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インバウンドテックJP:7031
事業内容
インバウンドテックは、「マルチリンガルCRM事業」と「セールスアウトソーシング事業」を中心に展開しています。これらの事業は、クライアントの多様なニーズに応えるため、柔軟なビジネスソリューションを提供することを目的としています。特に、要件分析から課題抽出、企画提案、業務実行、アフターフォローまで一貫して対応できる体制が強みです。
「マルチリンガルCRM事業」では、インバウンドテックとその子会社であるOmniGridが、コールセンター運営やクラウド型通話サービス、生成AIサービスを提供しています。24時間365日体制で、日本語を含む12カ国語に対応し、電話や映像通信、ウェブサイト、SNSなど多様な通信手段を活用しています。また、小規模オフィス向けに「エコノミー通訳®」という通訳サービスも提供しています。
「セールスアウトソーシング事業」では、インバウンドテックとシー・ワイ・サポートが、クライアントに代わって見込み顧客に対する営業活動を行います。成果報酬型ではなく、固定売上が支払われる契約を前提としており、安定した収益構造を形成しています。営業活動は電話や訪問を通じて行われ、営業員の研修や業務設計も請け負っています。
インバウンドテックは、これらの事業を通じて、クライアントのCRMをコストセンターからプロフィットセンターへと転換するビジネスソリューションを提供しています。特に、多言語対応のカスタマーサービスを活用することで、クライアントは新たな事業領域を開拓し、利益を拡大することが可能です。
経営方針
インバウンドテックは、持続的な成長を目指し、いくつかの戦略を推進しています。まず、同社は「マルチリンガルCRM事業」と「セールスアウトソーシング事業」を中心に、クライアントの多様なニーズに応える柔軟なビジネスソリューションを提供しています。特に、要件分析から課題抽出、企画提案、業務実行、アフターフォローまで一貫して対応できる体制が強みです。
同社の中期経営計画では、収益力の向上と経営の効率化を重視し、売上高営業利益率を重要な指標としています。また、コンサルティング営業の強化を図り、外国人労働者の増加に伴う多言語化ニーズを取り込み、新規クライアントの獲得を推進しています。これにより、既存クライアントとの信頼関係を深めつつ、新たなビジネスチャンスを創出しています。
さらに、サービス品質の向上を目指し、24時間365日対応のマルチリンガルCRM事業を進化させています。クライアントやエンドユーザーの利便性と満足度を高めるため、専用コンタクトセンターの開設や映像通訳システムのアップデートを行っています。これにより、利用頻度の高いサービスへの進化を図っています。
インバウンドテックは、コンシューマー向けサービスの展開も推進しています。AIと人間がハイブリッド対応する通訳機能に特化した端末や、通訳者とユーザーをマッチングさせるプラットフォームの開発に取り組んでいます。これにより、事業領域の拡大を図り、新たな市場を開拓しています。
また、セールスアウトソーシング事業では、インフラ関連商材の取り扱いを拡大しています。東京電力エナジーパートナー株式会社との取引を重視し、協業関係を深めることで、インフラ関連の新たな商材・サービスの取り扱いを推進しています。これにより、経営資源の拡充を図っています。
グローバル展開も視野に入れ、成長著しいアジア市場をはじめとする海外市場への事業展開を検討しています。海外企業との提携による対応言語の拡大や業務対応キャパシティの向上を図り、多国籍企業や外資系企業の開拓を進めています。これにより、事業のグローバル展開を推進しています。
ビッグデータの活用にも注力し、通話・通訳の録音データをAIで分析し、マーケティングやコンサルティング分野への応用を進めています。これにより、サービス品質の向上と新たな付加価値の創造を目指しています。