デンソーJP:6902

時価総額
¥5.9兆
PER
11.2倍
株式会社デンソーは、サーマルシステム、パワトレインシステム、モビリティエレクトロニクス、エレクトリフィケーションシステム、先進デバイス、非車載事業を展開し、エアコンシステムやエンジンECU、電力変換製品などを手がける。

事業内容

デンソーは、サーマルシステム、パワートレインシステム、モビリティエレクトロニクス、エレクトリフィケーションシステム、先進デバイス、非車載事業の6つの事業セグメントを持っています。これらのセグメントは、各地域において製品の製造と販売を行っています。

サーマルシステムでは、エアコンシステムやサーマルコンポーネント、サーマルマネジメントシステムを提供しています。具体的には、HVAC、ベルト駆動コンプレッサ、キャビンエアフィルタ、シート空調、コンデンサ、ラジエータ、電動コンプレッサなどがあります。

パワートレインシステムは、噴射機器やエンジン機器、エレクトリックコンポーネントを含みます。ディーゼル製品やガソリン製品、点火製品、排気製品、可変動弁製品、二輪製品、フィルタ、スタータ、オルタネータなどが主要製品です。

モビリティエレクトロニクスでは、エレクトロニクス、セーフティシステム、音に関連する製品を提供しています。エンジンECU、ハイブリッドECU、BEV ECU、スマートキーシステム、HMIコントロールユニット、画像センサ、ミリ波レーダ、車両接近通報装置などが含まれます。

エレクトリフィケーションシステムは、電力変換や電源制御、パワーモビリティエレクトロニクス、モータに関連する製品を提供しています。PCU、インバータ、DC-DCコンバータ、電池監視ユニット、機電一体型電動パワーステアリング、ワイパシステムなどがあります。

先進デバイスでは、メカトロニクスシステム、センシングシステム、セミコンダクタを扱っています。シフトバイワイヤアクチュエータ、圧力センサ、特定用途向けIC、パワー半導体などが主要製品です。

非車載事業は、FA関連、冷却・空調関係、フードバリューチェーン関連、生活関連、その他の分野にわたります。自動化設備、スポットクーラ、施設園芸関連製品、自然冷媒ヒートポンプ式給湯機、ナンバー検知おもてなしシステムなどを提供しています。

経営方針

デンソーは、持続可能な成長を目指し、環境と安心を軸にした成長戦略を推進しています。同社は、モビリティを起点に、より広い領域で社会課題の解決に貢献することを目指しています。特に、電動車の普及や車の知能化を通じて、環境負荷の低減と安全な社会の実現に寄与しています。

デンソーは、モビリティを通じて培った技術をエネルギー、FA、食農などの幅広い産業に展開し、新たな価値を創造しています。また、半導体やソフトウェアを中心に基盤技術を強化し、モビリティの進化と新たな価値創造を支えています。これにより、持続的な事業成長を図り、多くのステークホルダーに価値を提供しています。

同社は、社会課題の解決と人の幸せ・成長を中長期の経営目的に据えています。環境と安心の2つの軸で価値を提供し、得られた共感が企業の成長を促進すると考えています。この正の循環を通じて、デンソーは事業を成長させ、ステークホルダーに継続的に貢献していく方針です。