NKKスイッチズJP:6943

時価総額
¥45.4億
PER
17.9倍
産業用スイッチの製造・販売を軸に、日本での組立加工、北米・EMEA・香港・アジア・中国・フィリピンでの販売を展開。

沿革

1953年12月

東京都大田区山王において、故会長大橋重雄が日本開閉器工業株式会社を設立。各種スイッチの開発、販売を開始

1957年10月

東京都大田区南馬込に本社社屋を完成移転

1962年3月

生産増強のため、神奈川県川崎市高津区に玉川工場を新設

1967年2月

中小企業庁より合理化モデル工場の指定を受ける

1971年5月

関西地区の拡販及びサービスの向上のため、大阪府摂津市に大阪出張所を開設(1982年4月営業所に改組、大阪市淀川区に移転)

1972年9月

生産子会社岩崎マニファクス㈱を生産増強のため、福島県いわき市平に設立

1973年4月

生産子会社横浜パイオニクス㈱を生産増強のため、神奈川県横浜市戸塚区に設立

1973年10月

玉川工場に生産管理センターを建設(1991年3月建替及び増築により新社屋を建設)

1980年10月

新接触機構による極超小形スイッチ「サーキットボーイ・シリーズ」を開発

1980年12月

超小形スイッチについて、日本電子部品信頼性センター(RCJ)品質認証に合格

1981年3月

販売子会社NKK Switches of America, Inc. を北米の拡販及びサービス向上のため、アメリカ・アリゾナ州に設立

1982年4月

中京地区の拡販及びサービスの向上のため、愛知県名古屋市西区に名古屋出張所を開設(1986年6月営業所に改組、名古屋市中村区に移転)

1983年3月

小形スイッチについて防衛庁規格(DSP)を取得

1985年2月

生産管理及び製品流通管理の向上、充実を図るため、玉川工場に新館を建設

1985年12月

わが国最小のトグルスイッチを開発

1988年2月

極超小形スイッチ「サーキットボーイ・シリーズ」がスイッチ部門では世界で初めて国際規格IECQ認証に合格

1988年9月

東京店頭市場に株式を登録

1989年3月

合理化モデル工場として通商産業大臣より表彰を受ける

1992年11月

産業用スイッチの業界で、わが国初の国際規格(ISO9001)を取得

1994年7月

本社業務の玉川工場への統合(1994年3月)を機に本店所在地を東京都大田区より神奈川県川崎市に移転

1995年12月

生産子会社横浜パイオニクス㈱が国際規格(ISO9002)を取得

1998年6月

国際環境マネジメントシステム規格(ISO14001)を取得

1998年8月

生産子会社岩崎マニファクス㈱が国際規格(ISO9002)を取得

2001年7月

中国での組立加工製品の品質管理と当社への製品の販売を目的として香港に子会社として日開香港有限公司を設立

2004年7月

香港子会社、日開香港有限公司にて中国での組立加工及び組立加工製品の品質管理を目的に中国工場を設立

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所へ株式を上場

2009年4月

生産子会社横浜パイオニクス㈱と生産子会社岩崎マニファクス㈱を、生産合理化のため、横浜パイオニクス㈱を存続会社として合併

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場

2012年1月

中国における当社製品の販売を目的として上海に販売子会社 恩楷楷(上海)開関有限公司を設立

2014年4月

商号をNKKスイッチズ㈱に変更

2015年4月

執行役員制度を導入

2015年7月

生産子会社NKK Switches Mactan, Inc.を、日本・中国に続く第三の生産拠点としてフィリピン共和国セブ州に設立

2019年4月

生産子会社恩楷楷開関(東莞)有限公司を、中国での生産体制強化のため中国広東省東莞市に設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2022年5月

販売子会社NKK Switches Europe GmbHを、欧州での販売体制強化のためドイツ連邦共和国ヘッセン州に設立

2023年3月

執行役員制度を廃止

事業内容

NKKスイッチズ株式会社とその子会社9社は、産業用スイッチの製造および販売を主な事業としています。同社グループは、日本、欧米、アジアの3つの主要地域において事業を展開しており、それぞれの地域で特定の役割を担っています。

日本では、NKKスイッチズ自身が産業用スイッチの製造と販売を行っており、NKKスイッチズパイオニクス株式会社が製品の組立加工を担当し、NKKスイッチズへの販売を行っています。欧米市場では、子会社のNKK Switches of America, Inc.が北米で製品を販売し、NKK Switches Europe GmbHがEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域での販売を手掛けています。アジアでは、NKK Switches Hong Kong Co., Ltd.が香港およびアジア地域での販売、恩楷楷(上海)開関有限公司と恩楷楷開関(東莞)有限公司が中国での製品の組立加工と販売、NKK Switches Mactan, Inc.がフィリピンでの組立加工と販売を行っています。

このように、NKKスイッチズグループは、製造から販売まで一貫した事業運営を行い、グローバルな市場でのニーズに対応しています。同社は、特に産業用スイッチの分野で高い技術力と製品品質を背景に、世界各地で事業を展開しています。

経営方針

NKKスイッチズ株式会社は、産業用スイッチの製造および販売を主軸に事業を展開しており、日本、欧米、アジアの3つの主要地域で特定の役割を果たしています。同社グループは、「Great Small Company」という経営理念のもと、顧客の困りごとを解決する真のパートナーを目指しています。2030年のグループビジョンを掲げ、ビジネスモデルを「もの」から「こと」への移行を図り、お客様と心が通じ合う「真のパートナー」を目指す戦略を推進しています。

中期経営計画では、2022年度から3年間の計画に基づき、持続的な成長と積極的な投資を目指しています。「信頼し、信頼される良い会社」を新たな行動理念とし、「信頼」と「納期」を重点テーマに掲げています。これらのテーマに基づき、企業文化の強化と納期の信頼性向上に向けた戦略を実行しています。具体的には、人材に焦点を当てた経営と主要な機構部品技術の内製化、部品調達の安定化に努めています。

同社グループは、経営環境の変化にも柔軟に対応しており、新型コロナウイルス感染症の影響や地政学的リスクなど、外部環境の不確実性にも対処しています。経営上の目標達成には、ROEやROAなどの客観的な指標を用いて、本業での利益追求と事業収益力の強化に努めています。

NKKスイッチズ株式会社は、グローバルな視点で事業を展開し、経営理念に基づいた成長戦略を推進しています。同社グループは、顧客との信頼関係の構築と事業の持続的成長を目指し、中期経営計画を通じて、将来に向けた基盤を強化しています。