リグアJP:7090

時価総額
¥33.3億
PER
予防医療と金融サービスを柱に、「接骨院ソリューション事業」と「金融サービス事業」を展開、接骨院向け患者情報管理システム「Ligoo POS & CRM」やレセプト計算システム「レセONE」、健康増進機材「EMS-indepth-」等を提供。

沿革

2004年10月

大阪市中央区北浜において、株式会社リグアを設立

2007年9月

接骨院向け情報サイト「情報最前線」の運営を開始

2007年9月

株式会社リグアH&S(子会社)の株式を取得

2009年2月

接骨院向け患者情報管理システム「LiguaCRM」(現:Ligoo POS & CRM)の運営を開始

2009年12月

東京都中央区日本橋本石町において、東京事務所を開設

2010年3月

本社を大阪市中央区淡路町に移転

2011年5月

接骨院向け幹部育成研修「GRAND SLAM」の運営を開始

2013年1月

株式会社リグアBEX(子会社)を設立

2013年4月

東京事務所を東京都品川区西五反田に移転

2014年1月

電気的筋肉刺激装置「EMS-indepth-」の販売を開始

2014年10月

株式会社FPデザイン(現:連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化

2015年3月

株式会社リグアH&S(子会社)を売却

2015年5月

東京事務所を東京都港区虎ノ門に移転

2016年1月

株式会社FPデザインにおいて保険代理店を開始

2016年2月

株式会社FPデザインにおいて金融商品仲介業を開始

2016年3月

株式会社リグアBEX(子会社)を吸収合併

2018年1月

低周波治療器「Inject Energy」の販売を開始

2018年3月

油圧電動式施術台「トムソンベッド」の販売を開始

2018年5月

株式会社ヘルスケア・フィット(現:連結子会社)の株式を取得し、子会社化

療養費請求代行サービスの運営を開始

2019年1月

株式会社ヘルスケア・フィットの株式を取得し、完全子会社化

2019年2月

レセプト計算システム「レセONE」の運営を開始

2020年3月

2020年9月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

株式会社ヒゴワン(現:連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化

2021年6月

2022年2月

2022年4月

IFMC.技術を用いた自社ブランド「Dr.Supporter」の販売を開始

日本ソフトウエア販売株式会社(現:連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化

東京証券取引所の株式市場再編に伴い、東京証券取引所グロース市場に移行

2022年10月

株式会社テイコク製薬社との合弁会社である株式会社IFMC.(現:連結子会社)を設立、子会社化

事業内容

リグアグループは、リグアおよびその連結子会社5社(株式会社FPデザイン、株式会社ヘルスケア・フィット、株式会社ヒゴワン、日本ソフトウエア販売株式会社、株式会社IFMC)で構成されています。同社グループは、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」というブランドパーパスのもと、予防医療と金融サービスの提供を事業の柱としています。具体的には、接骨院ソリューション事業と金融サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しています。

接骨院ソリューション事業では、接骨院向け患者情報管理システム「Ligoo POS & CRM」やレセプト計算システム「レセONE」などのソフトウェアを提供しています。また、EMS-indepthやトムソンベッド、Inject Energy、Dr.Supporterなどの機材・消耗品の販売、さらには教育研修コンサルティングサービスを提供しています。

金融サービス事業では、株式会社FPデザインを通じて、生命保険会社23社及び損害保険会社10社と業務委託契約を締結し、保険代理店として各種保険の募集を行っています。また、金融商品取引業者3社と業務委託契約を締結し、IFA(Independent Financial Advisor)として金融商品の提案及び仲介を行っています。さらに、M&A仲介等の財務コンサルティングサービスも提供しています。

リグアグループは、これらの事業を通じて、接骨院の経営支援から個人の健康管理、金融サービスまで、幅広いサポートを提供しています。

経営方針

リグアグループは、予防医療と金融サービスの提供を事業の柱とし、「人生から不安をなくし、生きるをサポートする」というブランドパーパスのもと、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、接骨院ソリューション事業と金融サービス事業の二つのセグメントを中心に、接骨院の経営支援から個人の健康管理、金融サービスまで幅広いサービスを提供しています。

成長戦略の一環として、リグアグループは接骨院との取引シェア拡大に注力しています。2023年3月末時点で約4,500院の接骨院と取引があり、全国の接骨院総数に対する取引実績率は約9%に達しています。新規開拓活動を通じて、取引実績のさらなる拡大を目指しています。

また、組織的な営業体制の構築にも取り組んでおり、優秀な人材の確保と教育制度の充実を図っています。これにより、特定の役職員に依存しない組織運営を目指し、経営リスクの軽減を図っています。

商品・サービスの開発においては、接骨院や利用者の潜在的ニーズを汲み取り、新たな商品やサービスの開発を継続的に行っています。IT化やDXによる生産性の向上、接骨院の経営体制の強化、健康増進を目的とした予防メニューの開発など、業界の共通課題に対応しています。

競合他社との差別化を図るため、リグアグループは会計的な側面を持ったコンサルティングノウハウや、多様なニーズに対応できる商品ラインナップ、接骨院経営者の老後対策を含む金融サービス事業を強みとしています。これらの特長を活かし、接骨院との長期的な関係性構築を目指しています。

安定収益基盤の強化と新たなマーケットへの事業展開も重要な戦略です。サブスクリプション型収益や消耗品販売を通じて安定収益を確保し、ヘルスケアブランド「Dr.Supporter」を中心に、ヘルスケア業界全体への積極的な事業展開を進めています。これらの戦略を通じて、リグアグループは持続可能な成長を目指しています。