リグアJP:7090

時価総額
¥13.6億
PER
51.7倍
ウェルネス事業では接骨院向けシステムやEMS機器、ファイナンシャル事業では保険代理店業務や財務コンサルティングを展開。

事業内容

リグアは、6社から成る企業グループで、「DESIGNING WELLNESS LIFE」を掲げています。同社は、人生における「からだ」と「おかね」の不安を解消することを目的に、ウェルネス事業とファイナンシャル事業の2つのセグメントで事業を展開しています。これにより、心から豊かで前向きな社会の実現を目指しています。

ウェルネス事業では、接骨院の経営支援を行い、売上減少や資金難、経営戦略不足などの問題に対するソリューションを提供しています。具体的には、接骨院向けのシステム開発や販売、EMSやトムソンベッドなどの機材販売、各種コンサルティング、請求代行サービス、健康サポート製品の提供などを行っています。

ファイナンシャル事業では、保険代理店業務や金融商品仲介業務を展開しています。リグアの子会社である株式会社FPデザインは、生命保険会社や損害保険会社と提携し、保険の募集を行っています。また、証券会社と提携し、金融商品の提案や仲介を行っています。さらに、財務コンサルティングやM&A仲介を通じた経営支援も提供しています。

リグアは、接骨院向けのソフトウェア「Ligoo POS & CRM」や「レセONE」を開発・販売していましたが、2024年5月に株式会社スマレジに事業譲渡しました。また、EMS-indepth-やトムソンベッド、Inject Energyといった機材を接骨院向けに販売し、健康増進や急性疾患改善のメニューとして活用されています。

同社は、接骨院向けの継続型コンサルティングや集合型研修プログラムを提供し、経営者や幹部のスキル向上を図っています。また、Web集客コンサルティングやサブスクリプション型メニューの開発、キャッシュレス決済システムの提供も行っています。これにより、接骨院の業績向上を支援しています。

リグアの健康サポート製品「IFMC.」は、ナノメーターレベルのミネラル結晶体を用いた製品で、血行促進や疲労回復などの効果が期待されています。同社は、自社ブランド「Dr.Supporter」「My.Supporter」「SLEEPINSTANT」を展開し、接骨院やECサイトを通じて販売しています。また、他社とのコラボレーションを通じて、IFMC.技術を活用した新製品開発やプロモーションを行っています。

経営方針

リグアは、「DESIGNING WELLNESS LIFE」を掲げ、ウェルネス事業とファイナンシャル事業を通じて、人生の「からだ」と「おかね」の不安を解消することを目指しています。心から豊かで前向きな社会の実現を目指し、接骨院の経営支援や保険代理店業務などを展開しています。

同社は、接骨院業界における取引シェアの拡大を成長戦略の一環としています。全国の接骨院数に対する取引実績率を高めるため、新規開拓活動を積極的に行い、取引実績の拡大に取り組んでいます。2025年3月末までに5,292院との取引を目指しています。

また、組織的な営業体制の構築にも注力しています。特定の役職員に依存しない体制を整えるため、優秀な人材の確保と教育制度の充実を図っています。経営理念の浸透を通じて、従業員が活躍できる環境づくりを推進しています。

商品・サービスの開発も重要な成長戦略です。接骨院やその利用者のニーズを反映した新たな商品・サービスを開発し、IT化やDXによる生産性向上を図っています。療養費に依存しない経営体制の構築を目指し、予防メニューの開発にも取り組んでいます。

競合他社との差別化を図るため、リグアは独自性のある商品やコンサルティングノウハウを活用しています。IFMC.技術を用いた商品や、財務分析を活かした営業活動を展開し、多様なニーズに対応できる商品ラインナップを提供しています。

安定収益基盤の強化もリグアの重点領域です。ストック収益の確保を目指し、リピート販売が期待できるサービスやサブスクリプション型収入を強化しています。これにより、安定的な経営を実現しようとしています。

さらに、新たなマーケットへの事業展開を進めています。IFMC.の展開を通じて、接骨院業界だけでなく、ヘルスケア業界全体への事業展開を図り、成長可能性を高めています。これにより、Wellness Lifeが溢れる社会の実現を目指しています。