SBIアルヒJP:7198

時価総額
¥378.7億
PER
24.4倍
住宅ローンの提供、不動産売買のサポート、保険代理業務など、住み替えに関わる多角的サービスを展開。

沿革

2014年5月

CSMホールディングス株式会社設立

2014年8月

SBIモーゲージ株式会社の株式及び韓国預託証券を公開買付けにより取得し筆頭株主となる

2015年5月

商号をアルヒグループ株式会社へ変更

2017年4月

アルヒマーケティング株式会社(連結子会社)設立

2017年7月

アルヒグループ株式会社を存続会社、アルヒ株式会社(旧アルヒ株式会社)を消滅会社とする吸収合併を実施

商号をアルヒ株式会社へ変更

2000年6月

ソフトバンク・ファイナンスカード株式会社設立

2000年11月

商号をグッドローン株式会社へ変更

2004年12月

住宅金融公庫(現独立行政法人住宅金融支援機構)の証券化支援事業(買取型)(注)に参加

ファイナンス・オール株式会社(現SBIホールディングス株式会社)より、ホームローン・コンサルティング株式会社(SBIモーゲージ株式会社)の全株式を取得し、子会社化

2005年1月

商号をグッド住宅ローン株式会社へ変更

2005年5月

商号をSBIモーゲージ株式会社へ変更

ホームローン・コンサルティング株式会社の商号をSBIモーゲージ・コンサルティング株式会社へ変更

2006年4月

SBIモーゲージ・コンサルティング株式会社と合併

2012年4月

KOSPIに上場

2013年10月

株式取得によりSBIリース株式会社を連結子会社化(2015年5月に商号をアルヒリース株式会社に変更。)

2014年6月

カーライル・グループに属する投資会社のCSMホールディングス株式会社が公開買付けの開始を発表

2014年8月

CSMホールディングス株式会社が筆頭株主となる

2015年1月

KOSPIの上場を廃止

2015年5月

商号をアルヒ株式会社へ変更

SBIリース株式会社の商号をアルヒリース株式会社へ変更

2015年11月

アルヒリース株式会社の全株式を売却

2016年10月

「ARUHIスーパーフラット」の取扱い開始

2017年7月

アルヒグループ株式会社を存続会社、アルヒ株式会社(旧アルヒ株式会社)を消滅会社とする吸収合併を実施

商号をアルヒ株式会社へ変更

2017年7月

Webサイト及び当該Webサイト運営事業を、吸収分割によりアルヒマーケティング株式会社へ承継

2017年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2019年3月

アルヒRPAソリューションズ株式会社(現連結子会社)設立

2019年11月

アルヒキャリア株式会社(連結子会社)設立

アルヒ不動産テクノロジーズ株式会社(現連結子会社)設立

2021年4月

アルヒマーケティング株式会社(連結子会社)を吸収合併

アルヒ住み替えコンシェルジュ株式会社(現連結子会社)設立

2021年12月

アルヒキャリア株式会社(連結子会社)解散、2022年7月清算完了

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年11月

SBIホールディングス株式会社による株式公開買付けにより、同社が当社の親会社へ異動

事業内容

SBIアルヒグループは、SBIアルヒ株式会社およびその子会社であるアルヒRPAソリューションズ株式会社、アルヒ不動産テクノロジーズ株式会社、アルヒ住み替えコンシェルジュ株式会社から構成されています。同社グループは、顧客に対して住みやすい街やライフスタイルに合った家の紹介、不動産売買のサポート、住宅ローンなど住み替えに必要な商品・サービスをワンストップで提供しています。

住宅ローン事業では、貸金業法に基づく貸金業者として、証券化を資金調達手段とした住宅ローンの貸付と回収を行っています。また、銀行法に基づく銀行代理業者として提携金融機関の住宅ローン商品を販売しており、信用リスクや金利リスクを最小化したフィービジネスとして運営しています。

同社グループは、年間約20兆円の住宅ローン市場において、13年連続でシェアNo.1を獲得している「フラット35」をはじめ、銀行代理商品や同社オリジナルの変動金利住宅ローン商品「ARUHIスーパー40」、住宅ローン補完商品「ARUHIフラットつなぎ」など、多岐にわたる商品ラインアップを提供しています。また、全国136の拠点と非対面チャネルを活用し、顧客の多様なニーズに対応しています。

事業内容は、融資実行業務、ファイナンス業務、債権管理回収業務、保険関連業務、その他業務に分かれており、住宅ローンの販売に際しては、住宅金融支援機構や保険会社からの業務委託を受けて保険の申込受付や販売代理業務等を行っています。販売チャネルは、FC店舗、直営店舗・支社、直販拠点(ホールセール営業)、非対面チャネルを配置し、顧客の利便性を高めています。

経営方針

SBIアルヒグループは、住宅ローンを中心とした金融サービスを提供する企業であり、顧客の住み替えをワンストップでサポートすることを目指しています。同社は、人生の大切な瞬間である住宅購入の日を、顧客にとって最高のものにするため、多様なチャネルを通じてサービスと商品を提供しています。

中期経営戦略として、同社は住み替えのボトルネックを解消し、中古住宅の流通促進を通じて循環型社会の形成に貢献することを目指しています。これを実現するために、住宅ローン会社から住み替えカンパニーへの進化を図り、顧客のライフステージに合わせた商品・サービスの提供を強化しています。

「中期経営計画2021」では、不動産事業者を経由した住み替え支援に加え、顧客から直接住み替えの相談を受ける新しい流れの強化に取り組んでいます。具体的には、「TownU」の展開やアルヒ住み替えコンシェルジュの設立などが進められています。

さらに、「中期経営計画2023」では、住み替えカンパニーとしての成長を目指し、住宅ローン事業の再成長軌道への回帰を図っています。住み替え相談の間口拡大や住宅ローン紹介の受け皿拡大を推進し、SBIグループとの連携を強化しています。

同社は、住宅ローン事業において、変動金利商品の優位な環境を背景に、商品及びチャネル戦略の見直しや外部企業との連携を進めています。また、住み替え関連事業では、顧客の住み替えを初期段階からサポートするための取り組みを強化しており、データを活用した顧客体験の向上を目指しています。

これらの戦略を通じて、SBIアルヒグループは住み替え市場の拡大と自社の成長を加速させることを目指しています。