愛三工業JP:7283

時価総額
¥890.8億
PER
6.4倍
自動車部品の製造・販売を中心に、燃料ポンプモジュールやスロットルボディ、キャニスタなどを手がけ、自動車運送取扱業務、土木建設業、コンピュータシステム開発・販売も展開。

沿革

1938年12月

資本金50万円をもって軍需品の製造を目的に名古屋市瑞穂区に設立

1945年10月

キャブレタなど自動車部品の製造に着手

1957年11月

本社および工場を現在の大府市に移転

1960年8月

エンジンバルブの生産開始

1966年2月

テイケイ気化器㈱(現・連結子会社)に資本参加し子会社化

1971年3月

安城工場を新設

1980年5月

愛協産業㈱(現・連結子会社)を設立

1980年7月

樹脂キャニスタの生産開始

1980年11月

名古屋証券取引所市場第二部に株式上場

1981年8月

スロットルボデーの生産開始

1982年8月

米国に現地法人アイサンコーポレーションオブアメリカ(現・連結子会社)を設立

1983年4月

電動燃料ポンプの生産開始

1984年9月

インジェクタの生産開始

1984年10月

アイサンコンピュータサービス㈱(現・連結子会社)を設立

1988年2月

日本超硬㈱(現社名㈱ニチアロイ・連結子会社)に資本参加、翌年4月子会社化

1989年4月

米国に現地法人フランクリンプレシジョンインダストリー㈱(現・連結子会社)を設立

1990年5月

豊田工場を新設

1992年11月

デミング賞実施賞を受賞

1997年1月

インドネシアに㈱アイサンナスモコインダストリ(現・連結子会社)を設立

1997年3月

韓国の玄潭産業㈱(現・連結子会社)に資本参加

2000年3月

東京証券取引所市場第二部に株式上場

2000年8月

フランスのビトロンフランス㈱(現社名アイサンインダストリーフランス㈱・連結子会社)に資本参加

2000年9月

チェコにアイサンビトロンチェコ(現社名アイサンインダストリーチェコ㈲・連結子会社)を設立

2000年10月

フランスのアイサンビトロンヨーロッパ㈱(現社名アイサンインダストリーフランス㈱・連結子会社)を子会社化

2001年3月

東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部に株式上場

2002年3月

韓国の玄潭産業㈱(現・連結子会社)を子会社化

2002年4月

中国に沈陽玄潭汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立

2002年6月

インドにIHDインダストリーズ㈱(現・連結子会社)を設立

2003年7月

中国に愛三(天津)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立

2004年3月

ベルギーにアイサンコーポレーションヨーロッパ㈱(現・連結子会社)を設立

2004年4月

米国にヒョンタンアメリカ㈱(現・連結子会社)を設立

2004年5月

中国に愛三(佛山)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立

2005年8月

中国に泰凱通用化油器(寧波)有限公司(現・連結子会社)を設立

2006年5月

スロバキアにヒョンタンスロバキア㈲(現・連結子会社)を設立

2006年8月

中国に愛三貿易(広州)有限公司(現・連結子会社)を設立

2007年11月

韓国の㈱D&H(現社名玄潭テック㈱・連結子会社)およびその子会社に資本参加し子会社化

2008年7月

愛三熊本㈱(現・連結子会社)を設立

2011年8月

インドにアイサンオートパーツインディア㈱(現・連結子会社)を設立

2011年12月

タイにアイサンコーポレーションアジアパシフィック㈱(現・連結子会社)を設立

2013年2月

メキシコにアイサンオートパーツメキシコ㈱(現・連結子会社)を設立

2016年3月

中国に玄潭(張家港)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立

2018年4月

インドにアイサンセールスインディア㈱(現・連結子会社)を設立

2018年6月

インドにフィエムインダストリーズ㈱との合弁会社としてアイサンフィエムオートモーティブズインディア㈱(現社名アイサンインダストリーインディア㈱・連結子会社)を設立

2022年1月

㈱デンソーと燃料ポンプモジュール事業の譲受で契約締結

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプレミア市場へ移行

2022年9月

㈱デンソーからの燃料ポンプモジュール事業譲受が完了、米国のキョウサンデンソーマニュファクチュアリングケンタッキー㈲(現社名アイサンインダストリーケンタッキー㈲)を連結子会社化

事業内容

愛三工業株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、自動車部品の製造・販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、愛三工業を含む子会社28社および関連会社1社で構成されており、燃料ポンプモジュール、スロットルボディ、キャニスタなどの自動車部品を手掛けています。

同社グループは、国内外において幅広いネットワークを持ち、日本国内ではテイケイ気化器株式会社、株式会社ニチアロイ、愛三熊本株式会社などの主要な関係会社を有しています。アジアでは、愛三(天津)汽車部件有限公司や愛三(佛山)汽車部件有限公司など、複数の製造・販売拠点を展開。米州では、フランクリンプレシジョンインダストリー株式会社やアイサンオートパーツメキシコ株式会社などが活動しています。欧州においても、アイサンインダストリーフランス株式会社やアイサンインダストリーチェコ合同会社などが同社グループの一翼を担っています。

自動車部品の製造・販売以外にも、同社グループは自動車運送取扱業務、土木建設業、コンピュータシステムおよびプログラムの開発・販売など、多岐にわたる事業を手掛けています。これらの事業を通じて、同社グループは自動車産業を支える重要な役割を果たしています。

経営方針

愛三工業株式会社(以下、同社)は、自動車部品の製造・販売を中心に、多岐にわたる事業を展開している企業グループです。同社は、お客様第一の心で高品質な商品を創造し、人を大切にする明るい職場を築くことで、企業の繁栄と豊かな社会づくりに貢献することを経営の基本方針としています。

中期経営計画においては、2025年度までの計画期間で売上高2,800億円、営業利益率5.0%を目標に掲げています。これを達成するため、既存事業の競争力強化と新規領域の事業育成に注力しています。具体的には、パワートレイン製品の収益性向上や燃料ポンプモジュール事業の競争力強化、電動化製品事業やクリーンエネルギー技術活用事業の推進などが挙げられます。

また、同社は「VISION2030」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた経営戦略を推進しています。このビジョンのもと、確かな技術と品質で新たな価値を創造し、現在と未来の世代に快適さと安心を提供することを目指しています。

サステナビリティ経営の推進も同社の重要な取り組みです。環境課題への対応、人財の多様化、ガバナンス強化を通じて、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。

これらの戦略と取り組みを通じて、同社は世界のお客様に感動を提供できる企業を目指しています。