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太平洋工業JP:7250
沿革
1930-08 | 小川宗一が、岐阜県大垣市御殿町において太平洋工業合名会社を創立し、自動車用バルブコアの生産を開始 |
1938-04 | 株式会社に改組し、岐阜県大垣市美和町に南大垣工場を新設、航空機および自動車用タイヤバルブ、バルブコアその他の製品の製造を開始 |
1946-08 | 自動車用プレス製品の製造を開始 |
1960-11 | 岐阜県大垣市久徳町に西大垣工場を新設 |
1961-10 | 関係会社太平洋精工株式会社を設立(現:PECホールディングス株式会社、持分法適用関連会社)し、リベット、オートヒューズの生産を移管 |
1970-08 | 株式を東京・名古屋証券取引所市場第一部に上場 |
1972-09 | 岐阜県安八郡神戸町に北大垣工場を新設し、タイヤバルブおよびバルブコア部門を南大垣工場より移転 |
1974-12 | 関係会社太平洋産業株式会社を設立(現:連結子会社)し、太平洋開発株式会社の業務の一部を移管 |
1977-03 | カークーラー、ルームエアコンの冷媒制御機器製品の生産を開始 |
1977-09 | 岐阜県美濃市に美濃工場を新設し、タイヤバルブおよびバルブコア部門の一部を移転 |
1982-09 | 岐阜県養老郡養老町に養老工場を新設し、プレス金型の生産を開始 |
1984-06 | 台湾に合弁で関係会社太平洋汽門工業股份有限公司を設立(現:連結子会社) |
1987-05 | 韓国に合弁で関係会社太平洋バルブ工業株式会社を設立(現:連結子会社) |
1987-12 | 関係会社ピーアイシステム株式会社を設立(現:連結子会社) |
1988-07 | 米国に関係会社PACIFIC INDUSTRIES USA INC.を設立(現:連結子会社) |
1989-03 | タイに合弁で関係会社PACIFIC INDUSTRIES(THAILAND)CO., LTD.を設立 |
1990-04 | 台湾に関係会社大垣工業股份有限公司を設立 |
1990-11 | 岐阜県大垣市に東大垣工場を新設し、樹脂製品部門を移転 |
1997-01 | 岐阜県大垣市のソフトピアジャパン内にPACIFIC TERA HOUSEを新築 |
1997-04 | 関係会社太平洋汽門工業股份有限公司(台湾)が、関係会社大垣工業股份有限公司(台湾)を吸収合併 |
1999-07 | 関係会社PACIFIC INDUSTRIES USA INC.を持株会社として、関係会社PACIFIC INDUSTRIES AIR CONTROLS, INC.および関係会社PACIFIC MANUFACTURING OHIO, INC.(現:連結子会社)を設立し、タイヤ用バルブなどの製造・販売は、関係会社PACIFIC INDUSTRIES AIR CONTROLS, INC.に移管 |
2001-01 | TPMS(タイヤ空気圧監視システム)の販売を開始 |
2001-08 | 岐阜県大垣市久徳町に本社社屋を新築 |
2004-09 | 関係会社太平洋バルブ工業株式会社(韓国)が韓国において、関係会社太平洋エアコントロール工業株式会社を設立(現:連結子会社) |
2005-04 | 中国に関係会社天津太平洋汽車部件有限公司を設立(現:連結子会社) |
2006-12 | 東大垣工場第三工場を建設し、プレス・樹脂製品の生産を開始 |
2007-01 | 福岡県鞍手郡小竹町に九州工場を新設し、プレス・樹脂製品部門の一部を移転 |
2007-04 | 関係会社PACIFIC MANUFACTURING OHIO, INC.が、関係会社PACIFIC INDUSTRIES AIR CONTROLS, INC.を吸収合併 |
2009-03 | 十字工業株式会社の全株式を取得し子会社化 |
2010-05 | 宮城県栗原市に東北工場(現:栗原工場)を新設し、プレス・樹脂製品部門の一部を移転 |
2010-09 | 関係会社太平洋産業株式会社が、関係会社十字工業株式会社を吸収合併 |
2011-11 | 中国に合弁で関係会社長沙太平洋半谷汽車部件有限公司を設立(現:連結子会社) |
2012-05 | ベルギーに関係会社PACIFIC INDUSTRIES EUROPE NV/SAを設立(現:連結子会社) |
2012-06 | 中国に関係会社太平洋工業(中国)投資有限公司を設立 |
2014-07 | 中国に関係会社太平洋汽車部件科技(常熟)有限公司を設立(現:連結子会社) |
2014-11 | タイに合弁で関係会社PACIFIC AUTO PARTS(THAILAND)CO., LTD.を設立 |
2018-08 | フランス AUGUST FRANCE HOLDING COMPANY SASの全株式を取得し、同社およびその子会社であるSCHRADER SASを子会社化(現:連結子会社) |
2020-11 | 関係会社PACIFIC INDUSTRIES(THAILAND)CO., LTD.および関係会社PACIFIC AUTO PARTS(THAILAND)CO., LTD.の合併により、関係会社PACIFIC INDUSTRIES(THAILAND)CO., LTD.を設立(現:連結子会社) |
2021-06 | 関係会社SCHRADER SASが、関係会社AUGUST FRANCE HOLDING COMPANY SASを吸収合併 |
2021-12 | 関係会社天津太平洋汽車部件有限公司が、関係会社太平洋工業(中国)投資有限公司を吸収合併 |
2022-04 | 東京・名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、各市場第一部から、東京証券取引所はプライム市場へ、名古屋証券取引所はプレミア市場へ移行 |
2023-05 | 関係会社SCHRADER SASがフランス GURTNER SASの全株式を取得し、子会社化(現:非連結子会社) |
2023-11 | 東大垣工場第四工場を建設し、プレス製品の生産を開始 |
事業内容
太平洋工業株式会社とそのグループ企業は、プレス・樹脂製品事業、バルブ製品事業、およびその他の事業を展開しています。プレス・樹脂製品事業では、軽量かつ高剛性を実現する超ハイテン材の成型技術を用いたプレス製品、フィルム加飾技術や防音防振性能制御技術を活用した樹脂製品、さらにはプレス金型や樹脂金型などの金型製品を製造・販売しています。この事業には、国内外に複数の関連会社があります。
バルブ製品事業では、タイヤバルブやバルブコア、空調用バルブなど、世界トップシェアを誇るバルブ関連製品のほか、コンプレッサー関連製品、産業用・レジャー用のマイコン制御機器、タイヤ空気圧監視システム(TPMS)製品を提供しています。このセグメントも国内外に主要な関係会社を持っています。
その他の事業としては、IoT技術を応用したマルチセンシングロガー「e-WAVES」や、牛の体調をモニタリングする「CAPSULE SENSE」などのソフトウェア開発・販売、QRコードを読むだけで作業指示書が閲覧できる「FDSP」の提供、損害保険の代理業務などを行っています。この分野においても、ピーアイシステム株式会社をはじめとする国内の関連会社が活動を支えています。
太平洋工業株式会社グループは、これらの多岐にわたる事業を通じて、自動車産業を中心に幅広い分野でのニーズに応え、グローバルな事業展開を進めています。
経営方針
太平洋工業株式会社は、自動車産業を主力とする中で、モビリティ社会への大変革期に対応するため、安全・環境・快適性能向上に貢献する新事業・新技術・新製品の開発を推進しています。同社は、社会から信頼され期待される企業としての成長を目指し、「思いをこめて、あしたをつくる」から「パーパス」へとブランドスローガンを更新しました。これは、多様な従業員が力を発揮し、新たな価値を創造することを意味しています。
長期ビジョン「PACIFIC GLOCAL VISION」に基づき、ステークホルダーに信頼される真のGLOCAL企業を目指し、持続可能な社会に向けてコア技術を活かし続けること、社員の新しい発想や挑戦を大切にし、仕事と生活の調和が実感できる企業を目指しています。
中長期経営構想「Beyond the OCEAN」と中期経営計画「NEXUS-26」を発表し、技術×現場力と信頼とNo.1シェアを強みに、新しい価値づくりにチャレンジしています。これには、売上と利益の共成長、多様な技術による価値創出、サステナビリティと経営の統合が含まれます。
具体的には、プレス製品の収益力を高め、バルブ製品と樹脂製品で新市場を開拓し、モビリティ以外の分野にも挑戦しています。また、サステナビリティに関する課題を経営に統合し、従業員が力を発揮して技術やデジタルを駆使することで、財務価値と非財務的な価値の創造を目指しています。
太平洋工業株式会社は、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を実現し、100年企業を目指しています。