村上開明堂JP:7292

時価総額
¥562.7億
PER
7.6倍
自動車用バックミラー、ファインガラスの製造販売、人材派遣、樹脂製品卸販売、一般貨物自動車運送事業、金型製造販売など多岐にわたる事業を展開。

沿革

1948年3月

1882年創業の「開明堂」より営業を継承し、鏡の製造加工、ガラス卸販売を主たる業務として、㈱村上開明堂を設立

1958年9月

トヨタ自動車工業㈱(現 トヨタ自動車㈱)よりバックミラーを受注し生産を開始

1967年11月

バックミラーの生産拡大のため、静岡県藤枝市に藤枝工場を設立

1967年12月

三菱重工業㈱(現 三菱自動車工業㈱)と取引開始

1976年12月

本田技研工業㈱と取引開始

1979年12月

日産自動車㈱と取引開始

1982年12月

鈴木自動車工業㈱(現 スズキ㈱)と取引開始

1983年4月

合成樹脂の卸販売を目的として、㈱カイツ(現 ㈱村上開明堂化成)(現 連結子会社)を設立

1989年2月

光学産業分野の需要に応えるため、ファインガラス事業(現 オプトロニクス事業)を開始

1995年3月

東京証券取引所市場第二部に上場

1996年10月

バックミラーの生産体制充実のため、静岡県藤枝市に大井川工場を設立

1997年11月

タイにバックミラーの製造販売拠点として、AMPAS INDUSTRY CO., LTD.との共同出資により、MURAKAMI AMPAS (THAILAND) CO., LTD.(現 連結子会社)を設立

2000年6月

米国ケンタッキー州にバックミラーの製造販売拠点として、Murakami Manufacturing U.S.A. Inc.(現 連結子会社)を設立

2001年7月

タイにバックミラーの製造販売拠点として、Murakami Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立

2002年11月

中国浙江省にバックミラーの製造販売拠点として、嘉興村上石崎汽車配件有限公司(現 嘉興村上汽車配件有限公司)(現 連結子会社)を設立

2003年12月

富士重工業㈱(現 ㈱SUBARU)と取引開始

2004年3月

タイに金型の製造販売拠点として、Murakami Saikyu (Thailand) Co., Ltd.(現 Murakami Mold Engineering (Thailand) Co., Ltd.)(現 連結子会社)を設立

2007年5月

福岡県朝倉市にバックミラーの製造販売拠点として、㈱村上開明堂九州(現 連結子会社)を設立

2011年5月

物流体制の強化・最適化のため、㈱村上エキスプレス(現 連結子会社)を子会社化

2011年12月

バックミラーの生産体制充実のため、静岡県藤枝市に築地工場を新設

2012年11月

インドネシアにおけるバックミラーの製造販売拠点として、PT DELLOYD(現 PT.Murakami Delloyd Indonesia)(現 連結子会社)を子会社化

2013年9月

タイにバックミラーの設計・生産準備を目的として、Murakami Corporation (Thailand) Ltd.(現 連結子会社)を設立

2014年2月

メキシコにバックミラーの製造販売拠点として、Murakami Manufacturing Mexico, S.A. de C.V.(現 連結子会社)を設立

2016年3月

建材事業を営む子会社㈱村上開明堂コンフォームの全ての株式をウチダ㈱へ譲渡

2016年9月

インドにバックミラーの製造販売拠点として、MURAKAMI MANUFACTURING INDIA PRIVATE LTD.を設立

2016年10月

中国広東省にバックミラーの製造販売拠点として、佛山村上汽車配件有限公司(孫会社)を設立

2017年12月

ドイツに欧州事業展開の為のマーケット調査拠点として、Murakami Germany GmbHを設立

2018年1月

中国天津市にバックミラーの製造販売拠点として、天津村上汽車配件有限公司(孫会社)を設立

2022年4月

バックミラー及びランプの製造販売拠点として、群馬県太田市の㈱大嶋電機製作所(現㈱村上開明堂東日本)(現 連結子会社)を子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場再編により、スタンダード市場に移行

事業内容

村上開明堂グループは、村上開明堂を中心に18の子会社で構成されており、主に日本、アジア、北米で事業を展開しています。同社グループの事業内容は、自動車用バックミラーの製造販売が中心であり、日本とアジアではファインガラスの製造販売も手掛けています。また、北米では自動車用バックミラーの製造販売に特化しています。

同社グループの子会社には、村上開明堂九州や村上開明堂化成などがあり、それぞれが特定の製品やサービスを提供しています。例えば、村上開明堂九州はバックミラーの製造販売を、村上開明堂化成は樹脂製品の卸販売を行っています。さらに、同社グループには、人材派遣や一般貨物自動車運送事業を手掛ける子会社もあります。

海外では、Murakami Manufacturing U.S.A. Inc.やMurakami Manufacturing Mexico, S.A. de C.V.などがバックミラーの製造販売を行っており、アジアでは嘉興村上汽車配件有限公司や佛山村上汽車配件有限公司などが同様の事業を展開しています。また、Murakami Germany GmbHは欧州での事業展開のためのマーケット調査及び分析を行っています。

このように、村上開明堂グループは自動車用バックミラーを中心に、多岐にわたる製品とサービスを提供しており、国内外で幅広い事業を展開しています。

経営方針

村上開明堂グループは、自動車用バックミラーやヘッドアップディスプレイ用ミラーを中心に、安全視認技術を通じて社会の安全・安心・快適な実現に貢献しています。同社は、持続的成長を目指し、新たな事業領域の開拓や事業の多軸化に積極的に取り組んでいます。また、健康・信頼・親和を社是とし、ステークホルダーとの信頼関係を築きながら、社会的責任を果たすことにも注力しています。

経営上の目標達成状況は、売上高、営業利益、経常利益を指標としています。不安定な経済環境の中、自動車業界の変化に対応するため、ミラーシステム事業やオプトロニクス事業において、設計・生産技術の改革やDX・IT技術の活用による生産性向上を推進しています。これにより、収益力の向上と市場地位の確立を目指しています。

2022年4月には、村上開明堂東日本を連結子会社化し、生産性向上や営業活動の活発化を通じて、ミラーシステム事業の収益基盤強化を図っています。さらに、車載分野及び非車載分野での高付加価値新製品や新規事業の創出に向け、商品企画機能の強化や外部技術の活用、他社との協業・提携による投資を行い、早期実現を果たすことで持続的成長を目指しています。

経営基盤の強化においては、DXの推進、気候変動への対応、コンプライアンス強化、人財育成や働き方改革を通じて、従業員が能力を最大限に発揮し、いきいきと働く企業を目指しています。これらの戦略を通じて、村上開明堂グループは国内外での事業展開を強化し、将来にわたる成長を追求しています。