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ジェイリースJP:7187
事業内容
ジェイリースは、主に保証関連事業、不動産関連事業、IT関連事業の3つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその連結子会社4社によって構成されています。
保証関連事業では、家賃債務保証を中心に展開しています。これは、賃借人が家賃を支払えない場合に、ジェイリースが代わりに支払うことで、不動産オーナーや事業者の賃料収入を安定させるサービスです。住居物件や事業物件、駐車場など幅広い物件に対応しています。
また、医療費保証サービスも提供しており、医療機関における未収金リスクを軽減します。さらに、養育費保証サービスでは、ひとり親世帯が養育費未払いによる経済的困難に陥らないよう支援しています。
不動産関連事業は、あすみらい株式会社が担当しています。主に外国籍の方々に対する賃貸仲介や不動産オーナーからの賃貸管理を行い、海外投資家による日本国内への不動産投資の仲介も手がけています。
IT関連事業は、株式会社エイビスが展開しています。環境検査システムの販売やソフトウェアの受託開発、医療機関や介護施設向けシステムの販売などを行っています。これにより、幅広い業界にITソリューションを提供しています。
経営方針
ジェイリースは、社会の安定と発展に貢献することを企業理念とし、柔軟性と実行力を持って市場の変化に対応しています。家賃保証を中心に、医療費保証や養育費保証など多様なサービスを展開し、企業価値の向上を目指しています。
同社は2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を掲げ、主力事業の拡大とK-netのグループ化により、計画を大幅に上回る成長を見込んでいます。2026年3月期には売上高21,000百万円、営業利益3,500百万円を目標としています。
ジェイリースは、地域密着の強みを活かし、首都圏での営業強化や新規出店を進めています。さらに、医療費保証など新たな収益基盤の拡大を図り、継続的な売上の維持・拡大を目指しています。
競争が激化する家賃債務保証業界において、ジェイリースは革新的なサービス開発と申込チャネルの拡大を進めています。多様な業種とのコラボレーションを通じて、市場シェアの拡大を図っています。
同社は、与信審査の強化や業務効率化を通じてコスト抑制を図り、システムの安定性を重視しています。基幹システムの刷新を含めたシステム強化を進め、サービスの安定提供を目指しています。
リスクコントロールの面では、与信精度の向上や債権管理体制の強化を進めています。AI分析を活用した審査モデルの高度化や、債権管理部門の強化により、安定的な収益確保を図っています。
ジェイリースは、事業領域の拡大を目指し、M&Aや新サービスの開発を進めています。デジタルトランスフォーメーションを推進し、ITを活用した業務改革を進め、顧客への新しい価値提供を展開しています。
内部管理体制の強化も重視しており、経営管理やコンプライアンス体制の充実を図っています。人財育成を通じて、持続可能な企業経営を実現し、社会に貢献できる人材の育成を進めています。