サノヤスホールディングスJP:7022

時価総額
¥61.5億
PER
22.4倍
製造業向けにショットブラストマシン、産業機械部品、農機特装自動車用部品の製造、乳化・攪拌装置、純水・排水処理設備の設計施工、環境装置、医療廃棄物処理装置の製造メンテナンス。建設業向けに機械式駐車装置、建設工事用エレベーターの製造レンタル、空調給排水衛生設備の設計施工、動力制御盤・分電盤の製造電気工事、通信インフラ向け配電盤の製造。レジャーでは遊園地遊戯機械設備の製造メンテナンス、遊園地施設の運営受託。

沿革

2011年10月

現 サノヤス・ライド㈱(旧 ㈱サノヤス・ヒシノ明昌)が単独株式移転によりサノヤスホールディングス㈱を設立

当社普通株式を大阪証券取引所(市場第一部)に上場(サノヤス・ライド㈱は2011年9月28日に上場廃止)

2012年1月

サノヤス・ライド㈱の子会社12社(サノヤス造船㈱、サノヤス建機㈱、サノヤス・エンジニアリング㈱、加藤精機㈱、みづほ工業㈱、山田工業㈱、㈱サノテック、ケーエス・サノヤス㈱ 他非連結子会社4社)について、株式を取得し子会社とする

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場

Sanoyas Rides Australia Pty Ltd(2021年1月譲渡)を設立 ※2013年10月に観覧車取得

2014年1月

Melbourne Star Management Pty Ltd(2016年1月解散)を買収

2014年4月

サノヤス・エンジニアリング㈱が、古河産機システムズ㈱から機械式駐車装置事業を吸収分割により買収

2014年8月

サノヤス・インタラクションズ㈱(2018年12月解散)を設立

2014年12月

サノヤス精密工業㈱(現・連結子会社)を新設分割により設立

2015年3月

㈱大鋳(現・連結子会社)を買収

2015年5月

FL CLOVER MARITIME S.A.(2021年2月解散)を設立

2016年4月

サノヤス商事㈱を存続会社としてサノヤス商事㈱、サノヤス安全警備㈱及びサノヤス産業㈱の100%子会社同士を合併
サノヤス商事㈱よりサノヤス・ビジネスパートナー㈱に商号変更

2017年4月

サノヤス精密工業㈱を存続会社としてサノヤス精密工業㈱、加藤精機㈱及びケーエス・サノヤス㈱の子会社同士を合併

2018年4月

サノヤス・ビジネスパートナー㈱を存続会社としてサノヤス・ビジネスパートナー㈱とサノヤス建物㈱の100%子会社同士を合併

2018年4月

サノヤスMTG㈱(現・連結子会社)を設立

2019年4月

サノヤス・エンジニアリング㈱を存続会社としてサノヤス・エンジニアリング㈱と㈱大鋳の100%子会社同士を合併

2019年4月

サノヤス・ビジネスパートナー㈱を存続会社としてサノヤス・ビジネスパートナー㈱と㈱サノテックの100%子会社同士を合併
サノヤス・ビジネスパートナー㈱は㈱サノテックに商号を変更(2021年2月譲渡)

2020年1月

ハピネスデンキ㈱(現・連結子会社)を買収

2020年4月

サノヤス・エンジニアリング㈱を存続会社としてサノヤス・エンジニアリング㈱とサノヤス建機㈱の100%子会社同士を合併

2021年1月

サノヤス・プラント工業㈱(現・連結子会社)を新設分割により設立

2021年1月

Sanoyas Rides Australia Pty Ltdの全株式を譲渡

2021年2月

サノヤス造船㈱、㈱サノテック、CENTENARY MARITIME S.A.及びS&I MARITIME S.A.の全株式を譲渡

2021年3月

サノヤスMTG㈱はサノヤステクノサポート㈱に商号を変更

2021年4月

サノヤス・プラント工業㈱を存続会社としてサノヤス・プラント工業㈱とみづほ工業㈱の
100%子会社同士を合併

サノヤス・プラント工業㈱はみづほ工業㈱に商号を変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

2022年4月

山田工業㈱はサノヤス・エンテック㈱に商号を変更

2022年8月

松栄電機㈱及び松栄電気システムコントロール㈱(現・連結子会社)を買収

1911年4月

大阪市浪速区木津川1丁目において佐野川谷安太郎個人経営にて佐野安造船所創業

1916年1月

大阪市浪速区木津川3丁目に移転

1924年1月

千本松船渠㈱を買収し大阪市西成区津守町西8丁目に移転

1940年6月

個人経営を改組 佐野安船渠㈱を設立

1961年11月

陸機部門新設 水門、橋梁、鉄扉等の製作開始

1963年2月

国策工業㈱に資本参加 系列会社とする

1967年6月

大阪証券取引所市場第二部に上場

1972年6月

水島製造所建設着工

1974年1月

水島製造所操業開始

1974年2月

大阪証券取引所市場第一部に上場

1984年8月

㈱サノヤスに商号変更し本社を大阪市西区江戸堀一丁目10番2号に移転

国策工業㈱よりケーエス・サノヤス㈱に商号変更

1984年10月

山田工業㈱を買収
㈱サノテックを設立

1987年1月

本社を大阪市中央区道修町四丁目5番22号に移転

1990年10月

菱野金属工業㈱と合併

1991年4月

明昌特殊産業㈱を合併 ㈱サノヤス・ヒシノ明昌に商号変更

1993年8月

本社を大阪市中央区瓦町三丁目6番1号に移転

1995年4月

加藤精機㈱を買収

1998年8月

エスティ㈱を設立

1999年10月

みづほ工業㈱を買収

2000年2月

本社を大阪市北区中之島三丁目6番32号に移転

2005年4月

エスティ㈱と合併

2009年7月

本社を大阪市北区中之島三丁目3番23号に移転

2011年7月

会社分割によりパーキングシステム事業をサノヤス・エンジニアリング㈱に承継

2011年10月

単独株式移転により持株会社 サノヤスホールディングス㈱を設立し、完全子会社となる
またサノヤス造船㈱、サノヤス建機㈱を設立

2012年1月

会社分割により、造船事業及びプラント事業をサノヤス造船㈱に、建機事業をサノヤス建機㈱に承継
サノヤス造船㈱、サノヤス建機㈱、サノヤス・エンジニアリング㈱、加藤精機㈱、みづほ工業㈱、山田工業㈱、㈱サノテック、ケーエス・サノヤス㈱ 他非連結子会社4社の株式をサノヤスホールディングス㈱へ売却
サノヤス・ライド㈱に商号変更
本社を大阪市住之江区北加賀屋五丁目2番7号に移転

事業内容

サノヤスホールディングスは、2011年に設立された持株会社で、11の子会社を有する企業グループです。同社グループは、製造業、建設業、レジャー業界向けに幅広い事業を展開しています。

製造業向けには、サノヤス・エンジニアリングがショットブラストマシンの製造とメンテナンスを、サノヤス精密工業が産業機械部品や農機用部品の製造と組立を、みづほ工業が乳化・攪拌装置や純水設備の設計と施工を手がけています。また、サノヤス・エンテックは環境装置や医療廃棄物処理装置の製造とメンテナンスを提供しています。

建設業向けには、サノヤス・エンジニアリングが機械式駐車装置や建設工事用エレベーターの製造とレンタルを、サノヤス・エンテックが空調や給排水設備の設計と施工を、ハピネスデンキが大規模施設向けの電気工事を、松栄電機と松栄電気システムコントロールが通信インフラ向けの配電盤製造を行っています。

レジャー業界では、サノヤス・ライドとサノヤス・ライドサービスが遊園地遊戯機械設備の製造とメンテナンス、遊園地施設の運営受託を担当しています。

これらの事業を通じて、サノヤスホールディングスグループは多岐にわたる産業に対して、高品質な製品とサービスを提供し続けています。

経営方針

サノヤスホールディングスは、各事業の収益極大化を目指し、選択と集中を進めることを経営の基本方針としています。2012年に持株会社体制への移行を実施し、各事業会社が独立採算を行いながらも、グループ全体での資源配分の最適化や経営管理の均質化を図る体制を構築しました。この体制変更は、社会や市場の変化に迅速に対応できる企業グループ体制の確立を目指すものです。

同社は、コーポレートガバナンスの強化にも注力しており、経営資源の最適配分と効率経営を通じて企業価値の向上を図っています。また、造船事業からの撤退と非造船事業の強化を進め、事業の多角化に取り組んでいます。特に、2018年には陸上事業とレジャー事業を営む子会社を再編し、中間持株会社「サノヤスMTG株式会社」を設立しています。

2021年3月以降、サノヤスホールディングスは、造船事業を持たない持株会社として、主に非造船事業を中心とする8事業会社を擁する体制に一新しました。2021年3月には、2022年3月期を初年度とする4年間の「中期経営計画2021」を決定し、新たな成長軌道を展望した経営戦略を打ち出しています。この計画では、「技術オリエンテッド」と「ハイサイクル経営」をメインコンセプトに掲げ、4年後には「連結売上300億円、経常利益率6%、ROE10%」を達成目標としています。

さらに、ESGを重視した経営を実践するため、2021年10月にはサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティ活動及びその目標・KPIの審議、進捗状況のモニタリング、達成内容の評価を行っています。これらの取り組みを通じて、サノヤスホールディングスはグループ一体としての成長・発展を目指しています。