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日本プラストJP:7291
事業内容
日本プラストは、自動車部品の製造販売を主な事業とする企業グループです。日本、北米、中国、東南アジアの地域において、12の子会社と1つの関連会社を通じて事業を展開しています。事業は地域別に分かれており、各地域で異なる製品やサービスを提供しています。
安全部品部門では、ステアリングホイールやエアバッグモジュールの製造販売を行っています。主な事業会社として、日本では日本プラスト、北米ではニートン・オート・プロダクツやニホンプラストメヒカーナ、中国では中山富拉司特工業有限公司、東南アジアではニホンプラストインドネシアなどが挙げられます。
樹脂部品部門では、空調部品やコンソールなどの内装樹脂製品、カバーカウルトップやプロテクターインナーフェンダーなどの外装樹脂製品を製造販売しています。日本プラストをはじめ、北米や中国、東南アジアの各地域で事業を展開しています。
その他事業部門では、ゲーム機用ハンドルの製造販売を行っています。また、日本プラストは事務処理に関するサービス業務や製品の輸送サービス業務も提供しています。これらのサービスは、エヌピーサービス株式会社や日本プラスト運輸株式会社が担っています。
経営方針
日本プラストは、長期的な成長を目指し、2048年の創業100周年に向けた「長期ビジョン2048」を掲げています。このビジョンでは、「すべてのステークホルダーから信頼・期待され、選ばれるオンリーワン企業へ」を目指しています。独自の技術と製品を強みに、顧客にとって不可欠な存在となることを目指し、株主や地域社会などからも信頼される企業を目指しています。
2024年から始まる第6次中期経営計画では、経営基盤の強化を重視しています。特に、効率化推進と成長投資を通じて、人材、技術、財務の強化を図り、企業価値の最大化を目指しています。品質、収益、SDGsの3つの管理項目において具体的な目標を設定し、ゼロディフェクト品質の追求や営業利益率3%の達成、CO2排出量削減を目指しています。
重点施策としては、品質保証体制の強化や技術開発力の向上、収益体質の強化、人的資本の強化、社会的責任の追求を掲げています。特に、品質保証ではゼロディフェクトを目指し、技術開発では自動化技術や次世代商品の開発に注力しています。また、SDGsの目標達成に向けた取り組みも進めています。
日本プラストは、資本コストや株価を意識した経営を実現するため、ROEの向上と株主還元の強化を図っています。2026年からは配当方針を見直し、安定的な配当を継続する方針を掲げています。さらに、SDGsの達成に向けた取り組みや情報開示の強化にも注力しています。