- 日本企業
- ユーピーアール
ユーピーアールJP:7065
沿革
1979年3月 |
パレットの製造、販売及びレンタルを目的として山口県宇部市大字藤曲(現宇部市西平原)にウベパレット株式会社を資本金10,000千円で設立 |
1982年11月 |
福岡県福岡市東区に福岡営業所を開設 |
1982年12月 |
山口県宇部市大字善和に本社・工場を新築移転 |
1986年10月 |
一般社団法人日本パレット協会(略称JPA)認証工場となる |
1988年9月 |
レンタルリーシング株式会社設立(現 東京営業所開設) |
1989年2月 |
日本リースパレット株式会社を子会社化(現 大阪営業所開設) |
1990年8月 |
梱包部門を分離し、ウベパッケージ株式会社を設立 |
1995年8月 |
レンタルリーシング株式会社を子会社化 |
1996年6月 |
日本リースパレット株式会社を清算 |
1997年9月 |
愛知県西春日井郡西春町に名古屋営業所を開設(レンタルリーシング株式会社名古屋営業所内) |
1999年1月 |
本社工場にてISO9001の認証取得 |
2002年9月 |
レンタルリーシング株式会社を合併しウベパレットレンタルリーシング株式会社に商号を変更 |
2002年10月 |
コネクティッド事業における追跡システム(現 追跡ソリューション)の提供開始 |
2005年7月 |
追跡システム(現 追跡ソリューション)を強化するため、ロケーション株式会社の株式を取得、子会社とする |
2005年9月 |
ウベパッケージ株式会社を株式会社ユービーに商号変更 |
2005年9月 |
ウベパレットレンタルリーシング株式会社の製造部門を分離し、ウベパレットサービス株式会社を設立 |
2006年11月 |
コネクティッド事業におけるカーシェアリング自主運営事業の開始 |
2007年1月 |
北海道札幌市中央区に札幌営業所を開設 |
2007年4月 |
宮城県仙台市青葉区に仙台営業所を開設 |
2007年9月 |
ユーピーアール株式会社に商号を変更 |
2009年4月 |
コネクティッド事業における遠隔監視ソリューションの提供開始 |
2011年8月 |
アジアでの事業展開を図るため、シンガポール法人UPR Singapore Pte.Ltd.を設立 |
2012年9月 |
静岡県静岡市葵区に静岡営業所を開設 |
2014年7月 |
アジアでの事業拡大を図るため、タイ法人UPR (Thailand) Co.,Ltd.を設立 |
2014年9月 |
株式会社ユービーを吸収合併 |
2014年9月 |
物流事業におけるアシストスーツの提供開始 |
2014年9月 |
岡山県岡山市北区に岡山営業所を開設 |
2015年2月 |
アジアでの事業拡大を図るため、マレーシア法人UPR Solution (Malaysia)Sdn. Bhd.を設立 |
2015年9月 |
事業の統合により経営資源の有効活用や業務の効率化を図るため、子会社であるロケーション株式会社を吸収合併 |
2015年9月 |
新潟県新潟市中央区に新潟営業所を開設 |
2016年1月 |
米国AT&T Inc.が提供する「Flight Safe」を利用した、遠隔監視可能な国際間追跡ソリューションを提供するため、アメリカ法人UPR Services Inc.を設立 |
2017年4月 |
タイでの事業拡大を図るため、UPR (Thailand) Co.,Ltd.の支店Laem Chabang Branchを開設 |
2017年4月 |
ダイフクプラスモア株式会社よりカゴ車のレンタル事業を譲受 |
2017年9月 |
埼玉県さいたま市大宮区に関東営業所を開設 |
2018年6月 |
アジアでの事業拡大を図るため、ベトナム法人UPR VIETNAM CO.,LTDを設立 |
2019年3月 |
鹿児島県鹿児島市に南九州営業所を開設 |
2019年6月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2020年3月 |
神奈川県横浜市港北区に横浜営業所を開設 |
2021年3月 |
香川県高松市に四国営業所を開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
ユーピーアールは、物流機器のレンタル及び販売を主軸に展開する企業で、その事業は主に物流事業とコネクティッド事業の二つのセグメントに分かれています。物流事業では、木製やプラスチック製のパレット、ネスティングラックやカゴ車などの金属製物流機器のレンタルと販売を行っており、アシストスーツや追跡ソリューション端末のレンタル及び販売も手がけています。これらのサービスは、荷物の保管や輸送を効率化し、作業者の負担を軽減することを目的としています。
コネクティッド事業では、ICTソリューションとして遠隔監視ソリューションやDXタグを提供し、ビークルソリューション事業ではカーシェアリングシステムのレンタル、販売、自主運営、運営受託を行っています。これらのサービスは、自動車メーカーやカーシェアリング事業者との連携を深め、シェアリングビジネスの拡大を目指しています。
ユーピーアールは、国内外で幅広い業種に対して物流機器の供給を行い、特にアセアン地域での事業展開にも力を入れています。同社は、物流の効率化や作業者の負担軽減、ICTソリューションの提供を通じて、顧客ニーズに応える多様なサービスを展開しており、その事業は今後も発展を続けることが期待されます。
経営方針
ユーピーアールは、中期経営計画2025(ver.2)を通じて、豊かな社会インフラの構築をDXで実現し、循環型社会への貢献を目指しています。同社は、パレットを中心とした物流機器のレンタルに留まらず、物流の川上から川下までの課題解決に取り組むソリューション提案企業を目指しており、企業価値の向上を図っています。物流業界における2024年問題への対応や、トラックドライバーの労働環境整備など、社会的な課題に対する有効な手段として、パレット輸送の重要性が高まっています。
同社は、中期経営計画と連動して、地球にポジティブな影響を与える事業活動、社会のインフラをシェアする、人間尊重、企業基盤の強化という4つのマテリアリティを特定しました。これらに基づき、環境配慮に繋がるサービスの促進、持続可能な物流の支援、所有から共同利用への促進、DX改革とオープンイノベーションによる新サービスの創出という4つの戦略を推進しています。
定量目標としては、売上高177億円、経常利益19億円、ROE13%以上(長期的には15%以上を目指す)を掲げています。これらの目標達成に向けて、ユーピーアールは、物流機器のレンタル事業や販売事業、アシストスーツ事業、物流IoT事業、ICT事業、ビークルソリューション事業など、幅広い分野での取り組みを強化しています。同社は、これらの事業を通じて、物流の効率化、作業者の負担軽減、ICTソリューションの提供など、顧客ニーズに応える多様なサービスを展開し、社会インフラの構築と循環型社会への貢献を目指しています。