フタバ産業JP:7241

時価総額
¥871.6億
PER
7.3倍
自動車等車両部品、環境機器部品及び外販設備の製造販売を手がける企業で、トヨタ自動車が主要な販売先。

事業内容

フタバ産業は、自動車部品、環境機器部品、外販設備の製造販売を主な事業としています。同社は、20の連結子会社と3つの関連会社を持ち、これらの企業と共に事業を展開しています。特にトヨタ自動車は主要な販売先であり、フタバ産業を関連会社としています。

フタバ産業の事業は地域ごとに分かれており、日本では自動車部品や環境機器部品、外販設備の製造販売を行っています。主な関係会社には、フタバ九州が含まれます。北米では、自動車部品の製造販売を行い、フタバノースアメリカE&M、FICアメリカ、FIOオートモーティブカナダが主要な関係会社です。

欧州においても自動車部品の製造販売を行っており、フタバマニュファクチャリングUKとフタバチェコが主要な関係会社です。中国市場では、双叶(天津)企業管理、天津双叶協展機械、広州双叶汽車部件が自動車部品の製造販売を担当しています。

アジア地域では、FMIオートモーティブコンポーネンツとフタバインダストリアルインドネシアが自動車部品の製造販売を行っています。これらの地域ごとの事業展開により、フタバ産業はグローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

フタバ産業は、成長戦略として「環境」「安心」「豊かな生活」の実現を掲げています。同社は、全社員が能力を発揮し、グループ全体で新しい価値の創出に挑戦することを目指しています。これにより、持続可能な社会への貢献を図っています。

同社の中期経営計画では、2025年度から2027年度を成長投資の期間と位置付けています。具体的には、ボデー系部品事業の売上拡大や、排気系部品事業の電動化ニーズに対応した新システム開発を進めています。また、新規事業の早期事業化やインド市場での拠点拡大も重要な施策です。

フタバ産業は、営業利益率5%を目指し、収益力の強化に取り組んでいます。また、全社員の働きがい向上や健康経営を推進し、社員の活躍を支援しています。これにより、企業全体の競争力を高めることを目指しています。

カーボンニュートラルの達成も重要な目標です。2030年度までに、グローバルでの工場のCO2排出量を2019年度比で50%以上削減することを目指しています。日本国内では、2030年までにカーボンニュートラルを達成する挑戦を続けています。

財務戦略としては、資本コストや株価を意識した経営を行い、PBRの向上を図っています。これにより、フタバ産業はグローバルでの経営・収益基盤を強化し、持続可能な企業を目指しています。デジタル化とものづくりのイノベーションにも注力しています。