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セレンディップ・ホールディングスJP:7318
沿革
2006-08 | 名古屋市名東区に株式会社T3ネットワーク(資本金300万円)を設立 |
2006-10 | 社名をセレンディップ・コンサルティング株式会社に変更 ベンチャー支援目的のファンドであるSync Partners株式会社(子会社)を設立 |
2007-05 | 本社を名古屋市中区栄に移転 |
2008-10 | 本社を名古屋市中区錦に移転 |
2013-03 | 自ら経営執行を行うことを目的として、株式会社バンデロール(パン製造販売会社)へ当社及び当社役員で100%出資(その後、当社持分を当社役員に譲渡) |
2014-09 | 本社を名古屋市中区栄に移転 |
2014-10 | 事業承継を目的として天竜精機株式会社(現・連結子会社)の株式取得 |
2015-10 | 事業承継を目的として佐藤工業株式会社(現・連結子会社)の株式取得 |
2017-07 | Sync Partners株式会社(子会社)を解散 |
2018-08 | 事業承継を目的として三井屋工業株式会社(現・連結子会社)の株式取得 |
2018-12 | 事業承継を目的として株式会社サンテクトの株式取得 |
2019-02 | 佐藤工業株式会社(現・連結子会社)が、当社からの出資により14,000万円の増資 |
2019-12 | 天竜精機株式会社(現・連結子会社)が、海外でのコネクタ自動機の製品競争力の強化及び将来におけるASEANへの販路・事業拡大を目的として、ベトナムのOSCO社と業務提携契約を締結 |
2020-03 | 事業承継問題の多様化に対応するため、当社より投資、フィナンシャル・アドバイザリー事業を移管し、セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2020-04 | 三井屋工業株式会社(現・連結子会社)が、東北エリア及び関東エリアの自動車組立生産拠点向けの高付加価値内外装部品の競争力強化を目的として、山形県米沢市に工場用地を取得 |
2020-06 | 株式会社サンテクトが、当社からの出資により5,500万円の増資 |
2020-07 | 社名をセレンディップ・ホールディングス株式会社に変更 株式会社サンテクトが、IT分野の強化を目的として、ソフトウェア開発及びITエンジニア派遣事業を展開する株式会社エムジエクの株式取得 |
2020-09 | 共同投資案件であった株式会社協立製作所株式を売却 |
2021-04 | 株式会社エムジエクは株式会社サンテクトと合併(株式会社サンテクトが存続会社、同時にセレンディップ・テクノロジーズ株式会社(現・連結子会社)へ社名変更) |
2021-05 | 山形県米沢市に三井屋工業株式会社(現・連結子会社)の東北工場新設 |
2021-06 | 東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行 |
2022-09 | 本社を名古屋市中区錦(現所在地)に移転 セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社(現・連結子会社)と新生企業投資株式会社が、日本ものづくり事業承継投資株式会社(現・持分法適用関連会社)を設立 事業承継を目的として株式会社アペックス(現・連結子会社)の株式取得 日本ものづくり事業承継投資株式会社(現・持分法適用関連会社)が、中堅・中小製造業を対象とした事業承継ファンドとして、日本ものづくり事業承継基金1号投資事業有限責任組合を組成 事業承継を目的として株式会社レディーバード(現・連結子会社)の株式取得 コンサルティング事業の規模拡大を目的として株式会社高島ロボットマーケティング(現・連結子会社)の株式を取得 株式会社高島ロボットマーケティングが、セレンディップ・ロボクロスマーケティング株式会社へ社名変更 |
事業内容
セレンディップ・ホールディングス株式会社とその連結子会社6社は、プロフェッショナル・ソリューション事業、インベストメント事業、モノづくり事業の3つのセグメントで事業を展開しています。同社グループは、中堅・中小企業の事業承継問題や経営課題に対応するため、M&Aによる事業承継、プロ経営者の派遣、経営コンサルティングなどの総合的なソリューションを提供しています。
プロフェッショナル・ソリューション事業では、事業承継や技術力強化を目指す企業に対し、プロ経営者やエンジニアの派遣、経営・IT・現場改善のコンサルティングを行っています。このセグメントには、セレンディップ・ホールディングス株式会社とセレンディップ・テクノロジーズ株式会社が含まれます。
インベストメント事業では、共同投資やマイノリティ出資、フィナンシャル・アドバイザリーを通じて、事業承継問題に柔軟に対応しています。このセグメントには、セレンディップ・フィナンシャルサービス株式会社が属しています。
モノづくり事業では、自動車部品製造やFA装置製造を行う企業を傘下に収め、事業承継を通じて企業価値の向上を図っています。このセグメントには、三井屋工業株式会社、佐藤工業株式会社、天竜精機株式会社が含まれます。また、株式会社アペックスは、開発段階における試作品製作を行っています。
これらの事業を通じて、セレンディップ・ホールディングス株式会社グループは、中堅・中小企業の経営近代化と事業承継問題の解決に貢献しています。
経営方針
セレンディップ・ホールディングスは、「すべてのステークホルダーに価値と成長をもたらす100年企業グループ」をビジョンに掲げ、中小企業経営の近代化と戦略合理的経営を追求しています。同社は、経営上の目標として経常利益の確保を重視し、M&Aを通じた非連続的成長と既存事業のオーガニック成長を両輪としています。特に、M&Aによる成長戦略では、国際競争力が高くサプライチェーンが強固な分野への投資を重点とし、製造業における安定的な成長が期待できる分野や、高成長・高付加価値の創造が期待できる分野をターゲットにしています。
また、同社は「モノづくり事業承継プラットフォーム」を核として、M&A実行基盤、経営管理基盤、モノづくり基盤の3つの基盤で構成される独自のビジネスモデルを展開。これにより、グループ会社の変革・進化を促し、グループ全体の成長を目指しています。さらに、グループ内外へのノウハウの提供や、フィナンシャル・アドバイザリー、経営コンサルティングなどの事業化を進め、企業価値の最大化を図っています。
成長戦略の一環として、R&Dへの積極的な投資も行っており、リサイクル率向上や低騒音化など環境に配慮した取り組み、工場の自動化やDX化による効率性と品質向上、伝送効率の改善を目指した新素材の開発・製品化など、多角的なアプローチで事業の成長を支えています。
このようにセレンディップ・ホールディングスは、M&Aを戦略的に活用し、経営の近代化と伝統の尊重を融合させた独自のビジネスモデルで、持続可能な成長を目指しています。