ギークスJP:7060

時価総額
¥52.9億
PER
ITフリーランスの技術リソースシェアリング「geechs job」、スマホ向けゲーム開発・運営、DX/IT人材育成サービス「ソダテク」、デジタルマーケティング事業を展開。

沿革

2007年8月

IT人材事業を展開する㈱ベインキャリージャパン(現 ギークス㈱)を設立

2009年1月

プライバシーマーク認証取得

2012年2月

㈱ブラフマーズ・ジャパンを吸収合併し、ゲーム事業(現 G2 Studios㈱)を開始

2013年1月

フィリピン セブ州にて海外子会社NexSeed Inc.(現 連結子会社)設立

2013年6月

ISMS認証取得

2013年10月

ギークス㈱に商号変更

2014年10月

IT人材事業の地方拠点として大阪サテライトオフィス(現 大阪支店)開設

2016年2月

IT人材事業の地方拠点として名古屋サテライトオフィス開設

2016年3月

Geechs Asia Pte.Ltd.売却

2016年4月

ゴルフ情報サイト「Gridge(グリッジ)」リリース

2016年5月

IT人材事業の地方拠点として福岡サテライトオフィス(現 福岡支店)開設

2018年4月

㈱ベイングローバル売却

2018年5月

ゲーム事業を分社化し、G2 Studios㈱(現 連結子会社)設立

2019年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2019年12月

ベンチャー投資プログラム開始

2020年4月

東京証券取引所市場第一部に市場変更

2021年1月

シードテック㈱(現 連結子会社)設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2022年11月

フィリピン セブ州にて海外子会社 SEED TECH PHILIPPINES INC.設立

2023年1月

オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州のLaunch Group Holdings Pty Ltd およびその子会社Launch Recruitment Pty Ltd を連結子会社化

事業内容

ギークスは、IT人材の不足という社会課題の解決を目指し、複数の事業セグメントを展開しています。同社は、ITフリーランスの技術リソースを共有するプラットフォームを提供するIT人材事業、大手ゲーム配信事業者と協力してスマートフォン向けゲームの開発・運営を行うゲーム事業、SaaS型のDX/IT人材育成サービス「ソダテク」やフィリピン・セブ島でのIT留学「Seed Tech School」を運営するSeed Tech事業、そしてスポーツ領域に特化したデジタルマーケティングサービスを提供するx-Tech事業を有しています。

IT人材事業では、ITフリーランスの新しい働き方を支援し、企業との最適なマッチングを実現しています。特に、開発プロジェクトの本開発工程でのマッチングに注力し、企業は採用や教育にかかるコストを抑えつつ、必要な人材を確保できます。また、ITフリーランスは同社が提供する案件検索サイトや福利厚生プログラムを通じて、安定した受注とサポートを受けることが可能です。

ゲーム事業では、大手ゲーム配信事業者とのパートナーシップにより、スマートフォン向けゲームの企画から開発、運営までを手掛けています。自社開発のリズムゲームエンジンを保有するなど、開発及び運営のノウハウが強みです。

Seed Tech事業では、IT人材不足の解消とグローバルな人材育成を目指し、非エンジニアのリスキリングを支援するサービスや、フィリピンでのIT留学事業、オフショア開発受託事業を展開しています。

x-Tech事業では、スポーツメーカーを中心に、最新技術を活用したデジタルマーケティング事業を展開し、ビジネスモデルのDX化を支援しています。

これらの事業を通じて、ギークスはIT人材の育成・確保という社会課題の解決に貢献し、多くの「感動」を生み出すことを目指しています。

経営方針

ギークスは、「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というビジョンのもと、IT人材の不足解消を目指し、多角的な事業展開を進めています。同社は、ITフリーランスのデータベースやグローバルなITエンジニア育成を通じて、インターネットの普及による社会の変化に対応し、提供サービスの創造・進化を続けることで、永続的な企業価値の向上を目指しています。

新型コロナウイルス感染症の影響で変化した生活様式やビジネスモデルのデジタル化加速に伴い、ギークスはDX推進のスピード感を重視し、IT人材不足の解決に向けた既存事業の強化と新サービスへの投資を進めています。特に、ITフリーランスの安定的な確保とエンゲージメント強化、新技術への対応を重要視しています。

また、組織体制の整備にも注力し、事業拡大に応じた内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実を図っています。人材の確保と育成にも力を入れ、継続的な採用活動と教育・育成プログラムの拡充を進めています。

M&Aを活用した事業拡大も同社の成長戦略の一環であり、2023年1月にはオーストラリアのIT人材事業を展開する企業を連結子会社化しました。M&Aに際しては、シナジー効果、戦略との整合性、デューデリジェンス、買収後の統合効果の最大化に留意しています。

さらに、ギークスは持続可能な社会の実現にも取り組んでおり、ESGを重視した経営とSDGsの達成に努めています。フリーランスの新しい働き方の推進やDX/IT人材の育成など、社会課題解決に貢献する事業活動を通じて、企業の社会的責任を果たしていく方針です。