)を設立

旧NPホールディングス①が、旧ネットプロテクションズを吸収合併し、株式会社ネットプロテクションズ(現ネットプロテクションズ)に商号変更

関西エリアにおける営業と既存加盟店サポートの強化のため、京都府に関西オフィスを設立

「atone」における実店舗向けQRコード決済を提供開始

現ネットプロテクションズを完全子会社とする株式移転により、当社、株式会社NPホールディングス(旧NPホールディングス②)が設立

BtoC台湾向けBNPL決済「AFTEE」サービス提供開始

旧NPホールディングス②が、株式会社ネットプロテクションズホールディングスに商号変更

情報セキュリティにおける国際標準規格「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」の認証を取得

九州エリアにおける営業と既存加盟店サポートの強化のため、福岡オフィスを設立

株式会社ジェーシービーを引受先とする第三者割当増資を実施

台湾における現地法人化に伴う営業強化を目的に、株式会社ネットプロテクションズの子会社として、台湾に恩沛科技股份有限公司(NP Taiwan, Inc.)を設立

株式会社ネットプロテクションズより恩沛科技股份有限公司(NP Taiwan, Inc.)に対して、BtoC台湾向けBNPL決済「AFTEE」事業を譲渡

シンガポール投資運用会社Pavilion Capitalが運営する投資ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施

2021年10月

2021年12月

2022年4月

2023年1月

2023年5月

香港投資運用会社MY.Alpha Managementが運営する投資ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

ベトナムにおける事業開始準備のため、株式会社ネットプロテクションズの子会社として、ベトナムにCông ty TNHH Net Protections Vietnam(Net Protections Vietnam Co., Ltd.)を設立

北海道エリアにおける営業強化のため、北海道オフィス設立

中国・四国エリアにおける関西エリアにおける営業と既存加盟店サポートの強化のため、四国サテライトオフィス設立

事業内容

ネットプロテクションズホールディングスとその連結子会社(株式会社ネットプロテクションズ、NP Taiwan, Inc.、Net Protections Vietnam Co., Ltd.)は、決済ソリューション事業を中心に展開しています。同社グループは、2002年から日本で初めて信用リスク保証型のBNPL(Buy Now Pay Later:後払い)決済サービスを提供し、一連の決済関連業務をワンストップでアウトソースできるサービスを展開しています。これには与信審査、請求書発行、入金確認/消込、督促/回収、貸倒れ対応が含まれます。

同社グループは、BtoC(企業から消費者への取引)向けサービスとして、「NP後払い」と「atone」を日本で、「AFTEE」を台湾で提供しています。「NP後払い」は、クレジットカード情報などの事前登録不要で利用できるBNPL決済サービスです。「atone」は、スマートフォンを活用した会員制のBNPL決済サービスで、EC及び実店舗でのキャッシュレス取引が可能です。「AFTEE」は、台湾で展開されているスマートフォンを活用したBNPL決済サービスで、今後ベトナムでも提供が予定されています。

また、BtoB(企業間取引)向けサービスとして、「NP掛け払い」を提供しています。これは、企業間取引における少額債権を対象とした掛け払い決済サービスで、末締め翌月末払いといった商習慣に合わせた決済が可能です。このサービスにより、売り手企業は与信、請求書発行、入金確認、督促といった請求関連業務をアウトソースでき、未回収リスクを低減できます。買い手企業にとっては、事前手続き不要で締め支払が可能になり、ペーパーレス対応によるDX化推進にも寄与します。

経営方針

ネットプロテクションズホールディングスは、革新的な決済ソリューションを提供し、事業及び組織の成長を目指しています。同社は、BNPL(Buy Now Pay Later:後払い)決済サービスを中心に、BtoCおよびBtoB市場でのサービス展開を進めています。2021年度から2025年度の中期経営計画において、年間取扱高を重要な経営指標として掲げ、収益基盤の拡大を目指しています。

同社は、収益基盤の拡大を目的として、大手加盟店の獲得やサービスの稼働促進に注力しています。また、地方銀行等との連携を強化し、全国のDX支援促進に貢献しています。さらに、アライアンスの強化にも努め、多数の業務提携を実施しています。

「atone」ブランドの推進にも力を入れており、スマートフォン決済型のBNPLサービスを通じて、若年層や実店舗、デジタルコンテンツ市場への進出を図っています。また、「NP掛け払い」「NP後払いair」の推進を通じて、BtoB市場での決済サービスの普及を目指しています。

海外事業展開も同社の重要な戦略の一つであり、台湾での「AFTEE」サービスの成功を受け、ベトナムでの事業展開を進めています。さらに、独自の与信システムの深化や人材の高度化にも注力し、サービス品質の向上と事業成長を目指しています。

ネットプロテクションズホールディングスは、これらの戦略を通じて、決済ソリューション市場でのリーダーシップを強化し、持続可能な成長を追求しています。