ベビーカレンダーJP:7363

時価総額
¥13億
PER
女性のライフイベントに寄り添う情報提供を行うメディア事業と、産婦人科向けITソリューションを提供する産婦人科向け事業を展開。

沿革

1991年4月

経営コンサルティング業務を目的として、横浜市南区に株式会社ロジスティクスコンサルティングを設立(資本金100万円)

1994年3月

日本テクト株式会社に商号変更

1996年5月

医療用液晶情報端末の開発・製造及びシステム開発を開始

2006年7月

本社を東京都港区に移転

2008年7月

産婦人科向けのベッドサイドシステム「MediPac mama」(現ベビーパッドシリーズ)を発表し、産婦人科向け事業を開始

2015年6月

株式会社クックパッドベビーに商号変更

クックパッド株式会社から妊娠・出産サイト「クックパッドベビー(現ベビーカレンダー)」を譲り受け、メディア事業を開始

2017年2月

オオサキメディカル株式会社と「ファーストプレゼント」の協業を開始

2017年5月

株式会社クックパッドベビー代表取締役である安田啓司がMBOを実施し、クックパッド株式会社より経営権を取得、株式会社ベビーカレンダーに商号変更

2018年5月

本社を東京都渋谷区に移転

2019年10月

アンチエイジングサイト「ウーマンカレンダー」をリリース

2019年11月

介護情報サイト「介護カレンダー」をリリース

2020年1月

gaデザイン株式会社の株式を取得し、完全子会社化

2020年3月

gaデザイン株式会社を吸収合併、大阪gaデザイン支社を設立し、Webマーケティング事業を開始

2020年12月

生理情報サイト「ムーンカレンダー」をリリース

2021年3月

東京証券取引所マザーズに上場

2022年7月

株式会社palanからダイエットアプリ「ゆるっぷる」事業を事業譲受

株式会社Cuenextからインフルエンサープラットフォーム「gramo」を事業譲受

2022年8月

ベトナム現地法人の株式会社WANNAへ出資

2022年9月

株式会社クリプタルから恋愛マッチングアプリ紹介サイト「シッテク」事業を事業譲受

株式会社シンフォニアから「ERS エコー録画システム」事業を事業譲受

2022年12月

株式会社動画ラボからYoutubeチャンネル「パニコレ」を事業譲受

事業内容

ベビーカレンダーは、「女性の笑顔でいっぱいに - A Sea of Smiling Women -」というビジョンのもと、女性のライフイベントに必要な情報を提供する事業を展開しています。同社は、信頼できる情報の提供を重視し、デジタルとアナログのバランスを取りながら、女性の心理的支援に役立つサービスを提供しています。

事業内容は大きく分けて二つあります。一つ目は、メディア事業で、妊娠・出産・育児に関する専門サイト「ベビーカレンダー」をはじめ、「ムーンカレンダー」「ウーマンカレンダー」「介護カレンダー」などの運営を行っています。これらのサイトでは、PV連動型広告、タイアップ広告、成果報酬型広告を通じて収入を得ています。特に「ベビーカレンダー」では、医師や専門家監修のもと、安心できる情報を提供し、ユーザーからの評価を受けています。

二つ目は、産婦人科向け事業で、医療機関が抱える課題に対してITソリューションを提供しています。具体的には、「ベビーパッドシリーズ」を通じて、産婦人科にカスタマイズしたコンテンツを提供し、患者と医療機関のコミュニケーションをサポートしています。また、診察予約システムやエコー動画の提供など、産婦人科施設の利便性向上と課題解決をサポートしています。

ベビーカレンダーは、専門家による監修や日めくり機能など、ユーザーに必要な情報を提供するための様々な機能を備えており、サイトローンチ以降、ページビュー数やユニークユーザー数が堅調に増加しています。これらの事業を通じて、同社は女性の一生にわたるサポートを提供し、女性の笑顔を増やすことを目指しています。

経営方針

ベビーカレンダーは、女性のライフイベントに必要な情報を提供することを目的とした事業を展開しており、特に妊娠・出産・育児に関する専門サイト「ベビーカレンダー」を中心に、女性の一生をサポートするサービスを提供しています。同社は、信頼できる情報の提供を重視し、ユーザーからの評価を受けています。

中期経営計画において、ベビーカレンダーは、市場の新たな需要や変化を迅速かつ的確に察知し、対応する組織体制の構築、正しい情報をわかりやすく伝える編集力の強化、IT分野における技術力の向上を戦略の柱としています。また、産婦人科向け事業では、医療機関のサービス向上に貢献するITソリューションを提供し、収益向上に努めています。

さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、事業環境の変化に柔軟に対応できる企業体質の構築を目指しています。これには、メディア事業の収益獲得のためのPV数及びUU数の増加、他領域への進出、産婦人科向け事業の契約更新と新規顧客の開拓、効果的な営業アプローチの構築などが含まれます。

また、ベビーカレンダーは、優秀な人材の確保と育成、M&Aの活用、内部管理体制の強化、情報管理体制の強化、安定的な収益基盤の強化、収益源の多角化など、経営の健全化と持続的な成長を目指す多角的な施策を推進しています。これらの施策を通じて、同社は女性の一生にわたるサポートを提供し、女性の笑顔を増やすことを目指しています。