デンソーJP:6902

時価総額
¥8.69兆
PER
29.7倍
自動車部品(HVAC、コンプレッサ、エンジンECU等)、非車載事業(バーコードスキャナ、自動化設備等)を展開。

沿革

年月

概要

1949年12月

トヨタ自動車工業株式会社(現 トヨタ自動車株式会社)から分離独立し、資本金1,500万円をもって日本電装株式会社設立

1951年12月

株式を名古屋証券取引所に上場

1953年1月

株式を東京・大阪の各証券取引所に上場

1953年11月

ロバートボッシュ社(ドイツ)と電装品に関する技術導入契約を締結

1959年7月

愛知電装株式会社を吸収合併

1961年11月

品質管理の最高権威であるデミング賞を受賞

1965年5月

刈谷市に池田工場建設(2018年4月 閉鎖)

1967年7月

安城市に安城製作所建設

1968年10月

IC研究室開設

1970年8月

西尾市に西尾製作所建設

1970年11月

株式会社日本自動車部品総合研究所(現 株式会社SOKEN:連結子会社)を設立

1971年3月

米国に初の海外現地法人ニッポンデンソー・オブ・ロスアンゼルス株式会社(現 デンソー・プロダクツ・アンド・サービス・アメリカズ株式会社:連結子会社)を設立

1972年8月

タイにニッポンデンソー・タイランド株式会社(現 デンソー・タイランド株式会社:連結子会社)を設立

1973年2月

オランダにニッポンデンソー・ヨーロッパ(現 デンソー・インターナショナル・ヨーロッパ株式会社:連結子会社)を設立

1974年6月

安城市に高棚製作所建設

1978年10月

小型モータを田中計器工業株式会社(現 当社)に生産委託

1982年4月

三重県員弁郡大安町(現 三重県いなべ市)に大安製作所建設

1984年3月

社会福祉法人太陽の家と合弁でデンソー太陽株式会社(現 連結子会社)を設立

1985年12月

米国にニッポンデンソー・アメリカ株式会社(現 デンソー・インターナショナル・アメリカ株式会社:連結子会社)を設立

1987年2月

豊橋市に豊橋製作所建設

1987年5月

愛知県額田郡幸田町に幸田製作所建設

1990年2月

愛知県知多郡阿久比町に阿久比製作所建設

1990年11月

愛知県愛知郡日進町(現 愛知県日進市)に基礎研究所建設(現 先端技術研究所)

1993年7月

北九州市八幡西区に北九州製作所(現 株式会社デンソー九州:連結子会社)建設

1996年10月

株式会社デンソーに商号変更

1998年5月

オーストラリアにデンソー・インターナショナル・オーストラリア株式会社(現 連結子会社)を設立し、オーストラリアの関係会社を統括

1998年9月

西尾市に善明製作所建設

1998年12月

シンガポールにデンソー・インターナショナル・アジア株式会社(シンガポール)(現 連結子会社)を設立し、東南アジアの関係会社を統括

1999年4月

イタリアのマニェティ・マレッリ社の回転機器事業部門(現 デンソー・マニュファクチュアリング・イタリア株式会社:連結子会社)を買収

2001年3月

イタリアのマニェティ・マレッリ社の空調機器事業部門(現 デンソー・サーマルシステムズ株式会社:連結子会社)を買収

2001年3月

サウジアラビアにデンソー・アブドゥル・ラティフ・ジャミール有限会社(現 持分法適用会社)を設立

2001年7月

チェコ共和国にデンソー・マニュファクチュアリング・チェコ有限会社(現 連結子会社)を設立

年月

概要

2002年11月

国内全14事業所で埋立廃棄物をゼロとする「ゼロエミッション」を達成

2003年2月

中国に電装(中国)投資有限公司(現 連結子会社)を設立し、中国の関係会社を統括

2005年5月

南アフリカ共和国のスミス・マニュファクチュアリング株式会社(現 持分法適用会社)に資本参加

2007年2月

タイにアジアの統括拠点としてデンソー・インターナショナル・アジア株式会社(タイランド)(現 連結子会社)を設立

2009年8月

ロシアにデンソー・セールス・ロシア有限会社(現 連結子会社)を設立

2010年3月

大阪証券取引所(市場第1部)の上場を廃止

2010年11月

アラブ首長国連邦にデンソー・セールス・ミドルイースト&ノースアフリカ株式会社(現 連結子会社)を設立

2011年5月

カンボジアにデンソー・カンボジア株式会社(現 連結子会社)を設立

2017年11月

富士通テン株式会社(現 株式会社デンソーテン:連結子会社)を買収

2018年4月

アスモ株式会社を吸収合併

2020年4月

トヨタ自動車株式会社より主要な電子部品事業を譲り受け、広瀬製作所として始動

2022年4月

東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行

事業内容

デンソー株式会社とそのグループ会社(子会社190社、関連会社83社)は、自動車部品の製造・販売を中心に幅広い事業を展開しています。事業セグメントは、「サーマルシステム」「パワートレインシステム」「エレクトリフィケーションシステム」「モビリティエレクトロニクス」「先進デバイス」「非車載事業」に大別されます。

サーマルシステムでは、乗用車および商用車向けのエアコン、コンプレッサ、ラジエータなどの冷却製品を提供しています。パワートレインシステムでは、ディーゼルおよびガソリンエンジン用の燃料噴射装置、点火製品、排気システム製品などを手がけています。

エレクトリフィケーションシステムでは、電動車両向けのインバータ、DC-DCコンバータ、電池管理システムなどを提供。モビリティエレクトロニクスでは、エンジンECU、車載インフォテインメントシステム、安全システム用のセンサーとECUなどを開発しています。

先進デバイスセグメントでは、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)領域の製品、各種センサー、特定用途向けICなどを提供。非車載事業では、バーコードスキャナ、自動化設備、冷却・空調機器、施設園芸関連製品など、自動車以外の分野にも技術を応用しています。

デンソーは、自動車部品の製造・販売を核としながら、電動化、情報化、安全技術の進化に対応した製品開発を進め、自動車産業だけでなく、さまざまな分野での生活の質の向上に貢献しています。

経営方針

デンソー株式会社は、自動車部品の製造・販売を中心に、幅広い事業を展開しているグローバル企業です。同社は、魅力ある製品を提供し、変化を先取りして世界市場での発展を目指すと共に、自然を大切にし、社会と共生することを経営の基本方針としています。また、個性を尊重し、活力ある企業を作ることも重視しています。

デンソーグループは、「デンソーグループ2030年長期方針」を策定し、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」していただける新たな価値の提供を通じて、笑顔広がる社会づくりに貢献する取り組みを進めています。この長期方針を実現するために、「2025年中期方針」を策定し、人財に主眼を置いた実現力の向上、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、安全/品質、危機管理、収益力向上等の盤石な経営基盤の確立、事業ポートフォリオの変革を通じた新たな価値創出に注力しています。

注力する分野として、「環境」分野では2035年に生産活動でのカーボンニュートラルの実現を目指し、「モノづくり」、「モビリティ製品」、「エネルギー利用」の3つの領域で取り組みを進めています。「安心」分野では、「社会に『安心』を提供するリーディングカンパニー」を目指し、「交通事故死亡者ゼロ」、「快適空間」、「働く人の支援」の3つの領域で取り組みを進めています。

デンソーは、これらの取り組みを通じて、地球規模の社会課題に対応し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。