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Casa (7196) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
Casa(カーサ)は、賃貸住宅市場において家賃債務保証事業を主軸とする企業です。同社は賃貸契約の際に入居者と保証委託契約を結び、連帯保証人として家主に対する家賃等の支払いを保証するサービスを提供しています。これにより家主の未収金リスクを軽減し、安定的な賃貸経営を支援しています。
同社の主要顧客は不動産オーナーや不動産管理会社で、収益構造は契約時の初回保証料と契約更新時の継続保証料を柱とするストック型ビジネスモデルを採用しています。信用情報機関のデータと独自データベースを活用した与信管理体制を構築し、滞納発生時には代位弁済を行った後、入居者に求償権を行使する仕組みです。またリコーリースと提携した集金代行サービスも展開し、家主や不動産会社の業務効率化を図っています。
同社は家賃債務保証事業に加えて、その他の事業として自主管理家主向けの賃貸経営支援サービスの開発を進めています。客付けから家賃管理、退去対応まで賃貸経営に必要な業務をIT活用によりワンストップで提供する取り組みです。さらに「こどもの未来を守るインフラ」を目指し、養育費保証事業も展開してひとり親の自立支援に取り組んでいます。
経営方針
Casa(カーサ)は、2027年1月期に売上高138億円、2028年1月期には153億円を目指す中期成長戦略を掲げています。営業利益については2027年1月期の3.6億円から2028年1月期には11.7億円へと大幅な改善を計画しており、営業利益率も2.6%から7.6%への向上を目標としています。同社は売上高、営業利益、営業利益率、EBITDAを重要な経営指標と位置づけ、量的成長と質的成長の両面から事業運営を進めています。
同社の重点投資分野は、保証DXと呼ばれる業務のデジタル化推進です。AI活用による督促業務の自動化、音声認識技術を活用したボイスボット、Q&Aナレッジの一元管理システムの導入により、属人的業務の標準化と処理能力の向上を図っています。また信用コスト管理の高度化にも注力し、AIスコアの導入による審査精度向上、段階的な回収体制の再構築、弁護士委託の早期化を通じて貸倒引当金の抑制を目指しています。
新市場開拓では、賃貸経営プラットフォーム事業「COMPASS」の拡充を進めています。自主管理オーナー向けのデジタルサービスを強化し、Webを活用した集客力向上に取り組んでいます。さらに事業用保証への参入強化、養育費保証事業の拡大により収益基盤の多様化を図っています。営業面では新規代理店の継続的な開拓に加え、既存代理店の利用促進、商品設計の見直しを通じて申込基盤の拡充を進めています。
技術革新への取り組みとして、同社は専門人材育成機関「Casaアカデミー」を新設し、体系的な人材育成体制を構築しています。RPA・BPO活用による定型業務の自動化、社内ナレッジの電子化、マニュアルのデジタル化を推進し、業務品質の安定化と生産性向上を実現しています。これらの取り組みにより、人材をより付加価値の高い業務へ再配置し、持続的な収益体質への転換を目指しています。