芝浦電子JP:6957

時価総額
¥472.2億
PER
12.4倍
サーミスタ技術を中核に、温度センサ、湿度センサ、湿度計、温度制御器、温度記録計、風速計、湿度計測装置の製造販売。

沿革

1953年3月

東京都北区岩淵町にて創業、亜酸化銅整流器を中心にサーミスタ、SiCバリスタの製造開始

1954年3月

有限会社芝浦電子製作所に組織変更

1956年11月

温度センサ需要の増加に伴い本社工場を東京都文京区関口町に新設移転

1959年9月

東京都板橋区前野町に本社工場を移転、同月株式会社芝浦電子製作所に組織変更

1960年5月

埼玉県川口市飯塚町に川口工場新設、測定器、ディスク形サーミスタの製造移管

1962年8月

大阪営業所開設(大阪市浪速区元町大電ビル)

1963年4月

埼玉県浦和市町谷(現・埼玉県さいたま市桜区町谷)に本社工場及び川口工場を集結移転

1969年10月

株式会社東北芝浦電子設立(現・連結子会社)

1973年4月

株式会社岩手芝浦電子設立(現・連結子会社)

1980年8月

名古屋店開設(名古屋市中区丸ノ内)

1984年3月

名古屋店を移転(名古屋市中区錦2-18-5白川第六ビル)

1985年4月

株式会社福島芝浦電子設立(現・連結子会社)

   9月

社団法人日本証券業協会に店頭登録

1988年1月

名古屋店を名古屋営業所に改称

   4月

決算期を1月から3月に変更

1991年11月

有限会社野田製作所(株式会社野田製作所)設立

1992年4月

有限会社三春電器(現・株式会社三春電器)設立

1994年4月

株式会社角館芝浦電子設立(現・連結子会社)

1995年2月

株式会社三戸芝浦電子設立(現・連結子会社)

1996年8月

社名を株式会社芝浦電子に改称

   9月

タイ国にサイアム センシング デバイス マニュファクチュアリング カンパニー リミテッド設立(現・連結子会社)

1997年5月

中国に東莞芝浦電子有限公司設立(現・連結子会社)

   6月

中国に上海芝浦電子有限公司設立(現・連結子会社)

2001年2月

香港に香港芝浦電子有限公司設立(現・連結子会社)

   5月

サイアム センシング デバイス マニュファクチュアリング カンパニー リミテッドをタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドに改称

2002年10月

韓国に株式会社芝浦電子コリアを設立(現・連結子会社)

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場

2009年5月

大阪営業所を移転(大阪市西区京町堀1-6-4アーバンリサーチビル)

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場

  2011年7月

本社より浦和営業所を移転(さいたま市中央区新都心)

  2012年3月

株式会社野田製作所を株式会社一戸芝浦電子に改称

        9月

シバウラ エレクトロニクス ヨーロッパ GmbH設立(現・連結子会社)

  2013年3月

現在地に本社及び浦和営業所を集結移転

   7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

   10月

名古屋営業所を移転(名古屋市中区錦2-5-12パシフィックスクエア名古屋錦)

2014年4月

株式会社岩手芝浦電子が株式会社一戸芝浦電子を吸収合併

  2015年9月

シバウラ エレクトロニクス アメリカ Corp.設立(現・連結子会社)

  2018年1月

株式会社三戸芝浦電子を株式会社青森芝浦電子に改称

2020年4月

株式会社岩手芝浦電子が株式会社三春電器を吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

芝浦電子及びそのグループ企業は、サーミスタ技術を核とした半導体部品の製造販売を主軸に事業を展開しています。具体的には、温度センサ、湿度センサ、湿度計、温度制御器、温度記録計、風速計、湿度計測装置など、多岐にわたる製品を手がけています。これらの製品は、資材調達から子会社への供給、研究開発、試作高度応用製品の製造、そして全製品の販売業務に至るまで、芝浦電子が中心となって行っています。

芝浦電子グループは、日本国内においては、㈱東北芝浦電子、㈱岩手芝浦電子、㈱福島芝浦電子、㈱角館芝浦電子、㈱青森芝浦電子などの生産子会社を有し、サーミスタ温度センサや湿度センサの製造を行っています。また、アジア地域では、タイのシバウラデンシカンパニー リミテッド、東莞芝浦電子有限公司、上海芝浦電子有限公司などが、同様の製品の製造販売を担当しています。

さらに、芝浦電子グループは、香港芝浦電子有限公司、㈱芝浦電子コリア、シバウラ エレクトロニクス ヨーロッパ Gmbh、シバウラ エレクトロニクス アメリカ Corp.など、世界各地に販売子会社を持ち、グローバルな販売網を構築しています。これらの販売子会社は、サーミスタ素子や温度・湿度センサ、その他センサ電子部品の販売を行っており、芝浦電子グループの製品が世界中で利用されていることを示しています。

経営方針

芝浦電子は、サーミスタ技術を核に、温度センサや湿度センサなどの半導体部品の製造販売を行うグローバル企業です。同社は、中期経営計画「Sense the Dynamics 2023-2025」を通じて、品質と生産性の向上、製品開発とマーケティングの強化、人財育成とガバナンスの強化を基本方針として掲げています。これらの方針は、製造工程の効率化、グローバル調達、グローバル品質保証、小型・薄型・高耐圧製品の開発、高温センサの新ニーズ開拓、オートモーティブ市場への推進、環境規制やエネルギー効率化に関わる分野での市場拡大、顧客ニーズに沿った独自設計などを通じて実現されます。

財務目標としては、2025年度までに売上高410億円、営業利益76億円、売上高営業利益率18.5%、自己資本当期純利益率(ROE)14.0%以上を目指しています。これらの目標達成に向け、同社は技術力、生産力、販売力の増強に注力し、環境、省エネ、安全という時代の要請に応える製品開発を進めています。

また、ESG課題への積極的な取り組みを経営戦略の軸に据え、サステナビリティ経営を推進しています。これには、サステナビリティ委員会の設置、重要課題(マテリアリティ)の特定、国連グローバル・コンパクトへの賛同、カーボンニュートラルへの取り組みなどが含まれます。これらの活動を通じて、芝浦電子は持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。