ファナックJP:6954

時価総額
¥5.34兆
PER
31.8倍
ファクトリーオートメーションの総合サプライヤーとして、CNCシステム、レーザ、ロボット、ロボドリル、ロボショット、ロボカットの開発、製造、販売、保守サービス。

事業内容

ファナックは、ファクトリーオートメーション(FA)の総合的なサプライヤーとして、CNCシステム、レーザ、ロボット、ロボマシンなどを手がけています。これらの技術は、自動化による生産システムに使用され、開発、製造、販売、保守サービスを行っています。

ファナックの事業は単一セグメントですが、商品部門ごとに異なる製品を提供しています。FA部門では、CNCシステムやサーボモータ、レーザを主要商品とし、これらは生産ラインの自動化に貢献しています。

ロボット部門では、ロボットおよびロボットシステムを提供しています。これにより、製造業における自動化と効率化を推進し、多様な産業での活用が進んでいます。

ロボマシン部門では、ロボドリル(小型切削加工機)、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤ放電加工機)を提供しています。これらの製品は、精密加工や成形において高い性能を発揮します。

ファナックは、グローバルに展開しており、FANUC America CorporationやFANUC Europe Corporationなどの関連会社を通じて、世界中の顧客にサービスを提供しています。

経営方針

ファナックは、1955年にコントロールのプロジェクトチームを発足し、以来、工場の自動化を追求してきました。基本理念として「厳密と透明」を掲げ、企業の永続性と健全性を重視しています。この理念のもと、ファナックはNCとサーボ、レーザを基盤としたFA事業を展開し、ロボットやロボマシン事業にも応用しています。

ファナックは、IoTやAI技術を積極的に取り入れ、FA、ロボット、ロボマシンの各分野での効率化を推進しています。これにより、顧客がファナックの商品をより効率的に利用できるよう努めています。また、製品の保守サービスを提供し続けることで、顧客の信頼を維持しています。

同社は、工場の自動化分野での成長を見据え、CNC工作機械とロボット、ロボマシンとの連携を強化しています。特に、製品の「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」ことを徹底し、顧客の工場の稼働率向上を図っています。

ファナックは、グローバルスタンダードに基づく高度な保守サービスを提供し続ける「生涯保守」を実践しています。これにより、競合他社との差別化を図り、顧客の信頼を獲得しています。また、研究開発投資を積極的に行い、競争力の高い商品を市場に投入しています。

同社は、IoTやAI技術を全ての分野に適用し、製造現場の効率化を推進しています。さらに、SDGsの達成に貢献することを目指し、持続可能な成長を追求しています。これらの取り組みを通じて、ファナックは長期的な成長を実現しようとしています。

ファナックは、社員の働きやすい職場環境の実現やモチベーション向上を重視し、人的資本への投資を強化しています。これにより、必要な人材の採用と育成を進め、企業の競争力を高めています。経営指標としては、営業利益率やROEを重視し、資本コストを考慮した経営を行っています。