エイケン工業JP:7265株価

時価総額
¥44.5億
PER
12.2倍
自動車用フィルターとガス機器の製造・販売の有力企業。フィルター部門と燃焼機器部門の2区分セグメント体制。自動車用フィルター、荷造包装資材、ガス機器の製品群を展開。荷造包装資材は関連会社が製造・販売。関連会社を含めグループは2社体制。

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事業内容

エイケン工業は、自動車向けのフィルターと燃焼用のガス機器を主に製造・販売するメーカーです。同社は自動車用フィルターを主力製品とし、燃焼機器では業務用や産業向けのガス機器を手掛けています。

主な顧客は自動車メーカーや部品メーカー、それに加えて産業分野の事業者や設備メーカーです。同社はこれら企業向けの部品供給と機器販売を通じて収益を得ており、関連会社の荷造り・包装資材事業もグループの売上に貢献しています。

事業は大きくフィルター部門と燃焼機器部門に分かれており、フィルター部門では自動車用フィルターの製造・販売を中心に展開しています。燃焼機器部門はガス機器の開発・販売を担い、関連会社のフジパックが荷造り・包装資材の製造・販売を担当してグループの事業を補完しています。

経営方針

同社は中長期的に「高い収益性の維持・向上」と「ROE(自己資本利益率)の改善」を経営目標に掲げています。事業構成はフィルター事業が約96%、燃焼機器事業が約4%を占めており、まずは主力のフィルターで安定した収益基盤を確保することを成長戦略の中心に据えています。世界的な関税見直しや資源価格の上昇、地政学リスクなど景気の不確実性を踏まえ、同社は収益性を落とさないために高品質・低コストの両立と資本効率の改善に取り組んでいます。

同社は重点投資分野として生産体制の強化とコスト削減を挙げています。具体的には月産能力の向上を図るとともに、多品種小ロット生産に対応する機械設備を導入し、生産効率を高める施策を進めています。また、国内一貫生産の強みを生かして既存のプレス部品や自社設備で加工可能な部品の受注拡大を狙い、トラックなど大型車用や建設機械用フィルターの拡販に注力することで差別化を図っています。ブランド面では自社ブランド「VIC」を活用した企画立案型の営業を強化し、価格競争だけに陥らない販売体制を構築しています。

同社は新市場開拓と事業拡大において、輸出売上の拡大を重要戦略としています。主要輸出先の顧客との連携を強化すると同時に、まだ納入実績のない国への営業展開を行い市場を広げる方針です。国内では自動車保有台数の減少を見越し、自動車関連以外のフィルター商品開発や取引先との共同開発による新規需要開拓を進めています。燃焼機器部門についても、コインランドリー向けが弱含む一方で厨房機器やボイラ向けは安定していることから、新規バーナの提案・開発やパイプタイプバーナの生産体制整備で底上げを図る計画です。

同社は技術革新を将来の成長の鍵と位置付け、開発部門を中心に研究開発と情報収集を強化しています。将来的な電気自動車の普及による内燃機関向け市場縮小を見据え、新たな事業の柱を築くために新製品開発やM&Aを含む外部連携も検討しており、顧客ニーズに応える製品設計や熱交換器・バーナ部品の改良といった具体的な技術投資を進めています。これらの取り組みを通じて同社は収益基盤の多様化と競争力の維持を目指しています。