- 日本企業
- NOK
NOKJP:7240
沿革
1939-12 | 東京都葛飾区に江戸川精機株式会社を設立。 (1942年に東京油止工業株式会社、1948年に東京オイルシール工業株式会社に社名変更) |
1941-07 | 神戸に日本ベアリング製造株式会社を設立。 (1942年に日本ユーシー工業株式会社、1944年に日本油止工業株式会社に社名変更) |
1951-12 | 東京オイルシール工業株式会社と日本油止工業株式会社が合併し、日本オイルシール工業株式会社に社名変更。 |
1954-06 | 本社及び工場を東京都大田区に移転。 |
1960-03 | ドイツ連邦共和国のフロイデンベルグ社と資本提携。 |
1960-08 | 神奈川県藤沢市に藤沢工場(現湘南R&Dセンター)を建設。 |
1961-10 | 東京証券取引所に上場。 |
1961-12 | 本社を東京都中央区に移転。 |
1964-10 | 日本シールオール株式会社(現イーグル工業株式会社)を設立。 |
1966-01 | 本社を現在地に移転。 |
1967-08 | 静岡県牧之原市に静岡工場(現ガスケット・ブーツ事業部)を建設。 |
1968-03 | アメリカ合衆国にNOK-USA.,Inc.(現NOK Inc.)を設立。 |
1968-04 | 福島県福島市に福島工場(現オイルシール事業部)を建設。 |
1969-11 | 日本メクトロン株式会社を設立。 |
1970-04 | 熊本県阿蘇市に熊本工場(現精密・Oリング事業部)を建設。 |
1976-12 | NOKクリューバー株式会社を設立。 |
1978-03 | 大韓民国の平和オイルシール工業株式会社に資本参加。 |
1982-01 | イーグル工業株式会社が東京証券取引所に上場。 |
1985-07 | 日本オイルシール工業株式会社よりNOK株式会社に社名変更。 |
1986-09 | 台湾にメクテックCorp.台湾を設立。 |
1988-10 | タイ王国にタイNOKCo., Ltd.を設立。 |
1989-07 | アメリカ合衆国にNOK Inc.とフロイデンベルグ社のアメリカ合衆国内の子会社との間で、フロイデンベルグ NOK ジェネラルパートナーシップを設立。 |
1994-11 | タイ王国にメクテックマニュファクチャリングCorp.タイLtd.を設立。 |
1994-12 | シンガポール共和国にNOK フロイデンベルグ アジア ホールディング Co. Pte. Ltd.(現NOK フロイデンベルグ シンガポール Pte. Ltd.)を設立。 |
1995-06 | 中華人民共和国に無錫NOKフロイデンベルグCo.,Ltd.を設立。 |
1996-05 | インドネシア共和国にP.T. NOK インドネシアを設立。 |
1997-08 | 中華人民共和国にメクテックマニュファクチャリングCorp.珠海Ltd.を設立。 |
2000-09 | インド共和国にシグマ Corp. インド Ltd.とNOK フロイデンベルグ アジア ホールディング Co. Pte. Ltd.との間で、シグマ フロイデンベルグ NOK Pvt. Ltd.(現フロイデンベルグ NOK Pvt. Ltd.)を設立。 |
2002-04 | ユニマテック株式会社を日本メクトロン株式会社より分割設立。 |
2002-07 | ドイツ連邦共和国にメクテック ヨーロッパ GmbHを設立。 |
2002-08 | 中華人民共和国にメクテックマニュファクチャリングCorp.蘇州を設立。 |
2004-01 | 鳥取県南部町に鳥取事業場(現防振ゴム事業部)を建設。 |
2004-08 | ベトナム社会主義共和国にベトナム NOK Co., Ltd.を設立。 |
2005-04 | 神奈川県藤沢市に湘南開発センター(現湘南R&Dセンター)を建設。 |
2007-04 | 北辰工業株式会社と日東工業株式会社が合併しシンジーテック株式会社と社名変更。 |
2010-04 | 茨城県北茨城市に北茨城事業場(現樹脂・ウレタン事業部)を建設。 |
2016-05 | ベトナム社会主義共和国にメクテックマニュファクチャリングCorp.ベトナムLtd.を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2023-10 | 株式会社エストーの株式を取得し子会社化。 |
事業内容
NOK株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、シール製品、電子部品などの製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、110社(同社、子会社94社、関連会社15社)から構成され、幅広い産業に対して製品とサービスを提供しています。
同社の事業は主に3つのセグメントに分けられます。第一に「シール事業」があり、オイルシール、Oリング、防振ゴム、樹脂加工品、ガスケット、化学合成品、メカニカルシールなどを製造・販売しています。このセグメントには、タイNOK Co.,Ltd.やNOKアジア Co.,Pte.Ltd.など、国内外の多数の関連会社が含まれます。
第二のセグメントは「電子部品事業」で、フレキシブルサーキットやプレシジョンコンポーネントなどを手掛けています。この分野では、日本メクトロン株式会社やメクテックマニュファクチャリングCorp.珠海 Ltd.など、国内外の複数の企業が活動しています。
最後に「その他事業」があり、事務機用ロール製品や特殊潤滑剤などを提供しています。このセグメントには、シンジーテック株式会社やNOKクリューバー株式会社などが含まれます。
同社グループは、国内外の自動車、一般産業機械、電子・精密機器など、多岐にわたる産業に対して製品とサービスを提供しており、グローバルな生産・販売ネットワークを構築しています。これにより、同社は幅広い顧客ニーズに応えることが可能となっています。
経営方針
NOK株式会社(以下、同社)は、シール製品や電子部品の製造・販売を中心に事業を展開しており、グローバルな生産・販売ネットワークを通じて多岐にわたる産業に製品とサービスを提供しています。同社は、ステイクホルダーの誇りとなる企業を目指し、技術に裏打ちされた独自性のある商品を世界中で提供することで、高い収益力を持つ企業集団を目指しています。
中期経営計画(2023年度から2025年度まで)では、「変革基盤の構築」を基本方針とし、新たな成長ドライバーの創出、グローバル成長への事業運営体制の整備、多様な人財を活かす基盤の構築、経営資源の最適運用という4つの重点取り組み項目を設定しています。これらの取り組みを通じて、同社はグローバルでの成長を目指しています。
特に、EV向け製品の開発・拡販やグリーンエネルギー関連製品の開発・拡販、半導体装置向け製品の拡販など、新たな成長ドライバーの創出に力を入れています。また、監査等委員会設置会社への移行検討や取締役会のダイバーシティ拡充、データ利活用の拡大・迅速化、ESG項目への着実な取り組みなどを通じて、グローバル成長への事業運営体制を整備しています。
同社は、新型コロナウイルスの影響や原材料価格・エネルギー価格の高騰、地政学リスクなどの外部環境の変化に対応しながら、安定した品質・製品供給体制の維持と、自動車の電動化など中長期的な事業環境の変化に対応するための新事業・新商品の開拓に取り組んでいます。これらの戦略的な取り組みを通じて、同社は持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。